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【ネタバレ】あいみょんライブレポート~ドルフィンアパート~
こんにちは、ぼんじりです。
今年はあいみょんのアリーナツアー「ドルフィン・アパート」の神奈川、東京、名古屋公演に参戦してきました。
合計で6公演に参戦したのですが、何回行っても飽きることがなく、むしろライブに行くたびにどんどんあいみょんの事が好きになっていきました。
この感動を残したく、ライブレポートを残しておきたいと思います。
なお、この記事にはドルフィン・アパートのセトリや演出のネタバレを多大に含みます。ネタバレを避けたい方は、戻るボタンでお戻りくださいませ。
曲目
1. リズム64
最高のオープニング。
まだかまだかと心待ちにしていると、会場が青い光に染まり、幻想的なSEがライブの幕開けを告げます。
何の曲が来るのかと期待感が高まったところで、イントロのあいみょんの歌声が優しく響き渡ります。
すると、ステージ中央の花道に白い光の柱が走り、あいみょんが飛び出してくると言う演出。
この演出に完全に心持っていかれました。
こんな素敵なオープニングある??
早くブルーレイで見返したい。
1曲目にしてすでに会場全体はあいみょんのムードに乗せられます。
私は実はもともとリズム64はそこまで頻繁に聞いていませんでしたが、このライブを経て一気に大好きな曲になりました。
本当に最高のオープニングでした(2回目)。
2. ラッキーカラー
あいみょんの元気な挨拶と共に始まるラッキーカラー。
軽快でのりやすいリズムと、単純明快で素直なコード進行が大好きで、新作「猫にジェラシー」の中で最も推している曲です。
花道を歩きながら、観客に目を合わせて手を振ったり笑いかけたりと、緊張をしっかりほぐしてくれるのがいいですね。
指先にまとったラッキーカラーを見せてくるあいみょんがとてもcuteでした。
曲終盤ではステージに戻り、タンバリンを叩きながらの歌唱。
タンバリン叩きながら歌うって地味に難しくないですか?
タンバリン振ってると体が揺れるので、歌声が安定しにくくなると思うのですが、そこはさすがあいみょん。全くぶれない見事な歌声でした。
リズム64→ラッキーカラーの流れが非常に素晴らしかったです。
ここまで観客の心を掴むライブの幕開け、なかなか見られないと思います。
心も身体も温まり、ライブを楽しむ準備が出来上がりました。
3. 会いに行くのに
あいみょんがステージに戻って歌う最初の曲は、新作猫にジェラシーより、「会いに行くのに」。これも名曲オブ名曲。
「冷蔵庫の中には食べ損ねたラブレター」なんて、何を食べたらこんな素敵な歌詞を思いつくのか。
名古屋公演のMCで学校の先生が来てるとわかった時、「私の言ってることアホに聞こえてたりしない?」と謙遜していましたが、あいみょんの歌詞の言葉選びは異彩を放っています。
誰もが知っている言葉しか使わないけど、誰も思いつかないような組み合わせを使って、心情を巧みに表現する。
これはあいみょんの最たる魅力の一つではないでしょうか。
メロディはちょっぴりハルノヒを彷彿させる、明るくも情緒たっぷりな感じ。
歌詞は全体的にちょっと切ない内容で、あいみょんが感情を乗せて歌うと破壊力が抜群。3曲目にして既に泣けます。
あいみょんの歌唱力・表現力がこれでもかと言うくらい味わえる1曲でした。
4. 幸せになりたい
最初のMCを終えて始まったのは、インディーズのアルバム「tamago」より「幸せになりたい」
三連符が美味しい曲でノリも良く、初期の中でも好きな曲の一つ。昔の曲は歌詞が尖っていていいですね。
八橋さんのウクレレで始まるというアレンジが光っていました。
