【要申込】セサミタッチ/Pro初期版を使っている人に
Sesameとは
Candy Houseから発売している、後付けで鍵をオートロック化する製品。
コストパフォーマンスに優れ、反応性も良いのでSesame3の時代から愛用している。
後付けである事の宿命だが、どうしても玄関ドアに取り付けるためには両面テープを使用する必要があり、【電池交換の度に】ドアから取り外す必要があることが唯一と言えるデメリット。
設置用マグネットの発売
つい先日、この点を解消可能なマグネットが発売した。(980円/5個)
要は両面テープと磁石をくっつける事でドアに固定をするタイプ(ドア→磁石→両面テープ→モジュール)なのだが、このマグネットを取り付けるために一度ドアからモジュールを取り外す必要がある。
ここで予想はしていたが、想像以上に厄介な出来事が発生する。
とにかくはがれない
Sesameシリーズは電池残量が少なくなると突然使えなくなるという仕様になっている為、電池残量50%を切ったら電池交換を検討したほうが良い。
(これは競合であるSwitchbotのサイトでも指摘されている)
Sesame5の電池交換のタイミングとしては半年~9ヶ月程度だが、この度に玄関ドアから両面テープをはがし、新規で購入した両面テープを新たに付け直すのはうんざりする。
上記マグネットはこの点を解消可能な救世主なので、電池交換に際して取り付けを試みた。
我が家ではSesame5とセサミタッチを使用しているが、筐体がそれなりに大きいSesame5に対してセサミタッチは筐体が非常に小さいため、玄関ドアからはがすのに持ち手がほぼ無く非常に苦労した。
1度は電池交換の為に取り外しているのだが、おそらく奇跡的に外れたのだと思う。
このnoteでは主にセサミタッチの取り外し方法について共有したい。
方法1:手で外す
失敗。
Sesame5ならいざ知らず、セサミタッチはモジュール自体が非常に小さい為、横にずらそうが縦にずらそうがビクともしない。
さすが3Mの超強力両面テープ。
長時間玄関外でゴソゴソしていると、はたから見たら不審者にしか見えず通報されても困るので早々にあきらめた。
方法2:釣り糸を使って外す
失敗。
これは僕の選択が悪かった可能性も高いが、なるべく細い糸の方が良いと考えて下記を注文した。
モジュールの裏に糸を通し、軍手を使って両手で左右に糸を移動させてみたところ、すぐに釣り糸が切れてしまった。(想定外の使い方なので仕方ないが)
方法3:テープはがしカッター
可能性を感じたが失敗。
我が家は賃貸なので、玄関ドアに傷をつけることはできない。
このテープはがしカッターであれば、非常に細くしなやかなのでドア表面を傷つける心配も少ない。
実際に試したところ、スムーズにモジュールと玄関ドアの隙間に滑り込ませる事が出来たが、粘着テープが刃の部分にまとわりつき動かなくなってしまいモジュールを取り外す事は叶わなかった。
方法4:シールはがしクリーナー
方法3との合わせ技で成功。
3Mの両面テープは非常に強力である事はわかっていたので、シールはがしクリーナーを使った方が良いのではないかと考えた。
シールはがしをモジュール上からスプレーし、方法3で使用したカッターで切り離すという方法。
ただ、1点注意点がある。
シールはがしがモジュールの隙間から入り込み、両面テープ(接着剤)を膨潤させてはがしやすくするのだが、セサミタッチの蓋内部にあるパッキンも一緒に膨潤し、使い物にならなくなってしまった。
我が家は集合住宅なのでセサミタッチが雨風にさらされる事はないので、極論パッキンは必須ではないが、もし外気にさらされている場合、パッキンがなくなったことにより雨や湿気などがモジュール内に入り込み故障する可能性が高い。
回避方法
最新のセサミタッチ/タッチプロは取り付け部分が改良されている様で、プラスチック部分をスライドすれば接着面をドアに残したまま本体のみを取り外す事ができる様になっている。
上記はCandy Houseにあるマグネット製品紹介動画をみると確認ができる。
すなわち、最新のセサミタッチ/タッチプロを使うか、新発売のマグネットを使う事で都度両面テープをはがす必要性を無くす事ができる。
最後に
取り付けモジュールが改善されている様なので、新しくセサミタッチを注文し、ついでにSesami5をProにアップグレードした。
メーカーからは購入済み顧客に対して無償対応(おそらくスライド式裏蓋)の約束がされているが、いつになるのか明言されていないのと、待ってイライラするのも嫌なのでとっとと注文してしまった。
後日、最新のセサミタッチが届くので取り付け部分の確認をしたい。
2023/12/28追記
注文していたセサミタッチとセサミ5Proが到着した。
特にセサミタッチは、これまで記載してきた初期版と違い改良版になっている。
以下の写真は改良版セサミタッチ。
粘着テープをつける面(ドアとの接着面)がスライドする様になっており、電池交換の度にドアから引き剥がす作業がなくなった。
ただ、引越しやセサミタッチを交換したい際など、ドアから取り外す時は相変わらず両面テープを引き剥がす試練が待ち構えている。
これを解消する意味でも、先述のマグネットを使う事でかなりストレスフリーになる。
唯一のデメリットは、マグネット式なので「知っている人なら」簡単に持ち去る事が可能である点。
ここに関しては以下の方法などで抑止力を働かせる事が出来るかもしれないが、メーカーの対応を待ちたい。
何かしらの方法で指定デバイス以外とのペアリングを制限する
登録されたジオタグ範囲内でしか動作しない様にする
既に初期型セサミタッチ/Proを購入している場合
先日、僕が本noteを公開した際、メーカーからDMがあった。
趣旨は2点。
タイトルの【注意喚起】という単語は、これから購入する人に誤解を与える為、修正してほしい
今後、初期型セサミタッチ/Pro購入者に対し改良版電池カバー配布を検討しているが、希望があれば先行して発送も可能
項目1に関しては以下の様に回答し、改良版セサミタッチが到着したタイミングでタイトルを変更した。
まとめ
初期型セサミタッチ/Proを購入した人は、上記方法で新しい電池カバーを入手する事ができる。
ただ、この電池カバー無償提供はメーカーの厚意なので、不要な場合は申請すべきではないと思うし、直ぐに必要でなければいずれ送付されるタイミングまで待つのも良いと思う。(僕は待つ時間が無駄なので新しく買った)
2024/01/03追記
これは予想していた事であるが、自社にとって不利益だと思われる事は些細な事(元々のタイトルにあった【注意喚起】というワード)についてすら即日修正を求める連絡をしてくるが、実際に修正が為されるとその事に関して一切レスポンスが無い。
この点は、競合よりも対話力があると思って選んでいたメーカーだった事もありとても悲しかった。
僕もメーカー勤務なので心当たりがありまくるが、この様な対応には「ザ・メーカー様」という印象を抱いてしまうし、同社に対するロイヤリティがガクンと下がったのをハッキリ感じた瞬間だった。
なぜここまで残念なのか自分でも不思議だったが、単純に向こうから「お願い」をしてきたにも関わらず、それに対してこちらがアクションをした後もレスポンスが一切なく、要は「人としてどうなの?」という疑問を持ったから。
誤解しないで欲しいのは、物質的なお礼を求めているのではなく、先述の「人としてのやり取り」すらできないのであれば、競合との差別化ポイント(対話力)がなくなるだけなので使い続ける意味はない。
だって競合は対話力は劣るが、製品(Switchbot ロックPro)としては良いから。
そして、同社に求めていた対話力が幻想だった事を知った今、今後同社の製品を買う事はないだろう。