Switchbotプラグミニにお別れを
Switchbotプラグミニとは
Switchbotプラグミニとは1口コンセントをオンライン対応にするデバイスで、主に以下の性能を備えている。
消費電力モニタリング(ログもあり)
Wi-Fi(2.4Gのみ)、Bluetooth対応
HomeKit対応版「も」あり
Hub不要でインターネットへの接続可能
Switchbotアプリを使い、トリガーやシーンなどの設定が可能
ジオフェンスや天候によるトリガーも可能
我が家における主な使用用途としては以下の通り。
外出時の電源コントロール
「いってきます」というキーワードに連動して、会社用PCやPCモニタ類、AVアンプなどを始め、不在時には使わないデバイスの電源を切り、待機電力を節約する。
会社用PCの電源管理
帰宅時以降は休日を除きほぼ例外なく会社PCを使うので、上記でOFFになっている会社用PCの電源を入れる。
デバイスの運転状況管理
除湿機などSwitchbotに対応していないが外出時にも稼働を確認したいデバイスに対して「消費電力」という観点から動作を確認する。
電源状況を踏まえたトリガー作成
例えば「消費電力が5W以下の時のみSwitchbotボットを動作させる」などのトリガーを設定できる。こうする事でSwitchbotボットの弱点であった電源ON/OFF状況を踏まえたトリガー作成ができないという問題をクリアできる。
ちなみにSwitchbotボットによるボタン押下はたまにミスっている(押す動作はしているがきっちり押せておらずONにならない)事があるため、最も確実なのは消費電力モニターである。
PCやAVアンプなどの電源連動
PCやApple TVとAVアンプの電源を連動させる用途
これまではとても便利に使っていたが、いくつかあるデメリットが許容できなくなってきた。主なデメリットは以下の通り。
Switchbotのイマイチなところ
突然、電源がOFFになる
おそらくだが、Wi-Fiに再接続しにいくタイミングで起きている。瞬断しても問題ないデバイスなら(百歩譲って)良いが、PCなどの場合は許されない。しかも、オンラインゲームをしている時などもお構い無しにPCの電源が落ちるので本当にストレス。
電源が高速でON⇆OFFを繰り返す
これはとても厄介だった。繋げている装置がアンプであったりPCであったりした為、シンプルに故障が怖かったし、アンプの電源が切れると映像・音声の入力が変わるので画面が切り替わってしまう。
すると、アプリがフリーズしたり副次的なトラブルが発生する。
Wi-Fiが切断しやすい
これも結構厄介で、トリガーが連動しなくなったり気づくのが遅れるとまあまあ面倒。また、上記切断も誘発している気がする。
復旧のタイミングはマチマチで、放置しておけば勝手に復旧している事もあるし、自宅に戻って(Bluetooth範囲内に入って)手動で再接続が必要な事もある。
HomeKitで管理していればインターネットに接続されていない状況でも制御はできるが、Switchbot固有機能(電力モニターなど)は当然使えない。
故障しやすい
これは電化製品には結構辛い。これまで25個を超えるSwitchbotプラグミニを使ってきたが、凡そ1年以内に壊れると考えたほうが良い。
購入から1年以内なので無償交換をしてもらえる事もあるが、交換申請の際、壊れたデバイスをいつ購入したのかの紐づけが面倒だし、これだけ高頻度で故障するのは信頼性の観点から不安になる。火事になるリスクを冒してまで使う製品ではない。
壊れたデバイスの電力ログから大凡の購入時期を予測できるかもしれないが、故障するパターンの一つに2度と起動しないというものがあるのでそれも難しい。
最近は本体に直接マーカーで使用開始の時期を記載していた。
大きい
サイズが大きいので、例えば6口タイプのタップに使用する場合、3個使用するのが限界だと思う。コンセントの向きによっては2個が限界。
極性タイプである
コンセントを良く見ると左右の穴の大きさが若干異なるのがわかる。
これが極性コンセントで、デバイスによっては左右の大きさが同じものもある。
すなわち、その様なデバイスはSwitchbotプラグミニに直接差し込むことはできない。
セキュリティ上不安
10G対応機器が出るのを待っている状態だが、将来的にLinksysのHomekit対応ルーターを検討予定である。
自分で試していないので真偽不明だが、XのポストにLinksysのHomekit対応ルーター(ホームモード)を使うとSwitchbotの通信がカットされる=外部に何かしらのデータ送信をしている、という記載があった。
これはすなわちSwitchbotが送る必要のないデータを外部に送信しているという事。
代替品への切り替え
Switchbotプラグミニはとても便利である反面、デメリットも相当強烈。
仕組み自体は維持したいため、類似品の検討を開始した。
検討の条件は以下の通り。
HomeKit対応である事
ある程度の知名度があること
たったこれだけの条件なのに、該当するメーカーは驚きの2社で
SwitchbotとMeross。
我が家ではMerossの電源タップ(4個コンセント+4USBポート)を複数使用しているのでこちらを購入しようとしたが、長期的に欠品しているため1口コンセントタイプで急場を凌ぐことにした。
ここからはMerossの1口コンセントタイプ(MerossスマートWi-Fiプラグ・ミニ)について記載する。
Merossプラグ・ミニのイマイチなところ
Homekit用バーコードの位置が悪い。
Switchbotとは逆方向にバーコードが貼り付けてある。コンセントに挿すとわかるが、他のコンセントが邪魔になりバーコードのスキャンがとてもしづらい。
我が家ではバーコードを写真に撮り、それを印刷、プラグの上部に張り付ける事で有事の際にスキャンしやすくしている。Homekit用バーコードの予備がない。
Switchbotは本体以外にも小さい台紙にHomekit用バーコードが付属している。
これがあると本体のバーコードをスキャンせずとも台紙のバーコードで再設定出来るのでとても便利。電源ランプの位置が悪い。
本体横にランプがあるため、上からデバイスをみても電源状況が分からず、横から覗き込む必要がある。アプリ、トリガーが貧弱。
Switchbotは任意の動作後◯秒後に◯を実行、などトリガーが豊富。Merossは単純に指定の電源を一括ON/OFF程度。消費電力モニターがない。
これは特定の期間、デバイスに対してのみ使う機能なので、どうしてもこの機能が使いたければそこだけSwitchbotで対応予定。なお、Alexa版には消費電力モニター版が存在する。
上記の通り、イマイチな点は多くあるが、どれも致命的とは言えない。
すでに我が家の電源管理は大部分がMerossに移行しており、Switchbotプラグミニを使用しなければならないのは1か所のみとなっている。
まとめ
個人的にSwitchbotプラグミニが抱える大きな問題は2点。
この問題が解決されない限り、Switchbotプラグミニの購入は行わない。
電源管理デバイスであるにも関わらず、おそらくハードウェアに問題を抱えている
HomeKit対応ルーターでカットされるような疑わしい通信を行っている
ただ、代替がMerossしかないのは若干心もとないのが悩み。
サポートありがとうございます。すなねずみ達の為に使わせて頂きます。