バンドの力で原曲よりもどっしり重力感のあるサウンドに仕上がっており、聞き応え抜群。
余談ですが、CDだと冒頭「あなたは私のために」の「ために」までFで歌っていますが、ライブでは「ために」はE♭で歌っていました。どの会場でもそうだったので、多分意図的だと思われます。
インディーズ時代の曲混ぜてくれるの嬉しいですね。私は〇〇ちゃんとか夜行バスとかいつか聞きたいです。
5. 駅前喫茶ポプラ
猫にジェラシーに収録の、ちょっと昭和のフォークソング感ある、アルバムの中でも他の曲とやや雰囲気が異なるナンバーです。曲自体は少し昔に作られたとか。
この曲歌詞がめちゃくちゃいいんですよ。
喫茶店を舞台に、カップルの何気ないやり取りが微笑ましく描かれます。こんな恋愛してみたいぜ
サビではバンドメンバーが交代に歌うアレンジつき。
喫茶店のベルの効果音も素敵でした。
特に八橋さんがいい歌声していましたね。
もっとサブマイク音量大きめでも良かったかも。
ちなみにこの駅前喫茶ポプラは、甲子園駅のそばの実在する喫茶店がモチーフになっているようです。
いつか行ってみたいですね。
6. 今夜このまま/ハルノヒ
2daysのうち1日目は今夜このまま、2日目はハルノヒ。
今夜そのままはメロディが本当に素敵で、お気に入りの曲の一つです。
2019年のSIXTH SENSE STORYのライブ映像を見過ぎたせいで、ライブで聴いたことあるような気がしていましたが、今回初めてでした。歌詞を間違えるのを期待してしまうとかは言ってはならないサビの「こん⤴やはこのまま」で裏声に切り替わるところが本当に気持ちいいんですよね。
ようやく生で聴けて最高でした。
ハルノヒは今回はやらないか~と思ってたら、まさかの2日目で登場。
あいみょんにガッツリハマる前からもかなり好きな曲だったので、自分の中では思い入れが深いです。
「優しさに甘えすぎて 怯え過ぎた男の背中に
掌を添えてくれるのはもう 前を歩く君じゃなきゃダメだから」
の歌詞がとても好きで、毎回泣きそうになります。
ライブだと、バックのキーボードがよりはっきり聞こえるのが個人的に気に入っている部分です。
7. あのね
ここ最近であいみょんが最も力を込めて作った曲ではないでしょうか。
曲調は6分半を超えており、あいみょんの中で最も長いナンバー。
歌声にも非常に熱意がこもっており、重厚なギターも相まって聞きごたえたっぷり。
「寝癖がある君の方が 何だか生きているって感じがする」
という歌詞があいみょんらしさを感じられて、とても好きなんですよね。
軽快なポップスとしんみりとしたバラードでしっかりと歌声を使い分ける、あいみょんの魅力が存分に伝わってくる1曲でした。
8. スーパーガール/真夏の夜の匂いがする
1日目がスーパーガール、2日目が真夏の夜の匂いがする。
スーパーガールのBメロの裏声はいつ聞いてもすごい。
ライブで生で聴くとその迫力たるや。
ポップス、ロック、バラード、そしてスーパーガールみたいなディスコ風の曲まで可憐に歌いこなすあいみょんの実力の高さを改めて思い知らされます。
真夏の夜の匂いがするは短調・長調がころころ変わる曲調が面白い1曲。
これのライブ版めちゃくちゃカッコいいんですよ。
裏のシンセギュンギュン鳴ってるし、サビに向けた盛り上げ方が最高。
サビ前の張り上げるような歌い方は本当たまりません。
個人的には、「真夏の夜の匂いがする」がとても好きな曲なので、2曲目のこの入れ替えはテンション上がりました。
9. マトリョーシカ
これは本当にヤバかった。
スタジオ盤だとそこまで派手な曲ではないのですが、ライブだと化けて完全にヘヴィメタになっていました。
