【第6回】コッチー事務局長のS耐挑戦記
スーパー耐久 オートポリス~予選編~
【Day3】 Saturday
メカニックさんの懸命な作業により金曜日の25:30にM4GT-4のエンジンに火が入った。
幸いな事に予選前に20分間のウォームアップ走行がある。この時間を使ってマシンチェックが出来るのはチームにとってプラス材料だった。
チェックは僕が担当。水温、油温に液漏れにアライメントなど様々な箇所を確認。
深夜まで作業してくれたメカさん達を信じて、
いざっ!レーシングスピードでM4GT-4と共に1コーナーに飛び込んだ…
直ってる!フルブレーキングでも車がフラつく事なく#21復活を確認!
タイムもクラッシュ前の中古ベストと同タイムの1分59秒5と完全復活!
そして予選
ピットでは新品タイヤを履いたM4GT-4が静かにスタンバイしていた。
気温、路面温度共に7℃とコンディションは良くない。しかも、ぶっつけ本番。
タイヤの発熱に苦労するだろうと想像しながら#20と同時にコースインしていく。
APに来て初の新品タイヤを装着しての予選。
様子を見ながらも15分間しか予選時間が無い為、早めにタイムアタックに入った。
しかし、これが仇となった…
路面温度が低すぎる為、タイヤをゆっくり発熱させてからアタックに入らないとタイヤの表面が削れてしまいタイヤパフォーマンスを発揮出来ない。自己ベストを記録するも#20の0.8秒落ちとなってしまう。
修復の為、テストメニューを消化出来ずとはいえ、予選は#20に対して敗けは負け。
このマシン状況をエンジニアに伝え、次のBドライバー予選に活かすのがAドライバーの仕事。
S耐はA+Bドライバー合算タイムが予選タイムとなり、初めて#20より前で予選を終えた。
決勝編に続く( `・ω・´)ノ
photo by Orihara Hiroyuki
photo by Tamura Wataru