見出し画像

OGBS2024に出展して(前編)

2024年9月25日・26日の2日間開催の
オーダーグッズビジネスショーに出展しました。

この記事は、これから何かの展示会に出展しようとしている方に向けて、少しでも参考になればいいなという気持ちで書いています。私もたくさん過去の参加者さんの投稿を読んで、ブースの写真を参考にさせていただいてこれまでやってきましたので、「先輩に教えてもらった恩は後輩に返す」互助の精神でやっていきたいなと思います。
そんなわけで、何を用意していくらかかったのか、費用面の話がメインになります。

設営完了したブースの様子

オーダーグッズビジネスショー(以下OGBS)は公式サイトによると日本最大・スタンプビジネスとウエアプリント、オリジナル&SPグッズの商材&製造機器が一堂に集う展示会とのこと。印刷機のEPSONやミシンのbrotherなど様々なグッズ製作に関する企業が出展する展示会です。その中にクリエイターゾーンという、イラストレーターやデザイナーなどクリエイターが参加できるブースが少しあり、今回そちらに出展しました。
OGBS公式サイトはこちら→https://ogbs.jp/

イラストレーターが参加する展示会といえばクリエイターエキスポ(以下クリエポ)が有名ですが、平日3日間開催でかなり高額なクリエポ(資料請求しないと出展料わからないのですがXで検索したところ来年は175000円、また190000円という情報がありました。税込みで19万ということかな?)に比べて、OGBSは平日2日間開催、税込み31900円と出展しやすいお値段。
しかしやはり規模や来場者数がぜんぜん違うし、クリエイターが主役のクリエポに対してOGBSはグッズ製作関連の企業がメイン。正直にお伝えすると、クリエポと比べるとパンフレットを受け取ってくださる方が少なくて自己肯定感がゴリゴリ削られたりもしました。けれど一緒にお仕事したいと思える企業様と名刺交換できたこともあり、どちらが良いとはなかなか言えません。
私はイラストレーターの友人が数年前OGBS大阪に出展して仕事に繋がった話を聞いていたこと、また別のイラストレーターの友人ito ayaさんが今回参加すると聞いたのが出展の決め手になりました。
余談ですが、ayaさんは今回のOGBSに出展した後11月開催のクリエポにも出展されるそうです。パンフレットやタペストリーなどせっかく作るのだから、どちらも出た方が無駄がなくていいなぁと思いました。

さて今回、どんなものを準備したかですが
①タペストリー
②8Pのパンフレット
③名刺
④ポストカード用ラック
⑤雑貨用のラック
⑥机に敷く布
⑦キャッチコピーの文字パネル
⑧Tシャツ
⑨スマホストラップ
⑩その他こまごましたもの
となります。
すでに作ってあったオリジナルグッズ(ポストカード、アクリルキーホルダー、缶、マスキングテープ)は勘定に入れず、今回出展のために新しく用意したもののみ計算していこうと思います。

①タペストリー
Xで検索したところ「No.1幕で作った」、「No.1幕が良かった」というつぶやきが多かったので私もNo.1幕さんにお願いしました。サイトを見るとトップページに作りたい幕の大きさを入力するだけで見積もりができる機能があり、わかりやすくてありがたかったです。
私は1m×1mで上下に棒があるタイプにしました。布の種類はトロマット。金額は2,750円でした。もっと高いのかと思ったら意外とお手頃価格。会場ではS字フックを背板にひっかけてタペストリーを吊るしました。
No.1幕さんのサイト→https://no1maku.com/

自宅で壁にかけてみたところ

②8Pのパンフレット
当初はA4サイズで作ろうとしていたのですが、いざ編集してみるとA4って…なんか…大きいなって…。A4であった方がいろんな書類やファイル等とサイズが揃って管理しやすいとは思うんです、だからポートフォリオやパンフレットはA4で作るべきだとは思うのですが…何故だかA4だとうまく作れず半分サイズのA5になってしまいました。
今回はオーダーグッズのビジネスショーなので「自分の絵を見てほしい」ではなく「私に依頼するとこんなグッズが作れますよ」という見本帳になるように心がけて作りました。グッズをどう見せるかは文房具特集の雑誌などを読んで参考にしました。

