世界の解像度を上げる
基本的に解像度が低いままで生きられるほうがラクですよね。
僕は目がとてつもなく悪く、コンタクトを外すと世界全体の解像度がめちゃくちゃ下がります。全てのモノが色と光くらいにまで分解されて意味を失ってしまう。
最近、西粟倉村では何故か「縄文人のように生きるには」などの議論が行われているけれど、僕はコンタクトが乾いた時点で即死だな…と思いながら聞いてます。
多分、解像度がめちゃくちゃ下がった状態でも生きていける世界の方が優しい。眼鏡がなくても生きていけるなら、それに越したことはないハズ。超バリアフリーな世界。
でも、もし仮に眼鏡ナシで何不自由なく生きていけるような世界になったとしても、たぶん僕はコンタクトを入れて過ごす時間を持ち続けるでしょう。その方が楽しいから。
解像度を上げるのって、わりと楽しいことが多いんですよ。僕が持つ感情の中には、何かを分かるようになることで得られる種類の楽しさというものが確実に存在している。
じゃあ何でもかんでも解像度あげればいいか、というとそうでもない。人間のエネルギーと時間には限界があって、すべてのことを解像度高く理解しようとすると人生が足りない。
結局バランスだよね…という当たり障りのない結論になります。「なんか疲れてるな」という時は世界の解像度を下げて、「なんかつまんないな」という時は上げて…とコントロールできるようになりたい。
最近僕の中で解像度が上がりつつあるのが鳥類です。西粟倉村民のみんな、鳥はいいぞ。通勤および退勤途中だけで普通に十数種類くらい出てくるので楽しい。
この数週間で鳥類の解像度が「黄色い鳥」から「キセキレイ、主食は虫」くらいまで上がった僕から、西粟倉で通勤中によく見かける鳥の名前と覚え方をお伝えします。
これだけ覚えてれば村内で普通にでくわす鳥の8割は言えるようになる!
キセキレイ
腹だけ黄色い鳥がいたらだいたいキセキレイ氏。セキレイ系は飛ぶときに4回くらいはばたいて、その後に翼を畳んでスィーっと滑る。
ハクセキレイ
おなじセキレイ系なんだけど、灰色っぽいのは大体ハクセキレイです。地面をよく走る。3種の中でいちばん飛ぶのを渋る気がする。
セグロセキレイ
しっかり黒ければセグロセキレイ。もっと細かくいうと、ほっぺたまで黒ければセグロ。セキレイ3種全部どれも村内で気軽に発見できます。
スズメ
さえずりが濁ってるので判別できる、と知ってなるほどーとなった。「ジュッ」みたいな。ほっぺたに黒い丸みたいなのがあればスズメ氏。
ホオジロ
スズメに似てるけど、隈取りみたいな模様があるので判別できる。わりと高いところで誇らしげにさえずるので発見しやすい。さえずりも独特。
カワラヒワ
村内でクチバシが黄色い小鳥はまずこいつを疑う。リリリという鈴みたいな声と、ギュイーみたいな声。高めのところにいる。
イソヒヨドリ
村内でスズメ系よりちょっと大きめ、ただしカラスやトビなどではない…というとイソヒヨドリ氏が多いです。オスは腹が赤くてわかりやすい。
ツバメ
気にするようになって、初めて鳴き声がうるさいことに気づいた。尻尾のところが短かったり、喉が白かったりするとイワツバメという別の種。
あとはカラスとトビ。カラスの同定はまだあんまりできません。ハシボソガラスが多い気がする。今日の記事はこれらの鳥をのせたかったから書いた説が濃厚。間違ってたらごめん、優しく教えてくださいね。
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