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今夏の大会について

今夏のレース予定として1件だけエントリー
またしても…やっちろドラゴントレイルです。

去年の様子

note記事
https://note.com/suna_run/n/n744bd0448478

動画

この大会は熊本県八代市で開かれるロングレースで、西日本で夏に開かれる大会でも1,2を争うハードさを誇る大会だと思われる。

コーススペック自体は64km/4300mで制限15時間なのでハードではあるけど無理ではない程度。しかし昨年の完走率はロングレースなのに45%
以下の内容•条件で行われるため難易度が跳ね上がっている。

・実施日時が山の日(8/11)の早朝から夕方
海抜0m付近から500m程度まで登って降りる、を約7回繰りかえす
八代市街近郊を含め、陽射しのピークタイムに日陰のないロードも多々
・山は無風の場合が多い
・最後の最後につづら折りの旧峠道をひたすら登っていく鬼レイアウト

…というように修行か?と思うほど内容がエグく、基本的に海抜0〜20m地点を基軸に山頂も最高で541mと標高が低いため気温が下がらず高温多湿状態がひたすら続き、急登が多いというタフな仕様となっております。とにかく発汗量が尋常でなく、常にウェアを絞れば洗濯したてのように滝ができる。

暑さで落ちる体力を補える程度の走力はもちろんのこと、何より暑熱順化の徹底と真夏に運動することで起きる事態へ対応する知識と経験が必須となる。そりゃ定員150名になるわけだ。

水自体は1時間で1L以上は確実に飲むものの、エイドやウォーターステーションが充実しているため脱水自体はそこまで心配は不要(もちろん、だからと言って舐めプは厳禁。1.5Lは携行したい)

それより「水」を飲みすぎることに注意したほうが良い(この大会のおかげで浸透圧について理解を深めて去年はうまく対策できた)
確実に暑さで思考力が落ちるので、補給食へのアクセスなども単純化するなど細かなところがわりと大切になる。

ちなみに折り返し地点でも完走扱い(シングルドラゴン)にはなるけど、そこからの32kmがドラゴントレイルの本領であるからぜひ挑んで完全完走(ダブルドラゴン)を目指してほしい。一応リレーもあるけどぜひソロで!

普通にだいぶ…いやかなり…しんどい大会であるけど、それを承知で再びエントリーしたのはそれ以上に感じられるものが多いから。

不思議なものでいい記憶の方がつらさより勝っている。速さを競うものではないため順位は出ないという大会スタンスもよくて、そのおかげか他のランナーは競争相手というより共走、あるいは協走相手として励ましあいながら進む意識が生まれるのもとても良い(はたから見たら狂走なのだが)
エイドやスタッフの方も含めてとにかく完走を目指すために支え合う構図は暑さと違う熱がある。暑さはそのうち蒸散するけど熱さは心に染み込む。

今年も暑熱順化と装備の最適化をして、昨年の記録を更新できるよう準備していきたい。

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