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「土」や「砂」にふれることのメリット
最近、土にふれたのはいつでしたか?
近年、公園から砂場が姿を消しつつあるのと同時に、
大人も もちろんのこと、こども達が土にふれる機会も減っています。
親御さんからは、砂場同様「汚れるので触らせたくない」などの意見も聞きます。
しかし、実は、土あそびには、子どもの成長を促してくれるさまざまなメリットがります。今回は、こどもに土あそびをさせるメリットについてお話しします。
※ちなみに「砂」は「土」の粒子の一部です。
こどもは土や砂(以下・土)に触れてその感触を感じ、なにかをつくろうと想像します。様々な形に変えられる土は、こどもがつくりたいものを自在につくれる優れたあそび道具になります。こどもは土をこねている時、自分が作ろうとするものを思い描き、そこで想像力や創造力を育みます。つまり、大脳が鍛えられます。
土で遊んでいる時のこどもは、真剣にあそび道具である土と向き合います。
これは自分が作りたいものを完成させようと、集中しているからです。
土あそびは、物事に集中して取り組むという経験を積むことができます。
また、いろいろな感覚を刺激してくれるのも土あそびのメリットです。
土の独特な感触にふれると、こどもの脳はいろいろなことを感じとります。
手のひらでの感触・指をすり抜けるやわらかさ・湿っぽさ・色・においetc.
土には五感を刺激する要素が詰まっています。
また、土をさわる場面では日光に当たることが多く、
日光に当たることでビタミンDが生成されます。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨を丈夫にしてくれます。
そのほかにも、ロンドンの研究者が、土に含まれるバクテリアの一種、ミコバクテリウムに、幸せを感じたり、やる気を起こさせてくれる化学物質セロトニンを分泌するニューロンを活発にする作用があることを研究結果として発表しています。
このように土にふれることは こどもにとってメリットがたくさんあります。
ぜひ、親子で土にふれる時間をつくって遊んでみてはいかがでしょうか。
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