熱海散歩つれづれ
唐突に、熱海に行く予定が出来た。
熱海=温泉、程度の知識しかなく、
とりあえず駅に降り立ち、
駅前の商店街を、温泉まんじゅうを
試食しながら往復する。
駅前に年期の感じられるビル、
アタミックスを発見。
アタミックスって、アズマックスみたい
と思いながら入ってみると、
熱海のお土産がほとんど買える、
素敵なビルだった。
1階に、観光案内所を見つけ、
熱海の地図をゲット。
マクドナルドで携帯を充電しながら、
「腹ごしらえして、地図を手に入れて、
武器を整備(携帯を充電)して、
何だかロールプレイングゲームみたいだ。」
と思いながら、何処に行くかを考えた。
「やっぱり貫一お宮かなー。」
と言う訳で、浜辺に向かう事にする。
(余談:貫一とお宮を知ったのは、
ユニコーンの大迷惑という曲。)
地図を見ると、
太い道を進むと大回りしないと行けないが、
細い道なら、真っ直ぐ行けそう。
最短距離を行く事にする。
が、熱海駅と浜辺には、
ものすごい高低差があり、
細い道は近いけれど、階段が何段もあり、
垂直に降る事になった。
帰る時はこの階段を登るのかー…。
と考えながら歩いてると、
浜辺に到着。
お宮の松は鉄パイプで頑丈に守られていた。
初代はこちら。
鉄パイプで守られているのは2代目なのかな。
そして、
おぉ。
知っている通りの、貫一お宮の像だ。
像があるのは熱海サンビーチという所で、
こんな南国っぽい植物が
植えられていた。
海。
…さて、海岸を満喫したところで、
次はどうしよう。
あの階段を登る?
…ないな。
階段は嫌だったので、モンブランに、
モカロールを食べに行く事にする。
文豪・谷崎潤一が愛したロールケーキ。
文豪になれるかも知れない。
紅茶を頼むとクッキーが付いていた。
ロールケーキを食べている間に、
途切れる事なくお客さんが訪れて、
ケーキを購入していく。
昔ながらの佇まいのケーキは
どれも美味しそうで
全部食べてみたかった。
お店を出て足元を見ると、
アスファルトに色が混じっていた。
何だか可愛い。
熱海の街は思っていたより、
ずっと可愛らしいものが沢山あった。
もう少しプラプラしたかったが
ここで時間切れ。
猛スピードで、熱海駅に戻る。
今度は太い道を辿って戻る。
太い道は、階段ではないが、
かなり傾斜のきつい坂が駅までずっと続く。
坂の途中で、
ステキな羊羹のお店を発見。
常盤木羊羹店。
なんとなく入ってみると
店主がイケメンで驚いた。
店主の写真付きの
ショップカードをいただく。
マカロンのような、
彩り最中 彩姫を購入。
パッケージもイケメン。
坂の途中には、こんなかわいいお店も。
くろんぼ。
あー、入りたい。
でも時間がない。
泣きながら高速で坂を登り、
駅前に戻った。
駅前のアズマックス、ではなく
アタミックスの
お食事処さくらで、
地魚丼をいただき、熱海探索終了。
10時半に着いて、14時頃までの
短い滞在だったが、
可愛らしいお店を発見出来たり、
思いがけず良い散歩になった。