九州1人旅⑪唐津&糸島~完~
嬉野温泉を出発し、バスと電車を乗り換え、唐津に到着!
佐賀県でどこに行こうかスマホで調べた時に、唐津の棚田が出てきて、「ここ、見たい!」と強く思ったから、というだけの理由でやって来ました!
とりあえず今日のゲストハウスに荷物を預け、バスまで時間があったので、お昼ご飯に呼子のイカを食べました。
人気の中華屋さんのようで、開店前からお客さんが待っていました。
バスで棚田に到着!
曇り空&田んぼの時期が終わっていましたが、それでも充分美しく感動しました。
見に来てよかった!そう思いました。
他にお客さんも来なかったので、しばらく1人でのんびり眺めていました。
遠くに見える海もキレイです!
スマホで検索して出て来る写真じゃなく、自分の足でその場に行って、自分の目で見ること。
これからも大切にしていきたいです。
バスまでかなり時間があったので、歩いて海を見て、先のバス停まで散歩することにしました。
途中から見えた、周りを森に囲まれた海、キレイです!!
雨の中バス停で待ちながら、おばあちゃんと電話で話しました。
旅行期間について、「1-2週間かな」と言って家を出てきたのに、既に2週間経過した後で、姉に「サンが帰ってこない」と電話があったためです笑
無事に1人旅を楽しんでいること、帰宅する日付を伝えました。
中心部へ戻り、チェックイン。
今夜も阿蘇で出会った、オーストリア出身の女性と夜ご飯です!
お店の前で待ち合わせ、お酒と共にクオリティの高いお通し、名物のぎょろっけや、くらげの刺身などを味わいました。
彼女は日本文化に興味深々のため、何でも聞かれますし、私もそれに答えたいと思いました。
間違った情報を伝えるわけにはいかないので、私はかなり店員さんに質問しました。
「ぎょろっけってなんですか?」
「これは本物の海のくらげですか?」
「この中で甘くないお酒はどれですか?」
店員さんも皆さん親切に答えてくれました。少しだけ通訳さんになれたみたいで、楽しかったです!
そこで感じたのが、恐らく彼女がいなければ私自身「知らなくてもいいや」とスルーしていたのでは?という思いです。
普段、どれだけのことに興味を持って、知れているか。
表面だけを見て、知った気になってるだけで、実際には説明出来ないことがたくさんあるんじゃないか。
彼女のおかげで、大切なことに気付けました。
彼女とは、これで当面の間会えなくなります。
「オーストリアでカフェを開いたら教えてね!絶対行くから!」
と約束し、お別れしました。
彼女と会ったのは3日間だけ、その内2日は夜ご飯のみでしたが、何年も前から友達のような感覚でした。
心をオープンに何でも話せて、私の将来の不安を聞いてくれたり、アドバイスもくれました。
彼女と同じタイミングで旅をして、出会えたことに本当に感謝しています。
翌日、電車で糸島へ移動です。
とりあえず荷物を預けにゲストハウスに行くと、かなり早めだったのにチェックイン&有難いことにお部屋に通してくれました!
そしてすぐに、糸島で1番行きたかった立石山へ。
バスを使い、徒歩で登山口を目指します。
登山口の前にベンチがあり、そこで早めのお昼にしました。
そこからの景色が既に絶景でした!
早速登り始め、あまり整備されていない印象を受けました。
高さは200メートル程と低めですが、急な岩場が多くて気を付けて登りました。
頂上に着いたと思い、しばし休憩。
い~い景色です!!!
低めなのにこんな絶景が見れて、得した気分でした。
先へ進みましたが、巨大な蜘蛛の巣が道を塞いでいたため、引き返して岩場に戻りました。
しばらく岩場で景色を眺めていると、中年男性2人組がやって来ました。
「1人で登ったんですか?」
「はい、新潟から1人で来て、九州1周してるんですよ」
「ええっ?!そんな遠いところから?1人で?!」
私にとっては普通のことでも、お2人がめちゃくちゃ驚いて「すごいすごい」と褒めてくれたので、何だか嬉しくなりました笑
1人は糸島の方、もう1人は広島から先輩に会うために来た、と仰っていました。
仲の良い先輩・後輩で素晴らしいな、と思いました。
糸島の男性が、ここが頂上ではない、ということを教えてくれ、彼について少し行くと頂上に到着!
途中で私が引き返した巨大な蜘蛛の巣があったのですが、彼は気付かずに、頭で蜘蛛の巣を突破してくれました笑
おかげで通り抜けることができ、頂上に到着!
彼が木の下にある箱を開け、この木札を見せてくれました。
中に大量に入っていて、1つ貰ってすぐにリュックにつけました。
かわいい!
しかも、1人だったらその箱を見落としていた気がするので、彼らに出会えてよかったです!
彼らと別れ、先に進みましたが、蜘蛛の巣がまだまだ大量にあり、断念して来た道を引き返すことにしました。
頂上付近でまた彼らに再会し、広島の男性にインスタを聞かれました!
私に興味を持ってくれたことが嬉しく、すぐに交換。
夜その方のインスタを拝見すると、看護業界に長らくお勤めのようで、仕事にプライドを持っているカッコいい方だなあと思いました。
登山の投稿もたくさんあり、世代を超えて山好きさんと交流でき、嬉しく思いました!
