ホストマザーとの出会い
ホームステイは運次第。
ワーホリの下調べをすると、このような記事を多く見かけました。
本当の家族のように接してくれる人、間借り人のように扱う人。ご飯が口に合うか、プライバシーはあるかなど、本当にそのご家庭次第ですよね。
私はエージェント経由で学校とホームステイを申し込み、出発10日前くらいにホームステイ先の詳細が送られてきました。
住所や名前、連絡先などの情報と、ホストマザー、リビングルーム、ベッドルームの写真がそれぞれ1枚ずつありました。
ホストマザーは写真からも伝わるような優しそうな、明るそうな方で安心しましたし、同時にすごくワクワクしました。
しかし、期待し過ぎてはいけないと思い、到着日までは、とりあえず寝る場所とご飯を提供してもらえるんだから、と言い聞かせていました。
そしてついに成田空港からオークランド空港に到着し、学校の送迎サービスの小さなバスで、ホストマザーの家まで送ってもらいました。
車が家の前に到着すると、開け放たれた玄関ドアから笑顔のホストマザーが出てきました。
挨拶をしてハグをしてもらいました。
その瞬間に、きっと素敵な人に違いない、ということを確信しました。
リビングルームもベッドルームも、写真通りきれいで居心地がよかったです。
洋画の世界に入り込んだような気分でした。
夜ご飯の後に、Facebookを私に見せながら、マザーやご家族のことをたくさん話してくれました。
今までも何人か、日本人限定でホームステイを受け入れていたそうです。
その後、日本から持ってきたお土産を渡しました。
地元で名物のようかんと、簡単に飲める抹茶スティックを選んだのですが、今までにない、日本らしいお土産ということで、感激して喜んでくれました。
その日から2カ月間、ホストマザーのお宅で過ごせて私は本当に幸せでした。
たまに休日に一緒に過ごすこともできました。マザーはカトリックで毎週日曜に教会に通っていたので、その現代的な教会に連れて行ってくれたり、近所の人たちを招いたガーデンパーティーに参加させてくれたり、ショッピングモールまで送り迎えしてくれたり。
お庭で育てた野菜でサラダを作ってくれたり、海までドライブしてくれたり、マーケットに連れて行ってくれたり。
軽い風邪にかかった時は、ハチミツを舐めさせてくれました。
とてもエネルギッシュで、人が、話すのが大好きで、料理が上手で、数々のオリジナルの哲学を持っていて。
私はホストマザーの話を聞くのが大好きでした。
その話に対する上手い返しが、いつも出来なかった事を後悔しているのですが、ホストマザーの話に含まれていたとても大切なことを、ずっと忘れないでいたい、と思っています。
私はホームステイを選んで正解だったと思っていますが、他の人の話を聞くと本当に運次第だな、とも感じました。
毎晩カレー。
会話がない。
過干渉すぎる。
料理がどうしても口に合わない。
中にはひどい環境だったようで、すぐにホームステイからフラットに変更した人もいました。
ホームステイ先を変えたくても、私の通っていた学校では2週間前申告制だったので、最低2週間は我慢しないといけません。
ただ食事つきですし、現地の人の暮らしを間近で直接見れるというのはとても貴重な体験だと思いました。
もしホームステイを考えている方がいらっしゃれば、少しでも参考にしていただければ嬉しいです!
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