幸福なこと
数年前、某所にて。
「お手紙いただくと泣いちゃうくらい嬉しい」とお知り合いに零したことあるのですが、いまも昔も変わらないなあ、という話です。
お手紙、インターネット上でいただいた感想等、嬉しく拝読しています。
ありがとうございます、という気持ちでいっぱいなのですが、
なんだか半分も伝えきれていない気がしたので、この場を借りて。
時折、編集部様宛にお手紙やお葉書いただくことがあります。
インターネット上でも、Web拍手やTwitter等で御言葉いただくことがあり、
本当に幸せだなあ、と思います。
出版界の片隅でひっそり息をしている作家です。
毎日大好きな小説を書きながらも、心がぺしゃんこに潰れてしまうことは何度もありましたし、今も潰れてしまうことはあります。
潰れてしまう度、立ちあがることができたのは、
私自身の「物語を書きたい」という気持ちもありますが、
読んでくださった方のご厚意も大きかったです。
もうダメかもしれない、というときほど、優しい御言葉をいただいた。
折れそうなときに、手を差し伸べてくださる方がいた。
たくさんのご厚意に救われて、幸福なことに今日も小説を書いていられる。
(これは余談というか、贅沢な望みかもしれないけれど、
わたしの書いた物語も、誰かが同じように思ってくれたら嬉しいな、と。
辛く苦しくて、痛くて、悪いことしか見えなくなってしまったとき、
寄り添い、歩いていくための力となれる物語でありますように。
もちろん、幸せな気分のときも力となれるよう祈っております、
どうか楽しんでいただけますように)
お手紙も感想も、いつも嬉しく拝読しております。
今まで応援してくださった方々、ありがとうございました。
これからもお力添えいただけると幸いです。
楽しんでいただけるよう、努力していきますので。
※最後に、誤解なきよう添えさせていただきますと。
この記事は、手紙や言葉を強制するものではなく、
「今まで応援ありがとうございます」という、感謝の意です。
お気に入りの物語があれば、ご負担のない範囲で応援していただけたら幸いです。