山を下り、「トトロの森」を歩いて目指していると、彼らの車が止まり、送っていこうか申し出てくれました。
何て優しい方々!!!
近いので大丈夫と言い、お別れしました。
トトロの森に到着し、短いトレッキングコースを進みます。
入り口付近が1番トトロっぽく、メイがトトロを追いかけていくシーンとそっくりな森でした。
トトロ大好きなので、映画に入り込めたようでテンション上がりました!
海のすぐ近くだったので、トトロの森を出て海を眺めました。
するとバンプグッズを身に付けた女性を発見!
実はここへ向かうバスの中でも、バンパーさんを1人お見かけしました。
「もしかして今日、ライブですか?」
思い切って話しかけると、前日が福岡PayPayドームでライブだったようです。
私も東京ドームのライブに12/7に行くと話すと、彼女は8に行くそうで盛り上がりました!
その時バンプの帽子(彼女とお揃いでした)と、バンプのリュックを身に付けていたので見せると、「まるで昨日のライブに行った人みたいですね!」と言われ、笑い合いました。
近くのお店で海鮮丼ランチをいただきました。
見てください、この心躍る海鮮丼を!!!
色んな新鮮なお魚が食べれて、大満足でした。
バスで中心部へ戻り、公園を少しぶらぶらしてゲストハウスに戻りました。
翌日、バスで桜井二見ヶ浦 夫婦岩へ!
メインの前に少し手前にある、灘山をハイキングしました。
途中で進む方向が分からなくなり、ヤマップというアプリを急いで入れ、ルートが怪しい時はそれでチェックしながら進みました。
展望ポイントからは、良い景色が見れました!
ただルートの目印が少なかったり、下り道に竹がゴロゴロ散乱していたり、蜘蛛の巣を木の枝で壊して進まなければならなかったりと、あまり整備されていませんでした。
無事に帰還出来てよかったです笑
またバスに乗り、夫婦岩へ。
めちゃくちゃ混んでいましたが、気を取り直して景色に集中!
白い鳥居が、空と海の青色に映えます。
キレイ!!!
海岸沿いを歩き、イカ料理が食べられるレストランへ。
イカ丼を頼み、美味しさに癒されました。
レストラン付近の海では、たくさんのサーファーたちが良い波が来るのを待ち受けていました。
最後にもう一度、夫婦岩を眺めました。
何でここにあるんだろう。
どうやって出来たんだろう。
てゆーか、なんかすごいな。
ぼんやりとそんなことが浮かんでは消えていきました。
翌日、夜行バスで博多から大阪に移動します。
チェックアウトして、スーツケースを預かって貰いました。
ゲストハウスの玄関に、ニュージーランドの鳥のオブジェや絵が飾られていたので、ご主人に尋ねてみました。
「クライストチャーチに始め2年住んでいたけど、冬寒すぎてロトルアに引っ越して、そこで10年住んでました。倉庫をまだ借りてて、荷物とか置いてあるのを、この前片付けて来ました。
1月にゲストハウスを閉めて、釣りをしにニュージーランドに行く予定です」
「えーそんなに住んでたんですか!私はワーホリで1年行って帰ってきたばかりです」
寒いのが苦手な、チャーミングな方だなあと思いました。
午後に美容室を予約したので、とりあえず公園をぶらぶら。
居心地の良いスポットを探して読書していたのですが、どうもソワソワします。
早めに切り上げ、近くのネパールカレー屋さんでランチにすることにしました。
ナンとカレー2種、ラッシーまでついて1000円程と、お得で美味しいランチでした。
ここでテキパキ働いていた若い女性が、見た目はアジア系に見えなくもないけど、日本語が完璧すぎるので「日本の方ですか?」と話しかけてみました。
「私だけ日本人です。よくネパール人に間違われます笑」
お会計の時も、「日本語は通じるんですか?」と尋ねてみました。
「オーナーだけは少し日本語出来ますが、他のスタッフは全くです笑なので、私が日本語を教えて、彼らからネパール語を教えてもらっています。普段は主にジェスチャーでコミュニケーションしてます」
短い会話、短い時間でしたが、素敵な方だな、と直感しました。
「またお待ちしてます!」
彼女との出会いも、とても良い一期一会となりました。
博多へ電車で移動し、ぶらぶらして夜ご飯に明太子丼を食べました。
でっかい明太子の存在感が贅沢で、すごく美味しかったです!
後半はお茶漬けにして食べました。
人とのつながりを感じながら旅をした、貴重な数日間でした。
約3週間の九州1人旅となりました。
まだまだ時間が足りないくらいでしたが、とりあえず行きたいところを回りきれて、よかったです!
九州は本州とは違った空気感で、基本的にゆったりしているなあと感じました。
自然も豊かで、気候も暖かく、良いところでした。
たくさんの奇跡的な、良い出会いもありました。
いっぱい経験して、そこから新しい学びもいっぱい得ました。
これだから旅は止められません。
Never stop to set off the journey!!!!!
端的に言って、
九州、大好き!!
ありがとう!!