エアコミティア133
9/21(月)開催、エアコミティアに参加します。
9/21(月)11:00頃~ BOOTHさんにて通販開始予定。
※「あんしんBOOTHパック」にて発送します。
当日、Twitterアカウント(@sun_todo)にて、通販ページをご案内します。
今年はイベントに参加できず、もしかしたら来年も怪しいので、当面は不定期の通販になりそうです。
イベント頒布価格と異なりますので、ご承知のうえで、ご検討いただけると幸いです。(※BOOTHさんの手数料変更、発送準備にかかるコスト等との兼ね合いから、既刊も通販価格を改定させてもらっています)
それでは、既刊の紹介を。
赤華繚乱
ティアズマガジン Vol.133 P&Rの文芸にて、ご紹介いただきました!! あたたかい御言葉、ありがとうございます。
”赤”を主題にした、仄暗いファンタジー短編集。
同一世界観にて、舞台と主役の異なる4編の物語。それぞれの物語で、異なる“あか”色をテーマにしています。
※残酷描写、えぐみ有。ご注意ください。
※既刊と比べると誤字脱字が散見されます。ご購入の際は、ご承知ください。
◆ 丹砂(中華風) テーマ:牡丹あるいは毒の“あか”
――古の毒。永遠に終わらぬ牡丹の呪い。
わたしは、あなたのために何を遺すことができただろうか。
親兄弟を殺し、玉座を奪った末の王女がいた。
最も残虐で、最も悪辣なる女王が、たったひとつ遺したかった愛の話。
「美しい牡丹の花には気をつけなさい。この国に限っては、その花は人の命を吸いとって咲き誇る」
◆ scarlet in the vermilion(西洋風) テーマ:太陽の“あか”
――私の獣。お前の緋色は、太陽のように苛烈だった。
檻に囚われた少女は、朱色の王子様から“スカーレット”の名を与えられた。
深き森に潜む太陽神と、その伴侶たる赤毛の子どもたちを巡る、いっとう残酷な御伽噺。
「ヴァーミリオン。朱色の王子様。あたしはずっと、あなたを殺したかったの」
◆ 死化粧の紅(和風) テーマ:紅(べに)あるいは血の“あか”
――あなたはきっと、鳥籠の外では生きられない。
婚礼を控えた姫君は、最も信頼していた従者に裏切られる。
仇の娘に仕えた男と、彼を自分のものとして慈しんだ姫君の話。
「香也。俺の可哀そうな姫君。こんな化け物、あなたは拾いあげるべきではなかった」
◆ 赭土の蝶は夢を見る(アラビアン) テーマ:炎あるいは赭土の“あか”
――土塊から蝶が飛び立つ。そんな夢を見ている。
砂漠の塔に囚われた神と、その贄として捧げられた異国の少女。
夢を通して触れ合ったふたりの、幸福な約束の話。
「だから、永遠に離さないで。わたしをあなたのものにして」
※2013年発刊のアンソロジー『Lithos ―六色の宝石物語―』に収録された「花と蝶々(Web小説としてサイト再録済)」の未来が舞台。
◆ 当初、優しい話と切ない話で半分ずつ、と思っていたのですが、蓋を開けてみれば、約束されしハッピーエンドは一つもありませでした。
ただ、万人にとっての幸福でなくとも、どれも愛のある物語にできたかな、と思います。
既刊に比べると誤字脱字が散見されるのが、苦しいのですが……!! 通販ページにも書きますが、ご承知のうえでご検討くださいませ。
悪魔と宝石(西洋風恋愛FT小説)
――最初で最期の、身勝手で醜い恋のはなし
美しい宝石の瞳を持つ少女の値打ちは、ただひとつ。
やがて悪魔に魂を奪われる皇子の代わりに、その命を散らすことだけ。
身勝手な二人の、奇跡の起きない、運命も覆らない恋物語。
あなたのために死にたかった。
たった一度の優しさを、たった一度の恋にしたかった。
◆数年前に書いた未発表作品を、加筆修正して製本した物語になります。
素敵な装丁をしてくれた友人にも感謝を。
火葬の娘(弔いをめぐる和風FT小説)
――それは死人の伴侶、死者に嫁いだ娘。
女神の産んだ山には、死者を火葬する火神子という神職がいる。
見習い火神子の少女・露草は、故郷を亡ぼされて、
守役の青年・暁仁と旅に出る。
泣き虫だった少女が、ひとりの火神子となるまでの物語。
※残酷描写、えぐみ有。ご注意ください。
◆設定の残酷さのわりに、同人誌では一番優しい物語かもしれません。
泣き虫だった少女の旅路を、見守っていただけると嬉しい。白谷ゆうさんの描いてくださった表紙が、とっても美しい。
以上、3冊が現在頒布している同人誌になります。
わたしの場合、Web小説や同人誌を続けている理由のひとつが、商業作品で良い御報告ができない間も、応援してくれる読者さんに何か楽しんでいただけるもの用意できないかな、というものです。
※わたし自身も好きで書いているので、だから読んで、買って、という意味ではありません。ご興味があれば、一緒に楽しんでいただけると嬉しい。
体力、気力、時間と相談しながら、今後も細々と続けられたら、と。
基本的にわたし一人で運営しているので、いろいろ手の届かない部分もありますが、ゆるゆるまったり、お付き合いいただけると嬉しいです。
同人誌もWeb小説も、読んだよ、と言っていただけるの、とても嬉しいので。気に入ってくださったら、お声がけいただけると励みになります。