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やる気はアビスの大穴に落としました。

Nikon z5
M f/2.8, 1/25, iso640, 40mm
Nikon z5
M f/3.5, 1/40, iso500, 40mm
Nikon z5
M f/4.5, 1/50, iso200, 40mm

深夜作業明けの朝、机は乱雑さが最大のままで放置されている。その様は毎回面白い。出しっぱなしのキーボード。ミスプリの山。手垢のついた関数電卓。開けっ放しの窓には、ほこりがびっしりついている。朝のやる気のない光と相まって、ムードは心地よい。僕には電気羊も機嫌の悪い妻も必要ない。午前9時13分。日曜日。

サイレントモードを解除して、Twitterを見る。こちらも乱雑さが最高潮に達している。身近な人も、見知らぬ人も、みな思いおもいの方向性に疲労した心を披露している。自分も数時間後にはそっち側へ行くよ。

ああ眠い。今日も銃口を突き付けられながら机に向かう。銃を持つのもまた自分だから、いつでも辞められるけど、やめることは許されない。

起き上がっている間はずっと頭が痛い。眼精疲労だろうから気にすることはないが、気分は水たまりの底に沈んだ落ち葉のよう。

こんなに生産性の無い今の自分でも、生意気にも腹が減る。印刷機能の壊れたプリンターと本質を共通していて、ただ体積を使ってそこに佇むのみ。でも狭い範囲で誰かが必要とするから、ただその瞬間を座して待つ。僕はスキャナ機能が惜しくてこのプリンターを捨てられない。僕は金が惜しくて新しいやつを買えない。

ここに書くまでもないしょうもない文章。でも、言葉や文章って、絶対に情報を伴ってないとダメなのか?最近ずっと考えている。

言葉に情報が載ることを理解せずに傷つける人がいる。
言葉に載ってない情報を読み取って傷つく人がいる。
言葉に情報を載せて人を救う人がいる。
言葉に情報を載せずとも人を笑わせる人がいる。

窓の向こうで子供が喧嘩している。


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