建築積算入門 中間階床断熱材
断熱材について、まずはこちらの記事をご覧ください。
1F床の断熱材の積算についてはこちらの記事をご覧ください。
中間階床とは
中間階床とは、二階建ての住宅でいう
二階の床
三階建ての場合は二階、三階の床 のことをさします。
では、中間階床の床断熱材の必要な範囲を見てみましょう。
中間階の床断熱材
二階建ての場合
まずは二階建ての場合
二階床面積 - 外気に接する床 = 中間階床断熱材の必要な面積
外気に接する床とはこの図でいうところの青い線のところです。
一階よりも出っ張ってる二階の床です。
二階の床全体から 外気に接する床(青)を引いた黄色い線の面積が
二階の床断熱材が必要な箇所です。
三階建ての場合
三階建ての場合は
二階床面積 + 三階床面積 - 外気に接する床 = 中間階床断熱材の必要な面積
この図でいうと
二階の床(黄色)+三階の床(青・赤)- 外気に接する床(青)
=中間階床断熱材の必要な面積
ということになります。
平面図からみる
1F
2F
1Fに2Fを重ねてみましょう。
赤い線が2Fの外周ラインです。
青く囲んだ箇所が、外気に接する床です。
2Fの床面積が45.959㎡
外気に接する床が5.072㎡
二階床面積(45.959㎡) - 外気に接する床(5.072㎡) = 中間階床断熱材の必要な面積(40.887㎡)
中間階床断熱材の必要な面積は 40.887㎡ となります。
建築積算に興味をお持ちの方へ役立つ記事を掲載していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。