見出し画像

建築積算入門 石膏ボード



石膏ボードとは

石膏ボードとは、石膏を主な成分とした素材を板状にして、紙で巻かれています。
一般的に壁・床・天井に使われる建築材料。
耐震・遮音・耐火の役割のほか、クロス下地としての役割もあります。
プラスターボードともいい、図面などではPBと表記される。
結晶水を多く含んでいて、火に触れると結晶水が蒸気として空気中に放出されるのに伴って熱を吸収します。

石膏ボードの種類

主なメーカー・・・吉野石膏・チヨダウーテ

※吉野石膏の場合
・凡用石膏ボード(タイガーボード)
最も標準タイプの石膏ボード

・強化石膏ボード(タイガーボードタイプZ)
耐火性能を強化した石膏ボード。
石膏の芯にガラス繊維を加えることで、 ポートタイプ加工 耐火性能をUPさてている

・吸放湿石膏ボード(タイガーハイクリンボード)
ホルムアルデヒドを吸収・分解する機能を持つ石膏ボード

・防水処理石膏ボード(タイガー防水ポード・タイガー不燃防水ポード)
防水処理を施した石膏ボード。湿度、温度による伸縮、変形が少ない。

・超硬質・高強度石膏ボード(タイガースーパーハード)
耐荷重が通常の約2倍、表面の硬さが通常の約4倍

・耐力壁・耐震壁用(各種施工方法で高い倍率)石膏ボード(タイガーグラスロック)
ガラス繊維入の石膏ボード。
従来の石膏ボードと比べて格段の「柔剛性」「粘り強さ」を持つ。

・丸孔あき・吸音天井ボード(タイガートーン)
石膏ボードに整列に小孔をあけて、中・低音に優れた吸音効果を発揮。

・磁石がつく石膏ボード(タイガーFeボード)
壁に磁石がつくので、掲示物の取り付け、取り外しが簡単にできます。クロス・ペイント仕上げの上からでも掲示物の取り付けが可能です。

石膏ボードの規格

石膏ボードのサイズは様々な規格があります。
最も一般的なサイズは、910mm × 1820mmのサイズです。
910㎜×1820㎜が3尺×6尺の長さであることから、「サブロク板」と呼ばれます。

606×1,820(2×6版)
910×1,820(3×6版)
910×2,420(3×8版)
606×2,420(2×8版)
910×2,730(3×9版)
910×3,030(3×10版)
1,000×2,000(メートル版)
1,220×2,440(4×8版)

石膏ボードの厚み

石膏ボードの厚みは年々厚いタイプの製品が多く使われてきています。
厚さは9.5mm、12.5mm、15mm、21mmと4種類の製品があります。
ここ最近の統計では12.5mm以上の石膏ボード製品比率が67%になっています。

石膏ボードの端部形状

石膏ボードの端部形状には、「スクエア」と「べベル」と「テーパー」があります。
スクエアエッジは面をとっていないので、継ぎ目にヒビが入りやすい。
現在はベベルエッジが主流で多く使用されていて、面取りがされている為ヒビ割れの防止になる。

建築積算に興味をお持ちの方へ役立つ記事を掲載していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

お読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?