原曲にはない八橋さんとクロちゃんのギターソロが入っていたのですが、その凄まじさといったらもう。
息を呑むとはまさにこの事かと身をもって体感しました。
アイアン・メイデンにも全く引けを取らない演奏です。
ギターソロ中はずっと鳥肌立ちっぱなし、曲が終わった後もしばらく余韻でボーッとしていました。
半分くらいはマトリョーシカの感動を残したくてこの記事書こうと思ったまであります。
いや、本当に凄かった。
演奏後に「めっちゃかっこいいね」とつぶやいてる人もいましたし、歓声もひときわ大きかったです。
ライブ定番曲ではないですが、またどこかでパワーアップして帰ってこないかなと期待が膨らみます。
10. 朝が嫌い
マトリョーシカの興奮が冷めないうちに始まったのは、最新アルバムより「朝が嫌い」。
これもスーパー名曲。シングルカットされていないのが不思議なくらい。
切ない歌詞とあいみょんの歌い方も合わさり鳥肌ものでした。特にサビの破壊力は凄まじい。
6回ライブに行って、6回とも泣きそうになりました。
あいみょんにこういう切ないメロディアスなバラードは鬼に金棒。
表現力の鬼です、あいみょんは。
あいみょんがバラードを歌っているときの表情がとても好きなのですが、最後の「そんな朝になれ」は鳥肌立ちすぎて鳥になりそうでした。
楽曲の感想になりますが、Bメロの「3分で出来る」、サビの「私は」で現れるメロディの急降下にあいみょんらしさを感じました。
あいみょんのコード進行はシンプルですが、メロディには結構彼女らしさが現れますね。
歌詞に関して、3636では宅配ボックスしたが、今回は鍵で2人の関係性を表現していました。
2人の状況は違いますが、曲の構成とかちょっと似てるところありますよね。
日常的なものを題材に男女の恋愛の関係性をドラマチックに描いているのが素敵です。
メロディも歌詞もライブでの演出も、あいみょんの魅力が存分に詰まったスーパー名曲です(2回目)。
11. マリーゴールド
思ったより序盤に現れたマリーゴールド。
イントロであがる歓声に、この曲の不動の人気さを感じ取れました。
すっかりファンになった今では、「あいみょんはマリーゴールド以外にも名曲はたくさんある!」と胸を張って叫べますが、それでも名曲は何度聞いても名曲なんだ、売れるにはそれだけの理由があるんだ、と思わせてくれる1曲。
サビではみんなが手を振るというのがお決まりですが、会場のみんなで心を一つにしてライブを楽しめている感じがとても好きです。
この曲を歌っているあいみょんの表情はとても穏やかに見えました。
SIX SENSE STORYで「自分の曲でみんなが手を振ってくれるのは不思議な気分で嬉しい」とコメントしていましたが、もしかしたら同じことを思っていたのかもしれませんね。
12. 猫にジェラシー
恒例の双眼鏡MCの後で始まったのは新曲、猫にジェラシー。
ここから2曲は、花道中央のセンターステージでのアコースティック編成です。
メンバーはベースの井嶋さん、キーボードのヤマケンさん、パーカッションの朝ちゃんとあいみょん。
ゆったりとした曲調ながら、あいみょんの裏声や丁寧な歌い方が活きる曲ですね。
「猫にジェラシー 馬鹿で悪いか」
という開き直った歌詞がとても好きです。
あいみょんの男性目線の曲って、結構共感できてしまうのが不思議です。
全然関係ないですが、「ほろ酔い」という曲があって、あれも身勝手で未練がましい男の心情を巧みに歌っていて感動をした覚えがあります。
確か作曲時のあいみょんは未成年じゃないのかな。
「酒と俺は気が合うらしい」なんてよく思いつくなと…。
話がそれましたが、今回は運よくセンターステージからも近い場所で、朝ちゃんのパーカッションがよく見れたのがよかったです。
