巷にある「●●でんき」電気料金の解体新書
あらゆる固定費を最小限にカットして暮らす事が真のミニマリズムだと思いながらかれこれ7年くらい経つ。
自分の身の回りにある消耗品、例えばシャンプー、ボディソープ、洗剤、ティッシュ、トイレットペーパー、クイックル、アルコール除菌…etcといった類の物はそれぞれ1プッシュ単価や1枚単価、1m単価を計算して納得した価格感の商品をヘビロテする様にしてる。
そうすると身の回りに掛かるコストが最小限に抑えられ、必要な物だけを買う事になる為必然的に身の回りの物が最適化されていき結果的に物が少なくなるという僕なりのミニマリズム理論だ。
今回はその中でも、インフラの1つである電気料金に触れていく。
スマホやネットなども勿論やっているが、昨今の電気代値上がりの情勢も受けて電気料金を気にしている人も多いのではないかと思い題材にした。
結局どこの電力会社が安いのか。
これは「個人のライフスタイルに尽きる」というのが回答だ。
リアルな事だがそんな回答だと面白くないのでちょっと具体的に掘り下げてみる。
例えば僕は1人暮らしの会社員で毎日の送り方は大体こんな感じである。
・月〜金:オフィス出社(週1リモートワーク)
夏冬は冷暖房をフル稼働しており、外出時も付けっぱなしにしているので7、8月と12、1、2、3月の電気代は比較的高め。
帰って電気を付けてる時間は3〜5時間ほどで食洗機は2日に1回程度、洗濯は週に2度回し浴室乾燥機も週2で使っている。冬場はケトルの使用もほぼ毎日。
・土日:外出が多い
電気を付けてる時間は5時間前後。
実際の電気代はこんな感じだ。
電気代は翌月払いなので4〜6月は稼働させない事から5〜7月の電気代は比較的安め。
9〜10月も同様に稼働させない為、翌月の10〜12月も4,000円を切る程度の金額だ。
12〜2月は跳ね上がった。想定外だった。。
果たしてこれは安く使えているのだろうか?
身の回りの固定費から変動費を常に最適化したい僕は表面だけの数字を見るのには飽き足らず、1kWhに対しての単価に着目した。まさに冒頭でも記した消耗品と同じ計算である。
そもそも電気代がどういう風に成り立つのかという点からだ。
かなりシンプルである。
これとは別に「燃料調整費」と「再エネ発電賦課金」があるが足したり引いたり複雑になるのと基本料金と電力量料金に比べて電気代ウエイトがない謂わばチップみたいなものなので今回割愛させて頂く。
よく巷にある「●●でんき」といったサービスは基本料金と電力量料金に対して値引きを掛けて業者ごとに料金設定をしている。
さらに簡単にいうと、料金体系は2パターンに分けられる。
プラン設定が異なるのは基本料金と電力量料金なので実にシンプル。
今回ピックアップする電力サービスは下記2つだ。
・東京電力エナジーパートナー(以下東電EP)
・楽天電気
まず東電EPから。
これが実際の明細データだ。数字アレルギーがある人は赤文字の箇所だけ見てほしい。
各項目の計算内訳は以下。
基本料金858円+電力量料金1928.36円
=電気代2786円
東電EPの特徴は19.88円という単価の安さ。
これに対して楽天でんきは、、
電力量料金の単価が26.50円。
東電EPよりも7円高い。
だけどその分基本料金は掛からない。東電EPは858円確実に発生するので長期間家を空けるなら確実に楽天でんきの方が得だ。
ではなぜ楽天でんきに変えたか。
楽天で使ってるインフラは光とモバイル、ガスがある。
それで一括にまとめたという訳だ。7円も単価上がるのにそれだけの理由で?と思う方もいるかもしれないが東電EPには少しカラクリがある。
もうここまでで数字と文字の羅列でお腹いっぱいかもしれないがもうちょっと付き合って貰えると嬉しい。。
もうここからは簡潔にいく。はい、どーん!
単価変動が注目ポイントだ。
電力量料金が120kWhを超えると楽天でんき(単価@26.50円)と殆ど変わらない単価@26.46円となる。
更に冬場のようにMAXで480kWh使った時などは181〜480kWh分の単価は@30.57円となる。
楽天でんきは単価変動がない。
つまり僕のライフスタイルでは楽天でんきの方が合っているという結果が分かった。
長くなってしまったので次のnoteに1年間の使用量の詳細を公開する。
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