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振袖

先日、次女の成人式の着付けの予約をしてきた。

今は18歳なのだけど、成人式の振袖の予約は、
年々早い傾向にある。

早くに予約をする理由は、
レンタルである場合、選択できる着物が豊富にあるため。

予約が遅くなると、気に入った着物があっても、
すでに予約が入っていたりして、選択肢が少なくなる。

できたら、希望の着物を着れるようにしてあげたいという
親心。

また、そのお店では、
予約を行った順に、前撮りと当日の希望が優先となる。

場合によっては、夏の時期の前撮りとなることもあるため、
できれば、自分たちの都合で選択できるようにしておきたい。

当日の時間も、より良い時間に設定したい。

そのような理由から、早めの予約を入れている。

👘

振袖には、苦い思い出がある。
私は、自分が気に入った振袖を着ることができなかった。

決して裕福な家庭ではなかったのだが、
家系が、三姉妹、従姉妹も女の子と女系ばかりで、

レンタルより購入が良いことから、
本家の長女で、一番乗りに成人する私と母で、
振袖を買いに行った。

その時の嫌な気持ちは、ずっと忘れられずに心に残った……



そのことについては、
長女の成人式の前撮りの記事で話している。

私が娘と同じ20歳の時、
三姉妹ということもあり、
振袖を購入するため母と買いに行ったのですが、
その時のことが忘れられずにいる……

私が選び、着たかった振袖は却下され
自分が着るわけでもないのに、
母が選び、母が気に入った振袖を着せられた
小物から全て……

途中から、無力を感じ、やる気を失くし、
自分が気に入ったものは全部打ち砕かれて
とにかく母が満足する一式になった

私にとっては
なんとも不快だけが残る
残念な思い出💧

だけど、
この振袖は
従姉妹も含め
何度も皆が着用している

私はトップバッターで
選ぶ権限を持ち合わせていたが(実際は無い同然だったけど)
考えてみれば、
私以外は

自分好みを選ぶ権利などはなく
当たり前のように
お下がりを着用するのだ

それを考えれば
選択権がない、他の妹と従姉妹たちと同じ状況だ

そう思った
権限があったことによって、
無駄に失望を味わった……

そんな思い出があるため、
娘にはレンタルでもいいから、
自分の好きな振袖を着てもらいたいと思っていた

私は、今でも
自分の着物を全く気に入っていない……

その当時に自分が着たかった着物の色と柄が
忘れられずに、記憶に浮かび上がってくる……

残念な気持ちと悲しかった気持ち
苦い思い出となってます(笑)

私以外の人たちは、
さほど気にしていないのだとわかります

私だけ
私だけが、強い思いが残った……
なぜなら、
いつだって、自分の道を阻められてきているからだ……



そう……
この苦い思い出があるため、娘たちには、
“好きなものを“という想いが強いのだ。

悔やまれる思いをさせたくないという、
自分の過去の昇華をさせるかのように、
重ねる想いがある……


でも、不思議と、長女はママ振りを選んだ。
なんと親孝行な子だろう。

私は全然気に入らなかった振袖だったが……
悪くないじゃん♫って。

(我が子ながら、いい子だな〜と思った)


次女はどうだろう……
次女は意外とこだわりがある。

お姉ちゃんはそれでも、
私は自分が気に入ったものを着たい。
いろいろ見てから決めたい。

長女もそうして、結局ママ振りを選んだのだが……

さて、次女はどうなるかな ?

👘

ママ振袖のこの色はなぁ……と、
お店で次女が漏らす。

そうなんだよね……
少し渋いよねぇ〜

私もそれに共感した。

私もこの色、嫌だったんだよ〜
おばぁちゃんがさ〜全部決めちゃってね〜

と、当時の愚痴が出てくる出てくる。


次女が着てみたい色は、白っぽい色なのだそうだ。
なるほど〜
白地いいよね〜

たくさんの着物の種類に目移りするが、
自分の好みを楽しそうに選ぶ次女。

選んだ着物は、
もう、すでに予約が入っていて驚いた。


まずは、ママ振りから着付け♪

和のモノが好きな次女。
振袖に手を通すのが、とても嬉しそう!

顔はニコニコ♡


着付けをしてくださる方が、
私の着物をとても褒めてくださった。

状態がとてもいいですね✨
こんなに綺麗に残ってるのは凄いです!
とてもお洒落な着物✨
着物からどれだけ着物が好きだったか伝わってきます♪
こだわられていますね✨
着付けしている私の方が嬉しくなってきます♪

着付けの方の言葉

着物を見せるたびに、
毎回たくさんのお褒めの言葉をいただく。


買った当時の私には、全く理解できないことだったが、
見る人が見れば、とてもわかるようで……

一つも気にいっていなかった振袖なのだが、
こうして毎回、着物を褒めていただくと、

20歳の時に抱いた悔しい気持ちが、
浄化されていくような気持ちになる……

癒される気持ちと、
母のことを褒めていただいているような
少しくすぐったい気持ちと、私の心がやわらいでいく。

この着物でよかったな♡

そう肯定していけるのだ。

👘

私のエピソードの話をしながら、
次女と着付けの方と会話を弾ませ、
和やかに着付けを楽しんだ。


う〜ん……どうしよ〜……

次女はいろいろ考えている様子。

私は何も言わず、しばらく見守る。
(何に悩んでいるのかな〜)

白地の着物とママ振袖と悩んでいるかと思いきや、

白い着物はもういい、こっちでいい♪と、

代々着てきている振袖を選んだ!
(次女で8番目)


あ、そうなんだ……(笑)
で、今は何に悩んでるの?

帯上げと帯締めをどうするか……

(そこだったのか……)

わからないものですね♪😊


いろいろ理由はあると思う。
レンタルの金額のことや、生地感の違いとか、
その他いろいろと……

自分の中ですり合わせをした結果、
本人の意思で、ママの振袖を選択♡

(長女の時と同じ結果に♪ )

この振袖も悪くないから♪

と。

👘

おもしろいものです(笑)


〜代々着ている振袖に想いを寄せて〜





・・お読みいただきありがとうございます・・


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ゆうゆう yu-yu
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