公から民へ
民間企業へ転職しました
実は2023年度3月付けで市役所を退職し、4月よりとある民間企業で働いています。
自治体の仕事はやりがいに満ち溢れていて、様々なスキルが身につく(はず)の環境であることは重々承知しています。
しかし、一方で閉鎖的な面もあり、このまま在籍し続けていたら、感性が鈍くなっていくだろうと感じていたため、一度外に出てみようと思って飛び出してみました。
転職を決意した理由
決意をした理由は3つあります。
1.時間を奪われていることに気づいた
2.民間企業で通用するのか腕試ししたかった
3.実は公務員コンプレックスがあった
1.時間を奪われていることに気づいた
公務員は3〜5年程度で異動があります。
私は異動先で、自分の介在価値を提供し、異動先部署の業務を効率化・質向上させることを常に心がけてきました。
しかしながら、自分が頑張れば頑張るほどサボる人が増えるだけなんじゃないか?と思うことが増えてきました。
税金の重みはものすごくわかっているので、(良くないことですが)全ての残業をつけることはありませんでした。
自分の時間は、サボる人たちに搾取されていたんだなと思うようになりました。
それであれば、自分の頑張りが利益に繋がるような環境に身を置こうと思いました。
2.民間企業で通用するか腕試ししたかった
市役所1年目の頃に、「先輩たちはものすごくアナログで、教えてもらうだけじゃ成長できない」と危機感を覚えた記憶があります。
異動先でしっかりと自分の価値を提供できるように、業務に直接関係ないものの今後必要になりそうな知識はインプットするように心がけてきました。
しかし、民間企業で働く同級生たちを見てみると、先輩や上司に教わる情報の質が高い上に、自分よりも給与が高いため、少し嫉妬していました。
なので、当時のモチベーションとしては、「民間企業の同級生に負けない!」でした。
その結果、(恐らくですが)基礎的なスキルは民間企業でも通用するであろうレベルまで達することができたと実感することができました。
そうなると、本当にそうなのか検証したくなり、民間企業に挑戦の場を移してみたいと思いました。
3. 実は公務員コンプレックスがあった
皆さんは公務員に対してどんなイメージがありますか?
私は意外と公務員という立場に誇りを持てていないのです。
業務の幅広さや難しさは市民には理解されずに、「俺たちの税金で働いてるんだから、何でもかんでもミスなくできて当たり前だろ」というような目で見られていると感じていました。(行政の無謬性)
確かに、ガラパゴスでイケてないと思うこともあったのですが、民間企業を知らない自分からすると、正しく判断することもできないもどかしさがありました。
定年まで公務員のキャリアだった場合、コンプレックスを抱え続けながら、働くことになるため、絶対に後悔するだろうと思いました。
少なくとも走馬灯に「転職しておけばよかったなぁ」とよぎることがないようにしたいと思いました。
おわりに
民間企業へ転職してみて感じたことは、やはり頑張っている公務員は給与が低すぎると思いました。優秀な公務員は民間企業での働き方でも難なくこなすことができると思います。
今後ここらへんも詳しく記録を残していけたらと思います。