ネルソン4泊旅行記
クライストチャーチを出発し、14時頃ネルソンに到着。
予約しておいたホステルまでの経路を、グーグルマップで検索したところ、緊急事態発生。
なんと、そのホステルは、カナダにあったのです!!
カナダにも同じく「ネルソン」という都市が存在し、それに気付かずに、カナダのホステルを予約していました。
しかも、宿泊費は4泊分、ネットで支払い済でした。
当日なので、キャンセル料は100%かかります。
「まじか、、、」
久しぶりに激しく落ち込みました。
数十秒間、呆然としてしまいました。
よく確認しなかった自分に、猛烈に腹が立ってきました。
ブッキングドットコムで予約していたので、サイトからキャンセルと、キャンセル料免除を申請しました。
理由欄に、ニュージーランドのネルソンと間違えてしまったことを記載。
私が日本でアルバイトしていたビジネスホテルでは、キャンセル料免除はコロナなどの理由でない限り却下していました。
海外だし、もっと適当だろうな。
キャンセル料免除してくれたら、ほんとラッキーすぎるな。
期待しないように自分に言い聞かせ、ニュージーランドのネルソンのホステルを無事に予約。
すぐにそちらへ向かい、チェックインを済ませました。
そしてすぐさま、観光スタート。
まずは有名な教会へ向かいました。
大きく立派な教会でした。
ボタニックガーデンを軽く散策し、「センターオブニュージーランド」へ。
ネルソンはちょうどニュージーランドの中心点に当たるらしく、そこに塔が立っているのです。
軽いトレッキングコースを進み、到着するとちょうどサンセットを見ることが出来ました。
ニュージーランドの中心から眺めたサンセットは、とてもきれいで良い思い出になりました。
一気に暗くなり、急いで街へ戻りました。
気持ちを切り替えようとトライしていましたが、久しぶりにかなりの落ち込みで、不可能でした。
そのため、自分の機嫌をとるためにレストランへ。
この1人旅で、初めてレストランで外食をすることにしました。
ホステルの近くに、雰囲気の良さそうなレストランがあったので、そこにしました。
サラダ、チキン、ライスのプレートがあり、それを注文。
また、ネルソンはホップの産地で有名ということで、店員さんに聞いて、ネルソンで造られたクラフトビールも頼みました。
店員さんも優しく、クラフトビールも料理も最高でした!
ずっと気になっていた、ニュージーランドで有名なスイーツ、「パブロバ」もデザートでいただきました。
1人でしたが居心地よく、のんびり過ごせました。
お腹いっぱいになり、心もすっかり満たされ、元気回復!
落ち込んだ時は、美味しいもの。
値段も気にせず、食べたいものを食べたいだけ。
私はそれで自分の機嫌がとれるので、ある意味チョロい人間だと思っています。
2日目、街から徒歩圏内で行きたいところを散策する日にしました。
まずはカフェで、コーヒーとパンをテイクアウト。
何とそこで、日本人女性がバリスタとして働いていて、「日本の方ですか?」と話しかけてくれました。
彼女もワーホリだったので、お互いの話をして、励まし合いました。
「ネルソン楽しんでいってくださいね!」と、笑顔で送ってくれました。
コーヒーは後でいただきましたが、とても美味しかったです。
良い出会いとなりました。
カフェを出て、「プリンセス・ドライブ・ルックアウト」という、見晴らしの良いポイントを目指しました。
海が見下ろせて、良い景色でした。
そのまま歩いて、「タフナヌイ・ビーチ」へ。
穏やかで透明な海で、オークランドの海と似ているな、という印象を受けました。
テイクアウトしたベーグルと、レーズンのパン、そしてコーヒーをゆっくり食べました。
その後、そのままビーチで本を読みました。
ダニーデンで購入した「シークレット・ガーデン(秘密の花園)」です。
旅には本が要るな!と思ったのと、英語の勉強も兼ねて。
文字が大きめ、そして、前から読んでみたかった本だったので選びました。
分からない単語はとりあえずすっ飛ばし、読み進めています。
私は小さい頃から本が大好きだったのですが、就職してから読書する時間ががくっと減少。
たまーに読む程度になってしまいました。
しかし、たまーに読む度に思っていました。
「やっぱり本、好き!」
そして、今回も同じことを思いました。
ビーチで存分にリラックスした後、センターオブニュージーランドの近くのトレッキングコースへ。
ぐるっと回って、街の近くの川辺で、テイクアウトしたインドカレーを食べました。
4種類のカレーがたっぷり入って、なんと13ドル!
