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心の中に住んでいる小さな自分がこう呼びかける。 「そんなことしてる場合じゃないよ」、と。 積み重なったダンボール(一年分)や、特別免除申請を出さなければいけない年金の催促状(三通目)。研究室でやらねばならぬ諸々の作業たち。気合の入りすぎているTwitterの就活生や、バイトを増やさないとどう考えてもヤバい銀行口座残高。
そばにいてあげたかった。と思う時がある。
この本は、読書好きな阿久津さんが、同じく読書好きな人たちのために、本を読める場所「fuzkue」というお店をひらくまでの思考の記録。お店を作っていくまでの執念は圧巻だ。