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ワナカ3泊旅行記

フランツジョセフからバスに乗り、約6時間半かけてワナカへ向かいました。
ちょうどレストランで一緒に働いていた、カナダ出身の子と同じバスで、休憩タイムにお喋りでき、嬉しかったです。
最後の休憩タイムでハグをして、彼女とお別れしました。

ワナカは快晴でした。
ホステルにチェックインして荷物を置いてから、さっそく街へ繰り出しました。

フランツジョセフに2ヶ月と2週間住んでいたので、大都会に感じました。
お土産屋さんや、レストラン、カフェなど、たくさんのお店がずらりと湖沿いに広がっていました。

まずは「マックパック」という、ニュージーランドのスポーツブランドのお店に行きました。
前から登山靴をゲットしようと思っていたのですが、フランツジョセフには靴を販売しているお店がありませんでした。
登山靴コーナーを眺めていると、若い女性の店員さんが来てくれ、サイズを出してくれました。

何個か試着し、気に入った登山靴があったので、購入を決意。

「これからトレッキングに行くので、靴を履いていってもいいですか?」
「もちろん!どこに行くの?」
「確か、アイロン、、」
「マウントアイアンね!私のお気に入りトレッキングコースなの!」

セールで元値330ドルが、230ドルでゲット出来ました!

「私が履いていた靴を入れる用に、ビニール袋をもらえませんか?」
「ちょっと待ってね、これでも大丈夫?」

後ろに置いてあった、多分服が入っていてゴミ箱行き、の袋を渡してくれました。
ジャストサイズの袋を無料でゲットできました。

「ピッタリです!ありがとうございます」
「ワナカにはどのくらい滞在するの?」
「3泊です。さっき着いたところで」
「トレッキング好きなら、この街がすぐに好きになると思うわ!マウントアイアン、楽しんでね!」
「はい!ありがとうございます」

素敵な店員さんに対応してもらえ、とても嬉しかったです。
ウキウキしながら徒歩30分程で、コースの入り口に到着。

往復1時間もかからないくらいの、手軽に挑戦できるコースでした。
しかし、頂上からの景色は素晴らしく、しばらく眺めていました。

街にまた戻り、疲れたし暑かったので、湖のほとりにある、ホームメイドのジェラート屋さんへ。
フェイジョアと、ラズベリーを注文しました。
湖のほとりで、のんびり食べました。
フルーツの果肉がゴロゴロで、とてもジューシーで美味しかったです!

ホステルに戻ると、2段ベッドなので、私の上のベッドの、台湾出身の男性が荷ほどきをしていました。
挨拶し、波長が合ったので話していると、お互い明日「ロイスピーク」という、かなりハードなトレッキングに挑戦予定だと判明。

「一緒に行きましょう!僕、レンタカーしてるので、コースの入り口まで運転しますよ」
「ありがとうございます!」

出発時間を決めて、眠りにつきました。



2日目、いよいよロイスピークに挑戦です。
片道約9,5キロ、高さ約1500メートル。
往復で6-7時間かかるコースです。

天気は雲ひとつ無い快晴。
駐車場には、既にたくさんの車が止まっていました。

ずっと永遠に続く急斜面。
燦々と降り注ぐ直射日光。
履き慣れていない、おニューの登山靴。
前日の夜ご飯はジェラート、朝ご飯はスキップしたので、力が入らず。

様々な理由から、今までで1番きついコースでした。
彼から道中、チョコレートやエナジーバーをいただきました。
かなり休憩を挟みながら、なんとか登頂。

絶景が広がっていました。

諦めないでよかった。
私でも、頂上まで辿り着けた。
美しい湖、山々、大地に、ただ圧倒されました。

下山の際、履き慣れていない登山靴だったためか、足の裏が1歩毎に痛み、かなり時間がかかってしまいました。
何とか下り終え、一旦ホステルに戻り、サンダルにチェンジ。
彼と昨日のジェラート屋さんに行き、湖のほとりで食べました。
私はレモンと、プラムをチョイス。
彼はヘーゼルナッツなど、トリプルにしていました。

食べ終え、湖に2人で足をつけました。
かなり冷たく、気持ち良かったです。

彼がリュックを枕にして、そのまま寝転びました。
私もそれを真似して、隣で寝転びました。
静かに打ち寄せる、穏やかな水の音が心地よく、少しだけ居眠り。
一緒にスーパーに行って、彼はホステルへ、私はまた湖に戻って夕飯を食べました。

サーモン丼

彼もワーホリで来ていて、残り2ヶ月でニュージーランドを旅行中、というタイミングでした。
多過ぎだからと、フェイジョアと、スイカを1つずつプレゼントしてもらいました。
インスタを交換し、トレッキングの写真を送ってもらいました。
翌日の朝早く出発だから、ということで、夜お別れの挨拶をしてくれました。

「今日は1日ありがとう!会えてよかったです」
「私もです!優しくしてくれて、本当にありがとう!」
「いやいや、僕より君が優しいんだよ」

そんなことはないのに、でもそう言ってもらえて、とても嬉しかったです。

それぞれ「安全な旅行を!」と言って、眠りにつきました。

彼とは、喋りたいときに喋り、一緒にいるけど自分の好きなように過ごし、沈黙も苦にならず、という時間の過ごし方が出来ました。

一緒にいる時間は短かったけど、波長がどんぴしゃで一致した感覚でした。

一期一会の素晴らしい出会いになりました。
彼には心から、感謝しています。




3日目、ワナカの隣町、アルバートタウンに向かいました。
徒歩1時間半程のところにある、「アウトレット・トレック」を歩くためです。
車道もある大きな道を歩き、細いコースに入りました。
川沿いのコースで、紅葉がとても美しかったです。

途中のベンチで、足の裏をマッサージしました。
昨日の後遺症で、まだ痛かったのです。
すると犬の散歩中のおじさんが、隣に腰掛けました。
挨拶して、話しかけてくれました。

彼はニュージーランド出身だけど、両親はインド人と言っていました。
イギリスや、オーストラリアにも暮らした経験がある方でした。
川に泳いでいる黒い魚の名前が、「トラウト」だと教えてもらいました。

「ニュージーランドで、1番好きな都市はどこですか?」
「もちろんワナカさ!だから住んでるんだよ」

当たり前!みたいな感じで言われ、その感性がとても素敵だなあと思いました。

「ワナカに滞在中なら、このままひたすら川と湖沿いに真っ直ぐ行けば、ワナカまで戻れるよ。ずっと長いトレッキングコースになってるんだ」
「そうなんですね!行ってみます」

有難い情報をゲット出来ました。
ベンチで足をマッサージしながら、休み休み歩きました。
美しい山々や、湖を眺めながら、ワナカに戻りました。

ベーカリーでサンドイッチと、プレーンドーナツを購入。
近くのカフェでお気に入りのコーヒー、フラットホワイトもテイクアウトして、湖で食べました。
疲れた体に染み渡りました。

今度は反対側に伸びるトレッキングへ。
湖に生えている、有名な「ワナカの木」を通るコースです。
そこだけ人だかりができていました。

1本だけ、湖から伸びる木はとても美しく、実際に見れてよかったです。
そのまま湖沿いのコースを歩き、同じ道を戻りました。



ワナカは本当に自然豊かで、街もきれいだし、お店も必要最小限揃っているし、お気に入りの街になりました。
ちょうど紅葉がきれいな時期に来れて、ラッキーでした。
天候にも恵まれ、素晴らしい3日間になりました。

ありがとう、ワナカ!!
大好き!!

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