お得で美味しいカレーでした。
近くの公園で暗くなるまで読書して、ホステルに戻りました。
そして何と、カナダのホステルが、キャンセル料免除を受け入れてくれたというメールが!
この件はもう諦めていたので、めちゃくちゃ嬉しかったです!
ウェリントンで知り合ったトレッキング友達が、ネルソンに以前旅行していて、「エーベルタスマン国立公園でトレッキングした」と言っていたのを思い出し、連絡を取りました。
するとすぐに、友達が利用した送迎ツアーのURLを送ってくれました。
ネルソン中心部まで車で迎えに来てくれ、ビーチでクルーズに乗り換えて、エーベルタスマンへ。
トレッキング後、またクルーズと車で街へ送り届けてくれる、という車なしの旅行者には最高に有難いサービスでした。
「よし、行こう!」
即決し、車送迎も必要な場合は電話しなければならなかったので、ホステルのダイニングスペースで電話をかけました。
19時くらいだったので、駄目元でかけてみましたが、すぐ繋がりました。
私は電話が得意ではありません。
ニュージーランドに来て、何回か電話する機会がありましたが、相手の英語も聞き取れなかったり、言いたいことも上手く伝えられなかったり、要は自信がないのです。
対面ならジェスチャーやお互いの表情などで、英語力がなくても何となくコミュニケーションがとれたりもしますが、電話だと言葉のみなので、ハードルが上がります。
しかもその時、周りにけっこう多くの人がいて、通常より緊張しました。
しかし全集中して、対応して下さった方も優しく、無事に翌日で予約成功。
ほっとして部屋に戻り、旅行中だということや、仕事をゲットしたことを友達たちに連絡しました。
まだニュージーランドにいる友達、日本に帰国した友達。
友達の状況も知れて、嬉しかったです。
また、ニュージーランドでたくさんの大切な友達が出来たことを再認識し、嬉しく思いました。
3日目、エーベルタスマンへ!
朝早く、ホステルの近くに迎えに来てくれ、1時間半程走ります。
夏が終わり、観光客もがくっと減ったらしく、車内は私ともう1人の女性のみでした。
ドライバーさんが積極的に話を振ってくれたり、ネルソンやエーベルタスマンのことを説明してくれたりしたので、あっという間にクルーズ乗り場へ到着。
チケット受け取りコーナーで支払いと、簡単な日程の説明を受け、隣のスーパーで念のため水を追加で購入。
クルーズで朝食にしようと思い、併設されたカフェでコーヒーとマフィンをテイクアウト。
時間になり、順番にクルーズへ乗り込みました。
寒いけど景色のために、屋上デッキ海側の席をゲット!
いざ、出発!
まずは、りんごがぱっかーんと、縦にナイフで切られたかのような形で有名な岩を見学。
エーベルタスマン内のビーチは、どれもとてもきれいでした。
いろんなツアー、場所を選択可能なので、ビーチごとに数人ずつ降りていきました。
そして、私が降りるアマロアビーチに到着。
トレッキングスタートです!
ビーチから山の中へ入り、歩いていると1人の年配の女性が話しかけてくれました。
彼女はトレッキングはせずに、森の中のロッジを目指していました。
娘さんとお孫さんは1つ手前のビーチで降り、ロッジまでトレッキングして、合流予定とのこと。
娘さんがニュージーランドに住んでいて、彼女はイギリスから来て、娘さんたちと旅行中。
ワーホリの話をしたり、彼女の話を聞いたり、楽しかったです。
ロッジが見えてきて、お別れしました。
森の中のコースはとてもきれいに整備されていて、歩きやすかったです。
そして「今、エーベルタスマンでトレッキングしてるんだ!」という高揚感から、自然とウキウキしながら歩きました。
ビューポイントや道中、素晴らしい景色でした。
1時間程で、ビーチに到着し、昼ご飯を食べることにしました。
ここのビーチはまさに絶景で、天国ってこんな感じかな、と思ってしまう程の美しさでした。
絶景を眺めながら、持参したりんごとベーグルをむしゃむしゃ。
すると、イルカが1匹、海面をジャンプしながら横切っていきました!
何て贅沢すぎる景色!!
感動しながらりんごを丸かじりしていた瞬間、ちょうど私の目の前を歩いていた年配のご夫婦と、目が合ってしまいました。
彼らはにっこり笑って挨拶してくれました。
私も少し照れながら挨拶を返しました。
そこから2時間程歩き、クルーズの集合場所のミッドランドビーチへ。
道中、さらにたくさんの素晴らしい景色に出会いました。
中でも感激したのが、エメラルドグリーンの海!!
海好きにはたまらない、最高のトレッキングでした。
6時頃ホステルに戻ってきました。
シャワーを浴びて、初日とは別のレストランへ。
この滞在中、もう一度クラフトビールを飲みたかったのです。
雰囲気もよく、フライドチキンと枝豆、ネルソンで造られたクラフトビールを2杯いただきました。
どちらも飲みやすく、美味しかったです。
ゆっくり寛ぎながら、noteの執筆を進めました。
大満足の1日となりました。
4日目、まずはホステル近くのカフェで朝ご飯をテイクアウト。
ドリンクだけ購入予定だったのですが、美味しそうなシナモンドーナツを見た瞬間、プラン変更。
メニュー表の「ダーティチャイ」が何となく気になり、注文しました。
タフナヌイビーチで食べようと思っていましたが、道に迷い断念。
2日目にゆっくり過ごした公園に行きました。
人気も少なく、のんびり朝食タイム。
シナモンドーナツがめちゃくちゃ美味しかったです。
ワーホリ中から始めた、イラストダイアリーに公園の木をスケッチして、少しゆったりしました。
バスに乗り、「ブロードグリーンヒストリックホーム」へ向かいました。
クイーンズタウン、そしてダニーデンと同じICカードが使用可能でした。
ダニーデンで参加した「オルベストンヒストリックホーム」ツアーがとても良かったので、また古いお家を見学してみようと思ったのです。
今回はツアー形式ではなく、入場料を払い、最初に簡単な説明と案内をしてもらい、後は自由に見学、写真も取り放題という形でした。
キッチンやダイニング、ベッドルームにストレージルームなど、アンティークな家具や雑貨に囲まれた素敵なお家でした。
やはり、「アンティーク好き!将来こういうお家に住みたい!」と思いました。
アンティークなお家を満喫した後、2日目に行った「タフナヌイビーチ」へ向かいました。
ビーチ近くのカフェで、マフィンとコーヒーをテイクアウト。
ビーチに到着すると、びっくり仰天。
引き潮で、2日前とは全く違う景色になっていたのです!
水辺は遥彼方に移動していたため、頑張って歩いて水際で腰を下ろし、昼食タイム。
昼食後、裸足で浅瀬をゆっくり歩きました。
ビーチの端から端まで、音楽を聞きながらひたすら散歩。
水温も冷たすぎず、とても気持ち良かったです。
バンプや洋楽、ハルカミライなどを聞きました。
時折、思い出深い曲が流れ、ふと泣きそうになる瞬間がいくつかありました。
リラックスして心を解放し、時間をただ贅沢に使いました。
これからも、こういう時間の過ごし方を大切にしたいと思いました。
スーパーで割引になっていた、カボチャの煮物をゲットし、公園に舞い戻って食べました。
ホステルに戻り、明日のピクトンへの移動に備えました。
さあ、次はピクトン!
残りあと僅か、どんな旅になるでしょう!
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