7年目いろいろ
2014/10/31 デビュー文庫「薔薇に雨」が発売しました。
少し早いですが、11月から作家生活7年目(!)になります。少女小説/ファンタジー/ライト文芸/ノベライズ、色々書かせていただきながら、6年が経ちました。
応援してくださった皆様、ありがとうございます。
6年目を振り返りますと、はじめての映画ノベライズ、オリジナル【海月館水葬夜話】と、2冊ほど商業文庫の御仕事をさせていただきました。
ノベライズは、今までと少し違う御仕事だったのですが、ご縁いただいて嬉しかったです。自分ひとりでは書けない場所に連れて行ってもらえて、すごく幸せでした。
また、2年ぶりのオリジナル作品『海月館水葬夜話』、夜の読書にぴったりな、しっとり切なく、でも優しい物語になったと思います。
7年目も、いろんな御縁が繋がって、新しい物語を発表できたら良いですね。(コメディはちょっと難しいのですが、切なくてしっとりした、優しい物語が得意です)
ということで、御仕事は、色々させていただいたのですが……!!
予期せぬことも起こりまして、実は半年ほど、どんな風に生活していたのか、あまり憶えていません。
『海月館水葬夜話』の校正等もしていましたし、ファイルを見る限り色々書いていましたが、仕事以外のWeb小説、同人誌は進められませんでした。
このご時世、たくさんの方々がそうであったように、どうにもできないことだったので、2020年、残り2か月を全力で駆け抜けたいと思います。
応援してくださる、すべての方に御礼申し上げます。
今後も書き続けたいと思いますので、お付き合いいただけたら幸いです。
最後に、12月に予定しているWeb小説の更新予定を少し。準備がほとんど終わっていないのですが……なんとか12月には更新したい。
◆ 海月館水葬前夜 (※個人サイト連載)
現代FT × 葬送ミステリ
――ぜんぶあげるから、置いていかないで。ずっと一緒にいて。
捨てたはずの故郷に帰ってきた女 × 故郷に置き去りにされた男
幼馴染の再会から始まる、愛と憎悪、恋と執着、生と死をめぐる物語
クラゲの姿をした海神伝説が生きる町、死者の後悔を紐解く家に生まれてしまった男女の、何処にも行けない、地獄のような恋の話
本編『海月館水葬夜話』(2020.7.17発売)に至るための前日譚。
編集部さまの許可いただいたので、個人サイト『羊の瞳』に掲載予定。
(※本編 → 前日譚 / 前日譚 → 本編 どちらの順番でも読むことができます。なので、本編未読の方も、よろしければ)
◆ マグノリアの悪魔
西洋風FT × 血みどろプラトニックラブ
――いかにして、少女は帝国に亡びを齎したのか。
レナ・ダールベルク。
マグノリア帝国史上、最も陰惨な時代の元凶であり、亡びのきっかけとなった娘。
彼女が火刑に処されたのは、白木蓮の花咲く、美しい春のことだった。
魔女の末裔たる軍人 × 記憶喪失の養女
これは後世において、傾国の娼婦と呼ばれた少女をめぐる歴史の一幕。
数多の屍と、罪なき人々の不幸を積み重ねた先には、身勝手なふたりの、身勝手な恋の結末だけが待っている。
Web小説、同人誌については、応援してくださる読者さんに、商業作品以外でも楽しんでいただけるものがあれば、と思って、細々と続けています。
もちろん、「だから、楽しんでね」という強制ではありません。
わたしも気力体力と相談しながら続けているので、お気が向いたとき、楽しんでいただけたら嬉しいです。途中で止まっている連載や、リメイクも動かしてあげたいんですけど、そちらも体調と相談ですね。
あらためて。6年間、ありがとうございました!
素敵な7年目にできますように、物語を通して読者さんとお会いできますように。