手足を巧みに使って色々な音鳴らしてるんですよ(説明下手)。
基本カホンに座って演奏しているのですが、足元にウィンドベルがあったり。
メンバーが向き合って演奏しているのもとても新鮮で、目を合わせながら演奏している様子も素敵でした。
そうそう、曲の最後にあいみょんが猫の鳴きまねを披露したのですが、初日は綺麗で、2日目はお酒の飲みすぎでドラ猫みたいな鳴き声になったり異様な高音が出るというのがお決まりでした。
名古屋公演はなぜか1日目の方がドラ猫っぽかった。
13. 姿
アコースティック編成2曲目は「瞳へ落ちるよレコード」より姿。
バードコールという鳥の鳴き声を模した楽器が、曲の最初とケツ(あいみょん風)に使われていたのですが、あいみょんと井嶋さんで上手に鳴らせた方が曲の最初に演奏できるという催しつき。
私は神奈川→東京→名古屋の3か所の講演を観ましたが、
神奈川:あいみょんのバードコールが不良品で鳴らずに井嶋さんの圧勝(あいみょん曰く、八百長)
東京:あいみょんのバードコールを買い換えたら、あいみょんの圧勝
名古屋:多分東京と同じもの使っていて、あいみょんの圧勝
でした。
こういう遊び心もライブに取り入れてくれるのいいですね。
さて、肝心のアレンジですがこれが神がかっていました。
ヤマケンさんのピアノソロと例のバードコールで始まる優しいイントロ。
それに合わせて静かに響くあいみょんの歌声。
2番ではパーカッションとベースも加わり華やかに。
4人の息がぴったり合っていて、本当に観ていて聴いていて最高に心地よい時間でした。
「いつまでも そう いつまでも
ふたりだけにしか分からない話がしたい」
この歌詞が大好きなんですよ。
サビの透き通るような裏声も素敵でした(コイツ裏声の話しかしない)。
ヤマケンさんのハモリもナイスでしたね。
何をとっても大満足のアレンジでした。
14. 裸の心
なんと、弾き語りで披露されました。
元々、2020年のミート・ミートでの演奏がきっかけで好きになった曲なので、最初はバンドによる演奏を期待していたのですが…
弾き語り、最高でした。
アコギしかない分、あいみょんの歌声が存分に響き渡るんですよね。
バンド編成ではサビ前では一気に歌い上げて盛り上げるのですが、弾き語りの際には少し落として、ふんわりと柔らかく歌っていました。
裸の心の歌唱力に魅入られて、あいみょんのライブにより興味をもったのもあるので、全身で歌声を堪能できる弾き語りは最高でした。
あいみょんの背面から見る座席が多く、表情をあまり見れなかったのだけが少し心残り。これはブルーレイで存分に観ることにします。
弾き語りライブは、正直今までそこまで関心なかったのですが、今度ぜひ行ってみたいなと思えるような演奏でした。
15. 私に見せてよ
アコースティックパートを終え、あいみょんによる声出しで会場も十分に沸き上がったところで始まったのは、「猫にジェラシー」のオープニングを飾るこの曲。
最初にCDで聴いたときは、この曲がここまでライブの盛り上げ役を担うことになるとは想像していませんでした。
ステージ中央の花道を歩き回り、右手のペンだこからお腹の肉付きまで見せてくれるというサービス精神。
ドローンが飛び回って360度撮影しているのも面白かったです。
曲の最後にあいみょんが変顔をお披露目するというおまけ。
変顔してても可愛いのずるいですね。
16. マシマロ
みんな大好きマシマロ。
「マシマロそろそろ来るかな~」と思っていたら、ちょうど来た!
やはりライブでこの曲が流れたときの喜びと興奮ですよ。
リズミカルで明るいこの曲は、何年か前からライブの盛り上げ役を担い続けています。
マシマロが始まれば、もう完全にスイッチが入り、後は我を忘れて楽しむしかない!
