詩|眠気の糸
つかめそうでつかめない
眠気の糸
君のシャンプーのような
甘い香りのする糸
つかめたときもスルスルと
てごたえさえ与えてくれない
もし眠れたら君に会えるだろうか
もし君に会えたら僕は紳士だろうか狼だろうか
かちっ、と古びた丸い蛍光灯のような
音が響いて僕は眠った はずだ
つかめそうでつかめない
眠気の糸
君のシャンプーのような
甘い香りのする糸
つかめたときもスルスルと
てごたえさえ与えてくれない
もし眠れたら君に会えるだろうか
もし君に会えたら僕は紳士だろうか狼だろうか
かちっ、と古びた丸い蛍光灯のような
音が響いて僕は眠った はずだ