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5年前、10月31日のこと

2014/10/31
5年前の今日が、デビュー文庫である「薔薇に雨」の発売日でした。

雑誌でも御仕事させていただいたので、商業作家としては5年半くらいなのですが、その間の御仕事は以下のとおり。

◆2018
8月21日 
オレンジ文庫8月刊 『ガーデン・オブ・フェアリーテイル 造園家と緑を枯らす少女』画:友風子様 
2月23日   WebマガジンCobalt 『白鷹の花嫁』扉絵:茂吉様 

◆2016
12月1日 
コバルト文庫12月刊 『湖城の魔王と異界の少女 睡蓮の花嫁』挿絵:うぐいす様 

◆2015
6月1日 
雑誌Cobalt7月号  『眠り姫とチューリップ』挿絵:深山キリ 様 
5月1日 
コバルト文庫5月刊 『魔女の赤い太陽 樹海の娘と月狩りの騎士』挿絵:由利子様

◆2014
12月1日 
雑誌Cobalt1月号   『薔薇に雨 碧玉の踊り子』挿絵:四位広猫 様 
10月31日 
コバルト文庫11月刊 『薔薇に雨 孤高の王子に捧げる初恋』挿絵:四位広猫 様 
10月1日 
雑誌Cobalt11月号  『海神(わだつみ)の恋人』挿絵:天満あこ 様 
2月1日 
雑誌cobalt3月号 『薔薇に雨』(2013年度ノベル大賞佳作)挿絵:深山キリ 様 
         『黄昏月 貴方に捧げる音色』挿絵:由利子 様 
それぞれの物語を大事にしてくださった方がいたこと、とても幸せでした。

振り返ってみると、小説に限らず、いろんなものが詰まった5年でした。幸せなこともたくさんありましたし、つらく苦しいことも多くありました。

商業作家としての発表もなく、インターネット上からも姿を消していた時期があったので、察していた方もいるかもしれませんが……。
一時期、身も心もボロボロになって、限界を迎えていました。
小説だけは書き続けていましたが、どんな風に生活していたのか、ほとんど思い出せません。

そんな時期も、お手紙や御言葉をいただくことがあって。
良い御報告ができない間も応援してくださる読者様がいたこと、本当に奇跡みたいだと思いました。いまも書き続けていられるのは、気にかけてくださった優しい方々のおかげでもあります。ありがとうございます。
また、親身になって励ましてくれた友人、お世話になっている編集部様にも心からの感謝を。

あと、やっぱり書くことが好きで、一生手放せなくて。
つらく苦しかった時期も、祈るように物語を書き続けたことは、私にとっては間違いではなかった。書き続けることのできた自分を、デビューした日くらいは褒めてあげたいと思います。

受賞作にしてデビュー文庫だった「薔薇に雨」から5年。

今まで応援してくださった、すべての方に御礼申し上げます。
いただいた御言葉、ご厚意、とても励みになりました。それにふさわしい物語を、ひとつでも発表できるよう書き続けますので、今後も応援していただけると嬉しいです。

6年目、頑張りますね。


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