建築積算入門 玄関部材(玄関造作材、床造作材)・床見切
玄関造作材
①使用箇所と一般的なサイズ
上り框(玄関框)
90 x 150, 105 x 150, 105 x 180
バリアフリータイプ
90 x 120, 75 x 120, 70 x120
玄関幅木(付框、付巾木)
30 x 150, 29 x 150
バリアフリータイプ
30×120
リフォームタイプ/L型(框・巾木兼用)
t112.5 x 105 x 150, 90 x 150, 90 x 165, 5, 100 x 165
床見切材(13x40等、アパート等の段差が少ない場合)
R框
※長さ 1950~2000 または 2950~3000
②材質
無垢、集成材、貼り物(突き板・シート)など
③積算のポイント
1.色柄
原則としてフロア材と同じ樹種・色柄・仕上のもの (メーカーが推奨する対応品)を選ぶ
2.適材適所
原則として玄関幅木材を上り框部に使用しない。 (玄関幅木は上り框のように厚い単板でなかったり、 框としての性能を考慮して設計してないメーカーが多いため)
3.原則として、途中で接がないように割付する。
3Mを超える箇所で、メーカーにより対応が可能であれば特注とする。
床見切り
①使用条件
・床に段差がある場合
・床仕上げ材が異なる場合
・同種の床仕上げ材で、貼り方向が変わる場合
※但し、建具下で四方枠(引き戸敷居・引物入下枠・防音ドア・和室ドア等)の場合は不要
②材質・断面形状
無垢、集成材、樹脂製、突き板貼り、スチール、アルミ・・・
断面形状(四角、ツバ付、台形、T型、L型・・・)
③積算のポイント
1.色柄
床色合わせが一般的だが、仕上げ表等による。
2.適材適所
床の種類を考慮して、形状・材質等を選ぶ。 タイルの時、カーペットの時、畳の時・・・ 施工後の納まりを考えた、厚み・形状とする。 化粧シート造作材は、本来は使用しない。
3.床と建具のメーカーが異なる物件で、拾い漏れないよう注意する。
建築積算に興味をお持ちの方へ役立つ記事を掲載していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。