Sesame4(セサミ)で玄関のカギをオートロック化する
初めに
Sesameという製品がある。
これは簡単にいうと、後付けで玄関のカギをオートロック化できる製品。
開封写真や詳しい取付方法などは他のページを見ていただくとして、ここでは実際のメリットや運用方法について記載したいと思う。
メリット・できる事
カギを開けた後、〇秒後にカギを閉める事ができる(オートロック化)
外からインターネットを通じてカギを施錠/解錠できる
ネットに接続されたスマホやAppleWatchがあれば施錠/解錠できる
施錠・解錠時に通知を飛ばすことができ、ログの確認もできる。
一時的にカギを共有できる
物理カギを持たなくて良いので、カギを失くす心配もない
(実際には物理カギを持たないのはリスクが大きいが)鞄の中で迷子になった財布を探す手間がなくなる
デメリット
オートロック設定をしている場合、完全に締め出される可能性がある
デバイスの電池残量を意識する必要がある
粘着テープでドアに固定をしているタイプの場合、脱落する可能性がある
結局物理カギを持たないのは万が一の際にリスクが高い
なぜ導入しようと思ったか
別記事にあるSwitchBotを導入した際、
外出時
SwitchBotが動作せず
しかもエアコンも動作しない
という悲惨な状況に陥った場合のバックアッププランとして(若干ふざけて)考えたプランがあった。
ただ、思いついたからには試してみたい性格なので、さっそく我が家のルールに則り奥さんに導入のメリットを説明、お許しをいただいたので冒頭のセットを購入した。
運用方法
Sesame Bot
建物に入る際のオートロック解錠用。
部屋番号を押すと室内のチャイムが鳴るので、iPhoneからリモートでSesame Botを操作すると物理的に室内の解錠ボタンを押してくれる。
すると建物に入る際の自動ドアが開く。Sesame4
玄関の前まで来たらNFCまたはアプリを操作して解錠する。
解錠して10秒後(時間は設定可能)には勝手に施錠される。
導入後
導入によって大きく改善した点は2点。
建物入口のオートロックをカギを取り出さずに解錠できる
これは奥さんがとても気に入っている。
普段、鞄の中で迷子になった財布を取り出し、更にそこからカードキーを取り出すのがストレスだったらしく、大喜びで使っている。玄関のカギが10秒後に勝手に閉まる
奥さんは玄関のカギをかけたか不安になるタイプなので、オートロックであるという安心感に加えて、アプリで施錠状況が分かるので精神的な負担が軽減した様子。
トラブル発生
この手の導入でトラブルが発生しないというのは基本的には存在しない。
ある日、奥さんが建物入口からSesame Botを操作しようとしたところ、動作しなかった。
アプリを確認したところ、確かにインターネットとの接続が途切れていた。
いくつか思いつくことを調べてみた結果、原因が判明した。
Sesami4はWi-Fiモジュールでインターネットと接続をするのだが、一度インターネットとの接続が解除されると本体のステータスランプが赤くなり、Wi-Fiモジュールを再起動するか本体近くからBluetoothを使って再設定をしないと使えなくなる事が分かった。
我が家では1週間に2回ほどルーターを自動的に再起動する設定をしているので、これは非常に困る。
そこで以下を試したところ、問題は解決した。
Wi-FiモジュールのIPアドレスを固定した
Wi-FiモジュールのMACアドレスを調べ、ルーターに登録する事でIPアドレスを固定した。
ちなみにWi-FiモジュールのMACアドレスはUUIDの〇〇の部分に記載されており、38:56:10 + 〇〇〇〇が該当する。
XXX-XXX-XXX-XXX-〇〇〇〇SwitchBot プラグミニを使って再起動できるようにした
ルーターの再起動などされていないはずなのに、なぜかWi-Fiモジュールがインターネットに接続されていない事が発生した。
緊急事態用に外部からWi-Fiモジュールを再起動できるようにと設定しておいた仕組みがうまく働き、SwitchBotプラグミニを使ってWi-Fiモジュールの電源をOFF→ONすることで無事にインターネットに接続された。
やはりセサミのみを信用してカギを持たずに外に出るのはリスクが大きい。
なぜSesame4なのか
AWSを使っていない
我が家はSwitchBotをメインに組み立てているので、AWS障害が発生するとかなりの部分がダメージを受ける。カギの開閉まで1つのサービス(AWS)に依存するのはリスクが高すぎる為、Sesame4を導入した。
ちなみに、SwitchBotやNature remoにもスマートキーはあるが、共にAWSなので却下した。安い
他のスマートキーに比べて安価な割に性能面含めてとてもしっかりしていた。レビューなどをみても、カギが特殊で取付できなかった場合にも個別対応でサポートしてしっかり使える様にしてくれるという企業としての姿勢に共感した。
最期に
冒頭のものをすべて購入しても13,000円程度だったので、コストパフォーマンスはかなり良いと感じる。
ただ、建物入口のオートロック解錠をするにはSesame Botを工夫して取り付ける必要があるので、まずはSesami4を玄関につけてみるのをおすすめする。