九州1人旅⑦阿蘇

鹿児島中央駅近くのミスドで、朝ご飯。
夜中、指宿でなかなかショッキングなことがありよく眠れなかったので、帰国後初のミスドを食べ、元気を出しました。

シナモンのオールドファッション、ソーセージパイ、イチゴのチョコがかかったハニーチュロ。
コーヒーもおかわりして、久しぶりのミスドを美味しく楽しみました！

高速バスに乗り、熊本駅へ移動します。
フィジーで出会った、熊本の大学生にインスタ経由で連絡をとり、会うことになっています。
フィジーでは時間が無くあまり話せなかったので、どんな方なのか知りたいと思っていたからです。
駅前でお茶でも、と言っていたのですが、私がその後、阿蘇に移動すると知ると、なんと車で阿蘇まで送ってくれることに！
1時間くらいかかるのですが、快く自らオファーしてくれ、なんて優しい方！！と感激しました。

車内でお喋りしながら、阿蘇へ。
2つ年下の大学生で、羨ましくなる程、かなりのんびりした性格の持ち主でした。
彼は自分の人生の中から、私が興味ありそうなこと、役立ちそうなことに的を絞って、惜しみなく教えてくれました。

あっという間に阿蘇に入ると、黄緑色の山々の美しさに感動しました。
阿蘇駅前で降ろしていただき、お別れしました。

ゲストハウスにチェックイン。
ご夫婦で経営されていて、優しく案内していただきました。
少し歩いて、九州のお弁当チェーン店｢ヒライ｣さんへ。
翌日用のおにぎりなどを購入し、併設されているレストランスペースでカツ丼を食べました。
熱々でタレがよく染みていて、美味しいカツ丼でした。

フロントで購入した、駅前の銭湯割引券で温泉に浸かりました。
けっこう混んでいましたが、芯から温まれて気持ち良かったです。

翌日、メインの阿蘇山登山です！
駅前から出ているバスに乗り、終点で下車。
登山口が少し探しても見つからなかったので、スタッフさんに尋ね、教えてもらいました。
大きな地図の看板の前で、バックパックを背負ったヨーロッパ系の女性と遭遇。
彼女に登山口を尋ねると、道だけでなく、おすすめのルートまで教えてもらいました！
登山口まで、坂道をひたすら登っていきます。
その段階ではまだ晴れていて、周りの山々がキレイでした！

登山口に到着し、さらに進みます。
火山独特の美しい地形、そして阿蘇の街並みも見えました。

ゴツゴツした岩場に差し掛かりました。
岩に書かれた、黄色い矢印に沿って進みます。
濃い雲が出てきて、あっという間に視界が悪くなってしまいました。
景色も全く見えなくなり、見えるのは目の前の岩肌のみ。
弱い霧雨が降り始めました。

急な坂の岩ロードを乗り越えると、遮るものが何も無い高いところに出ました。
その瞬間、突風が吹き抜けます。
飛ばされるんじゃないかと不安になり、しゃがみ込みましたが、風は収まらず、もうこれで行くしかないと覚悟を決め、ゆっくり歩き始めました。
歩いていると、意外と吹き飛ばされないことが分かり、安心しつつも足を取られないように、ゆっくり注意して進みました。
しばらく進むと、雲の中から2人下ってきて、勇気が出ました。

ここを真っ直ぐ突き進みます

頂上付近に来ると、突風が収まりました。
まずは、中岳の頂上です。
天気が良ければ火山の火口や、周りの山々など絶景が見えるらしいのですが、やはり雲で何も見えませんでした。

そこから20分程の、高岳の山頂へ。
こちらももちろん、雲で真っ白でした。

ここから少し下った岩場で、お昼休憩。
このおにぎりが美味しかった！

同じ道を引き返します。
下りは、よりたくさんの人とすれ違いました。
ほぼ海外からの方々でした。

途中で道しるべを見失ってしまい、迷子になりかけ急いで戻りました。
すぐに同じ場所に戻ることに成功しましたが、進む方向が分からなくなってしまいました。
ちょうど登ってきた方に、登り中か尋ねて、その方が来た方向へ進みました。
危機一髪、遭難を免れました。
今思い出すとヒヤヒヤします。

登山口の近くまで戻ってきました。
一寸先は雲。
これはこれで神秘的です！

バスに乗り、草千里ヶ浜へ移動。
少しだけ晴れていて、キレイな景色が見れました！
しかしすぐに曇ってしまいました。
遠くの方で、牛が放牧されているのが見えました。
最後の方も、一瞬だけ晴れました。

阿蘇駅にバスで帰ってきました。
夜ご飯を食べに、駅前の近くのレストランへ。
お水を持ってきてくれたスタッフさんが、完全防寒の私を見て、｢外、寒いですよね｣と話しかけてくれました。
｢阿蘇山に登って来たんですけど、雨と風で冷えちゃって｣
｢登山したんだね！温かいお茶、持ってきましょうか？｣
｢いいんですか？お願いします！｣
優しいスタッフさんに癒されました！
有難く温かいお茶をいただき、心も体もぽかぽかに。

お腹が激ヘリだったので、高菜めしとチキン南蛮のセットを注文。
疲れた体に染み渡りました！

ゲストハウスに戻り、同室に今日チェックインした、オーストリア・ウィーン出身の方と話しました。
5年前に5ヶ月程、大阪で留学していたらしく、今回は九州を巡るため3週間旅行中でした。
とても感じの良い方で、話せて楽しかったです！

阿蘇は周りを山々に囲まれた、自然豊かなのんびりした場所だと思いました。
またぜひ、天気の良い日に阿蘇山ハイキングに来たいです！

翌日は、日帰りで黒川温泉に行く予定です！
それを楽しみに、眠りにつきました。