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【講演報告】『Web担当者Forum ミーティング2014秋』
コンテンツマーケティング
2014.11.25
2014年11月13日〜14日に東京コンベンションホール(中央区京橋)で開催された「Web担当者Forum ミーティング 2014 秋」でイノーバCEO 宗像淳が講演し、約150名が聴講しました。
講演
「広告からの脱却!新規顧客の50%を獲得できるコンテンツマーケティングとは?有益性と3つの成功ポイント」
「Web担当者Forum ミーティング 2014 秋」は、日本のWeb担当者さんに「参考になる」「役に立つ」情報をお届けするイベントです。今回は、「リスティングなどの広告依存からの脱却」をテーマに、コンテンツマーケティングのメリットや参考事例、取組みのポイントを紹介しました。
【講演内容】
1.コンテンツマーケティングとは?
2.コンテンツマーケティングに取り組むべき理由
3.事例×施策
4.コンテンツマーケティング成功の秘訣
1. コンテンツマーケティングとは?
従来のマーケティングとコンテンツマーケティングの違い
◆従来のマーケティング
・商品じたいを売り込む
→ 情報の氾濫により、売り手都合のタイミングで発信する広告はユーザに 届きにくくなっている
◆コンテンツマーケティング
・ユーザが興味を持つコンテンツを見つけてもらう
→ユーザが必要とするタイミングで課題を解決する商品を見つけ、検討し、購入にいたる
2. コンテンツマーケティングに取り組むべき理由
少ない投資で始められる
リスティングなどの広告は、広告費の規模に応じた集客ができるが、常に費用をかけ続けないと効果が得られない。コンテンツマーケティングでは、コンテンツが蓄積し資産となり、ROIが低下する。ソートリーダーシップ
商品や業界の情報や考えを発信することで「その業界で一番/重要な存在だと思われる」。商品の詳しい使い方やトレンド情報を提供すれば、価格よりも質やサービスを重視する良質な見込みユーザを獲得し、長期的なファンを作ることができる。まだ顕在化していない市場を攻略できる
広告が獲得できるのは、既に企業や商品を具体的に知っている顕在ユーザのみ。コンテンツマーケティングでは顕在ユーザよりはるかに数が多い「解決したい悩みはあるが解決方法(商品・サービス)を認知していない」潜在ユーザにアプローチできる。
3. 事例×施策
【海外事例】mint.com https://www.mint.com/blog/
【海外事例】SalesForce http://www.salesforce.com/uk/socialsuccess/
【国内事例】Oh My Glasses http://www.ohmyglasses.jp/blog/
【イノーバ事例】Live Commerce http://www.live-
.com/ecommerce-blog/
・リスティング広告依存からの脱却を実現
・外注と内製で役割分担し、円滑なコンテンツ制作を実行
・「集客」から「顧客化」までをコンテンツマーケティングで実践
・成果: トラフィック 250%UP, コンテンツ経由の顧客が50%に, メルマガ 登録50件/日
4. コンテンツマーケティング成功の秘訣
コンテンツ中における、商品・サービス売り込みは原則NG
ユーザー視点にたった記事執筆
自社販売視点でのポジショントークではなく、ユーザーに対してフラットかつ中立な立場で
1記事あたり5時間~10時間程度の執筆時間を確保
妥協なきレビューに対して、妥協なき改善を。一定のクオリティに満たない場合には公開時期を遅らせてでも質にこだわる
上記を満たそうとすると3000〜5000文字の記事になることが多い
コンテンツ=資産。大事なのは継続すること。
まとめ:コンテンツマーケティングは「マラソン」です
コンテンツ制作は大変です。ブログを書くのに時間がかかります。僕自身も自分でブログを書いてきて大変さと効果の両方を実感しています。今回紹介した成功事例の企業も時間をかけて記事を貯めてきました。マラソンを走り続けることが難しいために、効果が出ると他社が追いつけない圧倒的な強さになります。
・Google,Yahoo!検索からの集客
・ユーザからの信頼
・ソートリーダーシップ(Thought Leadership)
・ブランド
・サービスを理解して買ってもらう仕組み
が相乗効果で出てきます。
たくさん書くことが難しいと感じるなら、最初は本数は出さずに週1本、2週間に1本のペースでかまいません。自社のサービスに共感してくれるユーザと出会い関係を作るために、ぜひコンテンツマーケティングを始めてください。