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OM SYSTEM OM-1MarkII でマニュアルレンズを使ってみた
今回、OM SYSTEM OM-1 MarkⅡで、マニュアルレンズを使ってみたところ、とても実用的だったのでレポートします。
使ったレンズは、エキザクタマウントの望遠レンズ、トプコンRトプコール300㎜F5.6、マウントアダプターは、K&F Concept KF-EXAM43 (エキザクタマウントレンズ → マイクロフォーサーズマウント変換)マウントアダプターです。実質600㎜相当になりますね。
カメラの設定は、S-ISAuto(手ぶれ補正オート)にするとともに、「MFアシスト」で「ピーキング」を設定しました。ピントが合ったところの輪郭が黄色く表示されます(その他、赤などにも設定できます)。
A(絞り優先)モードと、S(シャッター優先)モードで撮ってみました。
ちなみに重さは、レンズ込みで1.5キログラムでした。
Aモード
撮影場所は荒川の土手。
まず撮ったのがモズ。
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F値は11。1/100 ISO200、露出補正+0.3ステップで撮っています。
モズのふわふわで穏やかな感じがよく撮れています。手ぶれ補正のおかげで、鳥を撮るにしては遅いシャッタースピードでもブレ感がありません。頼もしいです。
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こちらは、オオジュリン。この日たくさん見かけました。
F値は11でした。1/320 ISO200です。実はトリミングしていますが、やっぱり、ISO値は低いと奇麗ですね。
Sモード
今度はSモードの作例です。
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ホオジロ、オオジュリン、そしてカシラダカ?の混群に出会いました。って、撮ったら分かったのですが(笑)。
F値は11のまま、シャッタースピードは1/1000、ISOは500になりました。
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シャッタースピードを1/2500にしたところ、暗がりだったせいか、ISO値は2500でした。それでトリミングしてもこのクオリティ。私は満足です。
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同じくオオジュリンを縦に構えて撮ってみました。 シャッタースピードを1/2500にしたところ、ISO値は1250に。それでも全然奇麗です。うん、いい感じ。
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この日はオオタカがいて、空を舞っていましたが、帰る頃、木に止まっているのを発見。かなり遠かったですが、ダメ元で撮ってみたところ、結構いけます!ちなみにシャッタースピードを1/2000にしたところ、ISO値は640でした。MFアシストがとても見やすく、ピントの精度が上がりました。デジカメはフィルムカメラと違い、シャッターの回数をケチらなくていいのもいいですね(笑)。
マニュアルレンズでも使えます!
結論的には、OM-1 MarkⅡで、マニュアルの望遠レンズを使った撮影は十分な実用範囲だと思いました。その決め手は、
手ぶれ補正のよさ
高感度でも荒くならない画質のよさ
だと思います。
これで、高いレンズを買わずにすみそうです(笑)。それと、マニュアルレンズって、自分の目と腕で撮影しているのを実感できます。
これから「作品」が撮れるように、構図などもっと勉強していきたいと思います。