#10 柳井(昼)
柳井市は山口県の南東部、光市と岩国市の中間に位置する。
山陽本線がつながってはいるものの、アクセスがイマイチな不幸か、「行ったことがない」「知らない」と答える人は珍しくない。福岡人である私が尋ねて「行ったことがある」と答えたのは今日までに1人だけ。
今回は柳井の名物を紹介する形で写真に触れよう。
初の試みとなる2部制だ(しかも撮影日、つまり来訪日が違う)
ぶっちゃけ観光ガイドになってるけど、そういう回もあるとおもって。
<柳井醤油>
柳井は醤油が美味い。
甘露醤油と呼ばれる品の他、卵かけご飯に最適な味付けがされたものなど様々な種類が上記のリンクのお店で取り扱われている。
上記の醤油店は製造工房でもあり、建物内で軽く見学ができる。
昔ながらの製法の場、といった趣があり写真を撮るのも楽しかった。
暗所のために明るいレンズが役に立つ。f1.8はこういうとき強い。
この写真は特に雰囲気が出た。いいね。
ところでなぜこのように昔ながらの雰囲気を残しているのか。
それは「白壁の町並み」と名付けられた伝統建築保存地区の中で現在も営みを続ける店舗ゆえである。
白壁、の名前通り白い壁の和建築がずらりと並んだ観光地だ。
エリアは広いわけではなく、観光客向けの商業施設も少ないが散策がとても楽しい。生活が息づいており、良くも悪くも商業化が進みすぎていない。
<金魚ちょうちん>
白壁の町並みを飾るのに一役買っているのが柳井名物、そしてアイコンとも言える金魚ちょうちんである。エリア内のいたるところで風に吹かれてゆらゆらと泳いでいる。
なんとも言えない表情がかわいい。
古くからこの土地の名物だったわけではなく、ある種の町おこし的に青森のねぶたを参考に作られたものらしい。お土産品のノートに書かれてた。
こっちは折り紙。
影が入るとちょっとこわい。
白壁に映える、どこかで見たことあるようでない独特なデザインがおもしろい。実際に歩くとわかるが、いい感じのアクセントになっている。
ちなみにグッズ展開をそれなりにしており、お土産やさんで手のひらサイズのミニ金魚などが売られている(買って部屋に飾っている。かわいい)
金魚「ちょうちん」であるのだから、夜はどうなるのか?と気になる人もいるだろう。こちらについては第2部で取り上げる。
余談:柳井にはもっと歴史の長い伝統工芸品の織物「柳井縞」もあるのでご興味をお持ちの方は調べてちょ。
<第一部・完>
撮:2016/0321