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ゆるハイク: 海・山・海 / 糸島市 立石山(2023/07/30)

トレイルランニングをして思うことが、どうしても写真を撮ることに関しては記録的なものに止まるということ。

単純にカメラが重くて走るのに邪魔だからスマホにするということもありますが、それとは別に景色に対しての意識も「速い」ものになり、じっくりと観察できないのはやむを得ないことかとは思います。良し悪しの話ではなく、写真撮影のようにじっくりと時間をかける場合はゆっくりとハイクするほうが向いているでしょう。

ということもあり、この頃マイブームなのがカメラを持ったゆるハイク。標高差は抑えて、動きの強度も低く。最初はここから登山に入門したから初心に帰っているわけですね。

速く、きつくが当たり前になった今やると新鮮で、よく行く山でも新しい発見があるし大会前に強度を落として調整したい時などにも気分転換にちょうど良いことに気づきました。装備を軽く、時間は短く。「疲れない」範囲でやるのが非常に良いです。

と、いうわけでまず第一弾として糸島の立石山をゆるっと登ったときの記録です。難易度は低く景観は良い立石山。更に周回せず海からの登山口だけ、という楽々コースです。
写真中心でお送りします。

登山口へ

駐車場に停めてスタート。普段は周回のため南に進むけど、楽に行きたかったのでそのまま海へ。
海水浴場と直結した登山口へ向かいます。

海水浴のお客さんもたくさん
海の家、営業中
泳ぐと気持ちよさそうだ
海舞う蝶

海水浴場から登山口へ。

ここから登山開始

登山口-山頂

蚊も出ずに快適
ツクツクボウシ?羽化の直前のようです
岩場がすごい

立石山はかなり低い山ですが、短い区間で地質や植生が変わるため登って楽しい山。更に少し登ると開けてくるため、振り返るたびに抜群の景色を堪能できます。

樹林帯を出ると岩場へ。全体を通して歩きやすい山です。

全体が花崗岩です。
シダも立石山の特徴
非常に歩きがいのある登り

こちらの登りからはどこからでも海水浴場を見渡す構図を眺めることができます。

被写体に困ることなくゆっくり撮り歩くのが楽しい。
すべて載せてたら進まないので絞り込みます。

名物、パイプ鳥居

ほどなくして山頂へ。

標高は209.5mとかなり低め
糸島の山々にあるお札も

この通りかなり低いですが、ダイナミックな岩場と絶景が楽しめるため「物足りない」とはならない素敵な山です。難易度はかなり低いため小学生のハイキングもよく見かけますが、山に登りなれた人にもおすすめできます。

個人的には福岡でおすすめの山を尋ねられたら、相手が山屋以外なら立石山の名前を出してます。糸島全体の観光ついでに登れるというのも非常に大きいですね。かなり気楽な気持ちで登れますし、実体験から言えば運動を普段しない人たちを連れて行っても問題ない山です。

姫島方面。真ん中の黒いやつはクマバチ

ルートとしてはもう一か所登山口があり、その場合は駐車場から南下します。ただそちらは舗装路が多いので正直なところ海水浴場の往復が楽しいルートです。他にも道はあるっぽいんですが、かなり荒れてるので実質ないものとみてよさそう。

福の浦登山口まで登りありの舗装路。地味に長いのであまりおすすめしない

下山も同じルートで。じっくり見て進みました。

先ほどの神社の鐘
岩と松

松やシダなど、花崗岩の白とのコントラストが美しく歩いてて本当に気持ちいい。糸島と言えば海、みたいなところがありますがそちらも楽しめつつ実に夏に映える山です。

澄んだブルー
何回でも撮ってしまうね
迫力ある岩面

岩場なので降りは慎重に。とはいえ歩きやすいので、踏み場所をしっかり探せば難しくはありません。

糸島の山と言えばのもうひとつ、可也山

人気の山だけあって非常に整備されており、藪もありません。

気持ちいいコントラスト
樹林帯へ戻る

そして下山。夏場だけど短い時間で朝だったので水は500mlくらい。
軽い散歩レベルの強度でした。これまでこの山に一人で登った中では最もゆっくりだったかと思います。

海水浴所に人が増えてる

終わった後に海を歩けるのがいいですね。サンダルとショートパンツだったらそのまま突っ込んでました。

カニ。ちなみに山側にはサワガニもいます。
芥屋海水浴場から臨む立石山。低い!


駐車場に着いた時点でおつかれ山、です。
海水浴場なので、うれしいことに自販機も近くにあります。

この後は産直に寄って野菜や魚を買って帰りました。帰宅は午前中だったので夏は早起きに限ります。立石山は友達など連れて登っても楽しいので、今後はそうしたいなと思ってます。

このとき久々にカメラを持ってゆるハイクとなりました。
すっかりハマって、既にその後何件も行っており、そのうち記事にします。トレイルランニングのトレーニングを山行のベースにしつつも、夏場のロングはしんどいこともあって秋本番を迎えるまでは割合が増えそうです。


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