最近感じること(働くことについて)
サンでございます。
GW最終日になりましたね。
明日からまた仕事だと考えると、何とも言えない気持ちになります。
私は、自身をたった今包んでいるこの感情を大切にしようと考えているのです。
そうです。転職しようと考えているのです。
現職について詳細に述べることは自身への危険性を鑑み控えますが、俗に「ブラック」と呼ばれる職種に就いております。業界全体が無駄な気遣いで自らの立場を危うくし、新人から中堅の、いわゆる若手を中心とした世代に逃げられている業界でございます。例に漏れず、私も逃亡を画策する一員なわけです。
やりがい、〇〇のため…。うんざりいたします。そうやって自分たちの首を絞めてきた過去を顧みない何よりの証拠です。この言葉を常に纏う上司には、哀れみの念さえ生じかけます。
そこで私は未だ20代の青二才でございますが、それでも自分の価値観を信じてみようと思ったのです。そう思わせてくれた、悲しき上司たちには感謝しております。もちろん、その方々が歩んできた足跡に対する否定や嘲笑を楽しんでいるわけではございません。私が生くことを望む人生において、そのような職業的価値観が歓迎されないだけなのです。
私は、ゆっくり生きたい。明るい時間に帰って自分の時間を過ごしたい。私の望みが尊重されて然るべきであるように、彼らのそれもまた同様であるべきでしょう。自分の意にそぐわないからといって即座に否定や攻撃に走るのは、あまりに浅薄です。そうならぬよう、極めて理性的にこの文章を記しております。
さて。私がやりたいことをできているか、という基準で人生を謳歌するのであれば、今の職種は難しいわけでございます。
年数を重ねれば、という考え方もできないわけではありませんが、今の職種に就いてより、上の世代を見ていて閉塞感を拭い切ることはできませんでした。
そして何より、やりたいと望んだ、本来我々がすべき職務に辿り着けないという点が大きな問題であり私にとってのストレスなのであります。
そこで、やりたいことを改めて整理してみることにしました。それは、「相手に伝えること」でした。今の職種でも、さまざまな事象を通して「伝える」ことを意識しており、そこに喜びを感じる瞬間もございます。しかし、そこに辿り着くまでの無駄な業務が余りにも多いのであります。やりたいことに時間を割くことのできない不満はどの職種にも言えることと存じておりますが、今の職種においてはそれが異常なところまで来ているのです。若手が逃げ出すのも無理もない話です。
自分は、伝えたい。自分が思っていることを何かしらの形で伝えたいと考えております。noteで稚拙な小説を書いているのも、それが由縁であります。
また、本がそこそこに好きです。本の虫とまではいかずとも、本や文章に囲まれ、ゆっくりと他者の表現に浸る環境を作り出そうとしています。
これらの基準をもとに、自分は何を食い扶持に繋げたいのかと考えています。
不思議と、お金の面は気にならないのです。大学生の頃の私は、安定や給与にばかり目を向けていました。今その感覚は、自分でも不思議なほど消え去っているのです。真にやりたいことを探し、見つけることに価値を見出せたように思います。それも、さまざまな本や文章に出会うことができたからだと思っております。
本屋などにも興味はありますが、生半可ではよくない。自分にとって、真のやりたいに耳を傾け、短い人生を謳歌いたします。
今後も、文章による表現を続けていきます。
生温かく、よろしくお願いいたします。
温泉に入ったので、三島由紀夫を読みます。
それでは。
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