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コンセプトは「第3のフィールド」

このたびSunbearsは新しいコンセプトを打ち出しました。

『第3のフィールド』

第3のフィールドって何だ?ーー実は、そう思ってもらうのが狙いでもあります。Sunbearsはチームスポーツ用の練習支援プラットフォームです。まもなく新バージョンをリリースするにあたり、私たちにはSunbearsを新しい観点で表すコンセプトが必要でした。

今回は、私たちのコンセプトについて紹介します。


高校生のつぶやきがヒントに

「第3のフィールド」というコンセプトが生まれた背景には、ある高校サッカー部の生徒のつぶやきがありました。

「自分達もドリルを作ってみたいな」

コーチは、「チームに練習支援ソフトは必要ない」と考えていても、実は生徒たちは「自分たちでドリルを作成してみたいな」、「チームメートとの連携プレーの動きをデジタル上で確認できたらいいな」という思いを抱えていることに気づかされました。

毎日の練習では、選手はコーチの頭の中に描かれたフィールドの世界を、コーチの指示により練習フィールドに投影してチームスキル練習を行います。でもフィールド上での練習時間は限られています。実際の練習が終われば記憶は時間とともに薄れていきます。そしてコーチの頭の中は見えません。

練習フィールド以外で連携のイメージトレーニングができたり、リラックスしながらチームメートとの連携プレーの確認ができる場所。それこそが、Sunbearsが提供しているサービスです。

私たちが気づかなかった生徒たちのホンネ。それを具現化したコンセプトがあれば、Sunbearsに新しい価値が生まれると私たちは考えました。そうして生み出されたのが「第3のフィールド」です。

「第3のフィールド」の概念図

「第1のフィールド」は、コーチの頭の中に蓄積された戦略的ビジョン。「第2のフィールド」は、選手が実際に日々練習しているピッチやコート。「第3のフィールド」は、チーム連携を維持しながら個人が成長できるデジタルプラットフォームです。

すべては質の高い練習のために

私たちSunbearsの存在理由は、「チームスポーツにおいて個々の選手とチームの両方のスキルを向上させ、人間形成やのちのキャリア形成に役立つお手伝いをすること」だと考えています。

そのために不可欠なのが質の高い練習です。

Sunbearsとチーム連携の概念図

質の高い練習は、デジタルプラットフォームという「第3のフィールド」を使えば、さまざまな課題の解決につながります。

例えば

1.チーム連携に必要な、選手一人ひとりの判断力や考える力

動き出しやパスのタイミングなどの連携を、共有のプラットフォームでイメージトレーニングすれば、選手は判断力や考える力を培うことができるだけでなく、チームワークの強化にもつながります。そして実際のフィールド練習にそれを反映させることで、理解度をさらに深めることができます。

2.監督やコーチが頭の中に持っているたくさんの練習メニューや戦術のアーカイブ化

多彩な練習メニューや戦術を頭の中に置いておくのはもったいなくありませんか? これらをデジタルプラットフォームにデータとして蓄積し整理すれば、いつでもどこでもそれを引き出して知識の共有ができます。そしてコーチは自分の戦術システムや指導メソッドを次の50年、100年先まで引き継いでいく。あるいは次世代の指導者にアップデートしていってもらう。そんな知識のアーカイブ化がこのプラットフォームなら実現できます。

3.トレーナーやマネジャーといった他のスタッフが必要とするデータ主導の情報や業務効率化の方法

第3のフィールドの包括的な機能は、選手のコンディションやパフォーマンスをモニタリングするトレーナーにとって、最適なトレーニングやけがを予防するためのデータ主導型の意思決定を行うのに向いています。

また、煩雑な管理業務に頭を悩ませているマネジャーにとっては、業務を効率化することでチーム運営を円滑にし、貴重な時間をチームの戦略や育成に集中させることができます。

「第3のフィールド」の価値とは?

練習というプロセスを通じて学ぶものは大きい

では、「第3のフィールド」Sunbearsの価値とは何でしょうか? それは巷にたくさんあるチーム管理ソフトウェアやアプリとの違いで説明できます。

一般的にチームマネジメントを目的としたソフトウェアやツールのほとんどは、選手個人のフィットネスレベルを向上させたり、スキルアップを目指すもので、パフォーマンスの分析や試合の分析に特化しています。

Sunbearsはプロセスとしての練習にフォーカスします。練習は結果につながる大切な過程だからです。そこでは個のスキルとチームの意思統一の両方において、チーム内連携が向上していくものであるべきと考えます。

練習はまた、チームメートとの連携を育み、一人では味わえない新たな感動や共感、自信を選手にもたらしてくれる大切なプロセスでもあると私たちは考えます。

もう一つ、Sunbearsが一般的なパーソナルアプリとは異なるのは、組織の中で個を伸ばし生かすためのグループウェア構造を持っている点です。一人ひとりの選手に向けたものでありながら、より組織活動に適した実用性。Sunbearsは今までの製品やサービスが解決してくれなかった、個とグループの連携を再構築します。

他のソフトやアプリとの違いを考えることで、「第3のフィールド」Sunbearsの価値が浮かび上がってきました。

次なる目標はデジタルトラッキング

デジタルトラッキングによるデータ測定とAI活用を目指す

「第3のフィールド」Sunbearsが目指す次のステップは、選手の動きをデジタルトラッキングし、活動をそのままデータとして保存することです。

現在スポーツ界では動画分析が盛んです。大きなリーグやプロのチームでは個々のプレーを振り返ったり相手選手の情報収集など、予算をかけて動画分析を活用できるでしょう。強力なツールには違いありませんが、動画ファイルにはストレージの問題があります。ファイルサイズが大きくなれば必然的にストレージも大きくしなければならず、それがコストに反映されます。

デジタルトラッキングであれば、ストレージのサイズが小さくて済みます。加えて加速度などの強度に関わるデータが計算でき、練習負荷の予測につながれば、けがの防止にも役立ちます。

Sunbearsが考えるデジタル化の本質はシミュレーションです。3次元空間でのシミュレーションにCADを使っている建築業界を思い浮かべてください。デジタル上にCADで建築物を描き、地震に耐えられるかシミュレーションするなどは最も特徴的な利用方法です。

Sunbearsもデジタルトラッキングで選手の動きをデジタル化し、加速度や動き出しのタイミング、それぞれの局面において選手目線で周りの景色がどう映るかなどを再現します。さらにはシミュレーターで理論上の理想の動きと実際の動きを比べて、相手や自分の動きの癖を見つけたり、学習する。AIと合わせて、シミュレーションの精度は高くなり、最適なアドバイスもできるようになるはずです。まさに将棋の世界がそうであるように。

ただ将棋と比べてスポーツが難しいのは、自分で自分の体の動きを制御するために、筋力や柔軟性、そして自分を第三者的に眺められるメタ認知の能力が必要な点です。そこにゲームソフトで遊ぶだけでは得られない、自己コントロールや、現実世界との葛藤を乗り越える力、相手を思いやる心へつながる教育の可能性があると考えます。

『シミュレーションは、正解のない時代に、何度も失敗を繰り返して学んでゆく教育の大切な要素だと思います。そのためにSunbearsと、それを作っていくチームが存在するのです。』

広浦 雅敏(エフビートライアングル社 代表取締役)

「第3のフィールド」Sunbearsはこれからも個人とチームに寄り添って課題解決に取り組み、学びの機会を創出していきます。

すべては質の高い練習のために。

文・久保田久美
編集・翻訳者/サポートスペシャリスト
Sunbears マーケティングチーム

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