ところで、マシマロの歌詞は表向きはファンタジー風になっていますが、裏には色々と隠されています。
あいみょんの身振り手振りで、裏の意味がそこはかとなく感じ取れてしまうのが面白かったです。
17. 愛を伝えたいだとか
ライブも終盤に近付くにつれ、人気曲が続いていきます。
この曲もライブだと演出がめちゃくちゃかっこいいんですよね。
あいみょんがステージ全体、身体全体を使って楽曲を表現する様子はスター性が抜群、思わず見とれてしまいます。
実際の動きはこんな感じ。(2022年 ま・あ・るより)
心なしか、今回音圧物凄かった気がします。
ラスサビに入るときの「バラの、花も」のところのずっしりとしたリズムが体中に響き渡る快感といったらもう。
あいみょんの感情入った歌い方も素敵で、彼女のカリスマを存分に感じられる1曲でした。
18. 愛の花
あいみょんの中でもちょっと珍しい6/8拍子。
私は3拍子や6/8拍子の曲が大好物なので、初めて聴いたときからとても気に入っていました。
朝ドラ「らんまん」の主題歌で、歌詞もドラマのストーリーに焦点を当てたものになっているらしい(私は観れていないので…)ですが、大切な人がそばにいてくれることの尊さ・嬉しさと、それが失われてしまうことへの怖さという表裏一体を描いた歌詞に聞こえます。
この曲が歌われたのは、ちょうどあいみょんがMCで大きなライブツアーを続けられていることや、日ごろ応援しているファンへの感謝を述べた後でした。
考えすぎかもしれませんが、もしかしたら日ごろの感謝を込めてこの曲を選び歌ってくれたのかもしれませんね。
派手な曲ではないですが、あいみょんの優しさと心地よく柔らかい歌声がたっぷり味わえる、素敵な演奏でした。
19. 君はロックを聴かない
今ではだいぶ古参の楽曲ですが、あいみょんの中でも、ファンの中でもとても大事な曲ではないでしょうか。
実家のような安心感がある、あいみょんの中でも1、2を争うくらいで大好きな曲です。
何度聴いても飽きない、ふとした時に聞きたくなる、不思議な曲なんですよね。
「ドルフィン・アパートは声出しが解禁されてからの初のアリーナツアー。みんなと一緒にこの曲を歌いたい」
そう告げたあいみょんの期待に応えるように、会場に大合唱が鳴り響きました。
SIX SENSE STORYのライブ映像を見てから、私自身もずっとアリーナでこの曲を歌いたかったので、ようやく夢がかないました。
あいみょんは観客と一緒にライブをつくり上げていくことを大切にしています。
5年ぶりにアリーナで「君はロックを聴かない」を皆で一緒に歌えて、大満足そうな様子で、それを見ていた私も嬉しくなりました。
20. RING DING
ライブも終盤に差し掛かり、ここから一気に畳みかけが始まります。
最初にイントロ聴いたとき、正直かなり驚きました。
RING DINGが披露されるのはなかなかレアじゃないでしょうか。
曲が始まるとあいみょんがステージを降りて、最前列の観客と絡んだりハイタッチをしながら会場内を猛ダッシュ!
(私も神奈川では最前列にいたのですが、惜しくもタッチは叶わず)
ちょっと歌詞の話ですが、私は冒頭の
「ため息は酸素の無駄使いさ」
というフレーズがとても好きです。
どうしてもため息つきたくなる場面はありますが、そういう時はこの曲を思い出してなるべくつかないように気を付けています。
ライブ終盤の起爆剤といえば「夢追いベンガル」が定番かと思っていましたが、この曲もこんなに盛り上がるとは。
あいみょんの曲のポテンシャルの高さに驚かされました。
21. 夢追いベンガル
それでもやっぱり夢追いベンガルは聞きたい!
そう思ったところで、来ました、皆のベンガルだ!!
