「#SUSHISONGS 1貫」実食レポ
この記事は、音楽系Vtuber sumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司さんのEP「#SUSHISONGS 1貫」を実際に聴いた人間の個人的な感想レポートです。
収録されている楽曲のネタバレをふんだんに含みますので、未試聴の方は記事を読む前に「#SUSHISONGS 1貫」を実食しておくことをおすすめします。
01.ハロー!寿司ジャンキー(feat.YAMADA)
まず1曲目は、JOHNNY HENRYのYAMADAさんがBlues Harp奏者として参加されている「ハロー!寿司ジャンキー(feat.YAMADA)」。
初っ端から否応なくノらざるを得ない、最高に気持ちいい音楽を味わわせてくれます。
自分が個人的にsumeshiiiさんの魅力だと思っている「抜群の作曲・作詞センス」、「真っ直ぐ心に届く歌声」、「お寿司への愛情」、「楽曲の普遍的で切実なメッセージ性」という要素が全て詰め込まれていて、「sumeshiiiさん年始から飛ばすなあ」「この人(寿司)、またいい曲作ってる……」と思いながら聴きました。
「でもきっと君は大丈夫(中略)お寿司食べればいい」という一見無茶苦茶な言葉も、不思議と違和感なく飲みこめてしまうのが、sumeshiiiマジックの為せる業だと思います。
ただ、一日六食お寿司を食べるくだりには、「いくらなんでも食べすぎでは……?」と流石にツッコみました。
(MVでずっとお寿司ではなくポテトを食べていることについては、ツッコんだら負けだと思うので、あえて触れないでおきます)
02.寿司ルーティーン!
続いて2曲目は、sumeshiiiさんがSNS上で募った「みんながお寿司を食べるときの順番」をそのまま楽曲にした、「寿司ルーティーン!」。
基本的には「曲に合わせてみんなの寿司ルーティンを歌う」だけという、非常にシンプルな楽曲ですが、sumeshiiiさんがあの手この手を使って楽しませてくれるので、最後まで飽きることなく聴けます。
Fさんの「食べない!」は寿司ルーティンに入れていいのか……? という疑問は残りますが。
あと後半の怒涛のサーモン推しは、何……?
03.メリ!クリ!スシ!
3曲目は、sumeshiiiさんが送る最高にHappyで特別なクリスマスソング、「メリ!クリ!スシ!」。
「今」と「これから」を共に過ごす二人の幸せを歌う詞が、思わず口ずさみたくなるメロディに乗って、心地よく耳に届いてきます。
別の楽曲の名前を出すのは無作法ですが、「いつか回らない寿司屋で」を聴いても分かる通り、お寿司を題材に取った恋愛ソングを作ることにおいて、sumeshiiiさんの右に出る者はいません。
余談ですが、自分もこの曲に影響されて、昨年のクリスマスはお寿司を食べました。美味しかったです。
04.WASABIII
4曲目は、sumeshiiiさん渾身のダンスミュージック(?)、「WASABIII」。
この楽曲は、言葉で説明するのがちょっと難しいというか、あえて説明するなら、MVのサムネイルを示して「大体こんな感じ(ようするにカオス)」という説明になっていない説明をするのがベストなのではないかというような、そんな感じの楽曲です(何も伝わらない)。
まあ、音を楽しむと書いて音楽なので、何も考えずただ音の波に流されて、揺蕩うように楽しむのが(この曲に関しては)いいんじゃないかな、と。
Don't think, We love WASABI.
05.だが大丈夫バーチャルお寿司がいれば
EPの最後を飾るのは、お寿司屋さんのキャッチに扮したsumeshiiiさんによるラップ、「だが大丈夫バーチャルお寿司がいれば」。
実際に聴く前はタイトルの雰囲気からなんとなく、「昭和の特撮orアニメのヒーローのテーマソング」のような曲調を想像していたので、実食していい意味で裏切られました。
通してすごくよかったですが、「やっぱ赤身は鮪がNo.1 脂で飛べりゃそこはwondeland」のところが特に好きです。
おわりに
このEP全編を聴いての感想をまとめると、やっぱりsumeshiiiさんの作る音楽はいいなあ、という一言に尽きます。
初めて聴くときには心地よく耳に流れ込み、ふとしたときに頭の中で鳴り出しては聴き返したくなり、気がつけば自然と口ずさんでいる。
「いい音楽」が何なのかを語れるような人間ではないですが、少なくとも自分は、sumeshiiiさんの音楽を、とても「いい」ものとして味わっています。
今回も大変美味しゅうございました。ご馳走様です。
以上を締めの挨拶として、この実食レポを終わります。
拙い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました。