第48回:砂子塾長の熱血ドラテク持論
PIRELLI Super Taikyu 2020 Series Rd.2
10/11スーパー耐久シリーズ第2戦、SUGOが開催された。
我がチームSS/YZ Racing withStudieは富士24時間の雪辱を果たすべく菅生入り。今回は砂子塾にとっても記念すべきレース。そう3名のドライバー全員が砂子塾生の兄弟チームであるチーム・サントメプリンシベwithStudieの2カー体制での参戦なのだ。
チームオーナーは全日本ラリーを走る鷹野さん。なんと西アフリカに浮かぶ小さな島国サントメ島とプリンシベ島の二つの島からなるサントメプリンシベ民主共和国(以降サントメ)の名誉領事を務めており、マシンには国の名前と国旗がデカデカと記される。国の知名度をモータースポーツで広めようと言う、なんとも粋で乙な試みだ。
面積は2つの島併せ964キロ平米。佐渡島が854キロ平米。そんな小さな火山の島でできた国。赤道直下、美しい海と珊瑚で彩られ、人口は僅かに20万人。「あ~~~行ってみたい!」
これがまたアクセスが大変らしく、日本からだとポルトガルのリスボン経由しサントメに入るのだが、なんと3日もかかるらしい・・・。
尚、行ってみたい!笑
綺麗な青い海と珊瑚、どうやらいい波も入るらしいし、島にはそそり立つ火山岩栓ピコ・カン・グランデ(海抜663m)もある。こりゃ絶対登りたい!楽園に違いない!マジ。
さてさて肝心のドライバー3名に話を戻そう。
AドライバーはレブDVDにも登場歴ある、砂子塾事務局長を務めるコッチーこと東風谷選手。実はサラリーマンで寝る間を惜しんで働き、レースの現場へと足を運ぶ、勿論、砂子塾ではイントラとしても活躍中。人当たりの優しいキャラが塾生にも大人気でチームサントメの取りまとめ役だ。
レース歴は古く、マーチやインテなどのワンメイクを経験したものの資金難で挫折、プロを諦め、レースから一旦離れるもイントラ業をしていた時にTVCと砂子塾長に会い、自己の再スキルアップに目覚めたというわけだ。
「ちゃんと走れるドライバー」でありたいという強い気持ちがここまで話を進めた。昨年まではサントメカラーのMINIチャレンジを操り優勝も経験した。
Bドラは眞田拓海。これまたレブDVDでは登場済み。笑
レース歴僅か3年目。コッチー同じくしてTVCの門を叩き、砂子塾のスタッフとしてアルバイト。まだサーキットも走った事もないのに、
「プロのドライバーになりたい」と、のたまった!笑
大学在学中に富士VITAレースでデビュー。翌年、鈴鹿へ遠征して2勝!このプロジェクトに抜擢された。砂子塾でもみんなに「拓海!」と可愛がられ、怒られキャラ!笑
子供の頃からモーターレーシングが大好き。暇さえあればレーシングカーのオンボード映像を見まくっていた。身近に現れたプロドライバーを見て、「俺もやりたい」と思ったのだから、どんだけプロが楽そうに見えたんだか・・・笑
お金なし、コネなし!から3年目で掴んだM4GT4のシート。この2人のストーリーは身近にある小さなサクセスかもしれない。とは言え勝負はまだまだこれから・・・。
3人目、Cドラは高橋裕史選手。
都内で司法書士事務所を営むジェントマンドライバー。レースデビューは2014年で富士チャンピオンズレース・ロードスターで3年連続チャンピオン、86/BRZのN1などでレース経歴を重ね、S耐デビューとなった。
彼も例外なくトレーニングでTVC&砂子塾に通う塾生で、普段は司法書士先生らしく、ビシッとスーツを着こなして真面目オーラ全開なのだが、ひとたび仲良くなるとユルキャラお笑い大好き人なのだ。
ビッグパワーの経験が浅く、心配されたSUGOウェットレースだったが、大きなスピンやコースオフをすることなくデビューを終えた。
3人とも経験浅いもののセットアップは#20の我々のセットをコピーできるし、ロガーデータも比較できるので、ドライビングの成長という観点では最高の環境であろう。
雨のSUGOは#20#21共に残念な結果であったが、残り4戦の奮闘に期待したい。身近に感じる砂子塾生チームを我々共々応援おなしゃす!!!
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