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かけがえのないもの

今日も傾聴における〈一致〉について深めていきます。

久しぶりの投稿です。皆さまお元気でしたでしょうか。

とその前に、いつもの…

〈一致〉とは・・・『セラピストはクライエントとの関係の中で自己の内的な体験に気づき、ありのままの自分でいようとする。つまり、関係の中でセラピストが体験していること(体験レベル)と、意識していること(意識レベル)とが一致しているということである。』

短くまとめると、体験していることと意識していることが一致→『ああ、私は今、こんな風に感じているんだなあと、自分を認識すること』これが〈一致〉なのかなと私は思っています。

〈一致〉の概念について、以前からわかりにくいと専門家の間でも論議があるようです。

解りにくい理由のひとつとしてよく言われるのが、《一致》は治療者Therapyst〔Th〕個人の感情に注意を向けるものであり、その意味で他のふたつの”中核条件”、すなわち《共感的理解 emapthic understanding》《無条件の肯定的配慮 unconditional positive regard》とはThの注意の向け方が相反するのではないか、ということである。要するにクライエント〔以後Cl〕に受容、共感しながら同時に自分自身の感情に正直であることなど可能なのか?と思えてしまう点である。

傾聴の三大要素は受容、共感、一致とされています。

専門的用語を使うと下記のとおりです。

《無条件の肯定的配慮 unconditional positive regard》

《共感的理解 emapthic understanding》

《一致 Conguruence》

それに関して、ロジャース(1966)は《共感》と《受容》が仮面でなく真実であるために《一致》が必要だ、と言っており、この二条件の質を下支えする条件として《一致》を位置づけている。

ロジャースさんはいちばん《一致》を大事にされていたそうです。

来日時での講演でも《一致》がいちばん大切ですよ、仰っています。

ぜひ、リアルで聞きたかったです。

《一致》があるからこそ《受容》と《共感》が生きてくるのですね。

【今日の気づき】

《受容》《共感》《一致》全てそろって傾聴となる。

どれが欠けていても成り立たない。

この記事を書いているうちに、私は『人の役に立つ傾聴』をしたいことが

わかってきました。

そうなれるように、理解を深め、

できることから実践していきたいなと思いました。

次回は《一致》からの「伝達」について深めていきたいと思います。

今日も読んでくださりありがとうございました。

※引用は全てロジャースの中核三条件〈一致〉村山正治 監修 創元社 よりです。

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