RING DINGで完全に火が付いたところでの夢追いベンガル。
ここにきて会場の興奮はクライマックスに。
私は夢追いベンガルの映像を観てあいみょんのライブに行きたいと思った人間ですから、この曲を生で観れるのは感無量なのです。
生きててよかった、本当に。
あいみょんは走り回るわ、ドローンは飛び回るわ、お前らはセッ〇スばっかしてるわで会場は大熱狂。
ありったけの水を
ちょうだい!!!!!
でも後で冷静に考えるとあれだけ走り回って、ステージに手付いて登ったりしながら正確に歌えるのすごすぎませんか。
あいみょんの体力ってなんか年々増加している気がします。
来年の3月で30歳を迎えるあいみょん。
これからもまだまだ、元気に走り回っていてほしいですね。
22. 貴方解剖純愛歌 〜死ね〜
興奮が冷めきらないうちに、矢継ぎ早に始まったのはこの曲。
今回はやらないんじゃないかとすら思っていましたが、ちゃんと歌ってくれて感動!これにはテンションも爆上がりです。
この曲には実は思い出があって。
去年のマジカル・バスルーム(追い焚き)で演奏された1曲目が「死ね」だったのです。
マジバス追い焚きは私が初めて参加したあいみょんのライブ。
つまり、この曲が私が初めて生で聴いたあいみょんの曲になります。
あの頃は初参加でちょっと緊張していましたが、1曲目によく知ってる大好きな曲が流れて、大興奮だったのを覚えています。
原曲も非の打ちどころのないかっこよさですが、ライブではギターも2本になり超ヘビーな仕上がりに。
インディーズ時代のデビュー曲だからか、この曲を歌っているあいみょんはいつもより若く尖って見えるんですよね。
サビでみんなで「死ね」と叫ぶのがお決まり。
知らない人が聞いたら治安悪いと思われそうですね(笑)。
23. ざらめ
RING DING→夢追いベンガル→死ねの流れで会場は大熱狂。
あいみょんのアコギの合図で、歓声が鳴りやむと、ゆっくりとざらめのイントロが歌いだされます。
ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』の主題歌で、心の傷と向き合う主人公の心情を描いているようです。
ドラマは残念ながら見れていないですが、歌詞は心に来るものがあって。
「感情を殺せ 惨さは承知で
自分の胸ぐらを掴んで泣いた」
なんて、聞いているこっちも泣きそうになってきます。
ライブでは原曲よりもさらにどっしりとしたサウンドに。
あいみょんの迫真の歌声で、会場の空気も一変し、誰もが真剣に聞き入っていた様子でした。
しかし、何曲も連続で走って歌って暴れた後に、この重厚なバラードを歌い上げるのは見事としか言いようがありません。
本当にすげぇよ、あいみょん。
24. 葵
ドルアパのトリを努めるのは、映画「空の青さを知る人よ」のエンディングテーマである葵。
「空の青さを知る人よ」のB面に収録されている、一般のツアーでは多分初披露のレア曲です。
A面の「空の青さを知る人よ」は私があいみょんの中で一番好きな曲で、それが好き過ぎて映画まで観てしまいましたが、この「葵」では作中で登場する少年少女の葛藤や成長を描いています(初めて作品に絡めた感想書けた)。
「また帰っておいで」
「また会おうな またただいま
言える場所はとっておくぜ」
映画のエンディングだけあって、曲調も歌詞もフィナーレ感が満載。
あいみょんから「またライブやるから、いつでも会おうな」と呼びかけられているようで、とても嬉しくなりました。
ちょっと寂しさも見せながらも、「本当にこのライブに来てよかったな、楽しかったな」と思わせてくれる、見事な幕切れでした。
会場と思い出
神奈川公演・Kアリーナ横浜
横浜駅から10分ちょっとのアンパンマンのすぐそこにある会場。
席は1日目は3階スタンド、2日目はアリーナ花道最前列。
この日はソロでの参戦。
2日目は座席が良すぎて喜びよりも緊張がちょっと勝っていた気がします。