パンフレット表紙

印刷は東京カラー印刷さんで500冊19430円でした。フルカラー左綴じ、用紙はマット110kg。過去にクリエポでもらった他のイラストレーターさんのパンフレットをよくよく見て「紙は少し厚い方がいい」など良いと感じた点をいくつか取り入れました。
東京カラー印刷さんは早くて安くて、実家の園芸店の広告を作る際にいつもお世話になっています。今回初めて冊子の印刷で利用しましたがPDFを1枚に統合した状態で入稿せねばならず、初めてのことで少し手間取りました。検索したらやり方も出てきたので事なきを得ましたが、〆切ギリギリだったので少し焦りました。
私はあまり積極的にパンフレットをお渡しする方ではないのですが「来場者全員に配るぞ!」という人はもっと印刷してもいいのかもしれません。400冊でもいいかなと思ったのですが…東京カラー印刷さんの印刷料金表を見ると、100冊刻みで、400冊と500冊の違いは700円です。700円ぐらいなら大は小を兼ねるで500冊でいこうと判断しました。
東京カラー印刷さんのサイト→https://www.tcpc.co.jp/

パンフレット中身。モックアップ中心に掲載。

③名刺

ついに入れたQRコード!

名刺の印刷はグラフィック印刷さんにお願いしました。ひとつ前の名刺は、急に名刺が必要になりあまり考えないでササッと作ったものだったのですが…ペラペラで…お渡しするたびにペラペラで恥ずかしい!と思っていました。それで今回はちょっと奮発して、良い紙使っちゃうぞ〜!とはりきってアラベール ホワイト160kgにしました。が。夫に「厚くて良い紙にしたのよ〜」と見せたところ「えっペラペラじゃん!もっと良い紙にしなよ!」と言われてしまいました…。わたしゃしがないフリーランスなのでな…会社員の夫の名刺はもっとしっかりしていました…。名刺は展示会が終わっても使うものなので少し多めに600枚印刷し8020円でした。

名刺裏面

④ポストカード用のラック
実はいままでイベント出展のたびに段ボールを絵の具で塗るなどして手作りしていました。何故なら段ボールだと会場で捨てて帰れるから!
しかしイベント出展も回数が増えてくると、毎回塗るのがしんどくなってきて…この絶妙な色合いに仕上げるのが、けっこう時間がかかるんです。

何度も重ね塗りをして好みの質感に仕上げていました。
値段を直接書き込んだり
塗らずに段ボールのままだったり。
裏にも段ボールで支えを作ってあって自立します。

それで今回、見栄えを良くしたいしちゃんとした既成のものを使おう!と思ったのですが…卓上で使えるポストカードラックって本当に少ない。良いなと思った海外製のものは届くまで1ヶ月ぐらいかかる。さらにこだわりたかったのが、下段のもので上段が隠れるのは嫌だ!ということ。階段状のラックだとどうしてもポストカードの絵柄が一部隠れてしまいます、これが嫌で。
ポストカード全体がちゃんと見えるように並べられる、6種類ぐらい並べられる、コンパクトにたためて持ち運べる、自立する。この条件を満たしてくれる奇跡のアイテムを見つけました…!

Creemaで木工品作家のどんこさんが受注製作されているこちらの棚です。まさに欲しかった理想の棚でした!受注製作のため2週間程度要しましたが、スケジュール的には余裕があったので安心して頼めました。4000円に送料1500円が加算され5500円でした。
今後もいろんなイベントで大活躍しそうです。

⑤雑貨用のラック

IKEAのサービングトレイ フルペッカドです。普段使いもできそうで嬉しい!IKEAファミリー価格で1999円でした。

前編のまとめ

10項目の内⑤まで紹介してみて、長文すぎて自分でもびっくりしています。前編後編にわけます。
最後に、2014年に初めてクリエポに出展したときの写真を発掘したので恥ずかしながら掲載します。
今回のOGBSでのブースと比べていかがでしょうか?今回のほうがだいぶスッキリまとまったブースになっているんじゃないかと思います。

2014年クリエポでのブース
2024年OGBSでのブース

えっもう10年経つの…?!月日の流れが早すぎて恐ろしいですね…。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
後編もお楽しみいただけると幸いです〜!
ではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?