花道前の最前列って、ステージ前よりも距離がめちゃくちゃ近いんですよ。
推しが目の前にいるって、私は小心者なのでちょっと緊張してしまいます。
いや、でも本当に最高でした。
なんたって、自分の憧れのアーティストが目の前で歌って動いているんですから。(半分夢みたいな気分でしたが)
ライブで席が遠いとなかなか表情までは観れないですが、バッチリあいみょんの表情を焼き付けることが出来ました。
会場が横浜なのもありベイスターズファンの方が多く、野球関連のタオルを掲げている観客にツッコミを入れていくあいみょんが面白かったです。
「野球のタオル持ってきてるやつ、私のタオルも買いなよ!」
それはそう(笑)。
あとは、そばにアンパンマンミュージアムがあったので、そこに行ってきたという女性客の方との会話で
あいみょん「どのキャラが好き?」
女性「コキンちゃん!」
あいみょん「私とコキンちゃんどっちが好き?」
女性「あいみょん!」
あいみょん「私やって(どや)」
満足げにどや顔決めているあいみょんがめちゃくちゃかわいかったです。
東京公演・有明アリーナ
りんかい線の国際展示場駅から徒歩20分ほどの会場。
席は1日目、2日目ともにアリーナ花道近く。
この日は父との参戦でした。
父とライブ行った話は別に書こうと思いますが、最初は「年だから…」と遠慮がちだった父も、最後には「来年もまた行く」と私以上に楽しんでくれて、息子としては嬉しい限りです。
終わって1か月経つのにずっとLINEでライブの話してます(笑)
あいみょんがFRUIT ZIPPERを恥ずかしそうに歌うという前代未聞のかわいいMCが記憶に残っています。
来年はかわいいがテーマの曲を作るとか作らないとか。
有明アリーナは、去年会社(前職)のイベントで強制的に来させられたことがあるのですが…
あいみょんが「私の有明アリーナでの最初の思いではみんなとの時間」みたいなことを言っていて、「俺もあいみょんのライブを初めての思い出にしたかったわ!」とちょっと悔しかったのを覚えています。
完全に思い出を上書きしたのでOKです。
アクセスがあまり良くないのと、会場、特に外に出てからの動線が悪い(設計が良くない)のがネックですが、音響は抜群に良かったです。
名古屋公演・ポートメッセ名古屋
あおなみ線の金城ふ頭駅から徒歩10分ほど。
席は1日目はアリーナやや後方、2日目は花道4列目。
この日は大学の先輩と参戦。
先輩は元々あいみょんにどっぷりのファンではなかったですが、このライブをきっかけにハマってくれて、来年からも行くって楽しそうに言ってくれました。
自分の好きなアーティストを親しい人がハマってくれるのってすごく嬉しいですね。
あいみょん「(カップルで来てる人たちに)付き合ってどれくらい?」
カップル「(指を2本見せる)」
あいみょん「2年か2か月か2日か…」
あいみょん「学校の先生おる?」
あいみょん「おるんや!英語の歌詞とか書かなくてよかった!」
などが印象に残ってる面白かったMC。
あいみょん、マジで面白いので本当にトークショー開けちゃいますよ。
会場自体は音響もよく良かったですが、最寄り駅が金城ふ頭しかなく、そこに全員集中してしまうのがちょっと大変でしたね。
臨時列車も出ていたので、駅に着いてからはスムーズに名古屋に戻ることが出来ました。
最後に
思い出を全部書き残そうと思ったら、1万字も書いてしまいました。
原稿用紙にして25枚分ですよ。
小学生の頃は作文嫌いだったのに、自分の好きなことになるとこんなに書けるものなんですね。
今年は転職したりと色々ありましたが、あいみょんのライブでたくさん元気を貰えました。本当にありがとう。
2か月で6公演も回ったせいで、これからしばらく会えなくなることへのロスが物凄いですが、この記事を書くことで余韻に浸り続けることができました。
次のツアーも必ず行きます。
それまでどうか、みんな元気でいられますように。
健康第一、家内安全、その次あいみょん!