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六本木歌舞伎が最高だったお話

めっちゃ気まぐれに書いている私のnote。
それくらい「書きたい!!」と思うことがない限り書きません。
「書きたい!!」が久々に起こったのです。
2022年3月11日に福岡サンパレスホテル&ホールにて開催された、六本木歌舞伎2022 『青砥稿花紅彩画』より『ハナゾチル』を観劇してきたのですが、それがすごくよかった話をさせてください。
お目当てはA.B.C-Zの戸塚くんでしたが、歌舞伎役者さんの方々もとても素晴らしかった…!

六本木歌舞伎とはなんぞやとか書くのは面倒なのでこちらをご覧くださいませ。

結論から言うと、私はこの観劇体験によって、軽率に歌舞伎に興味を持ちました。
歌舞伎のイメージって、公演時間が長くて、正直何言ってるかあんまわからなくて、観劇のルールとかありそうで敷居高くて、、、って感じ。
そんなハードルを取り払うというこの公演の作戦に綺麗に引っかかっています(笑)。
歌舞伎は、音楽の授業や日本史の授業で習う伝統芸能じゃなくて、現代でもなお人々を魅了するものすごいエンターテインメントなんだと強く感じました。

題材とされていた作品の予習もできていない状態で行きましたが、そんな無知な人間でもストーリーが分かりやすく、何よりもあの華やかさは観ててときめく。
特に私がときめいた点がこちら↓

  1. 美しい衣装

  2. とっつーのアクション

  3. 海老蔵さんととっつーの殺陣

  4. 殺陣の斬られ役の方々のアクロバット

衣装は言わずもがなですよね。近い席だったのもあり、以前遠い席で能を観劇した時よりも綺麗な衣装だな〜!と感じました。
色鮮やかなのもいい。そして衣装をより美しく見せる、所作の美しさにも改めて感動しました。

とっつーのアクションはさすがでした!
アクロバットを交えた現代アクションが歌舞伎で見られるお得感…!
やはりA.B.C-Zのバク転が好き。

海老蔵さんととっつーの殺陣。美しい。
歌舞伎の殺陣はキレもありますが、どちらかというとスッ…スッ…と華麗に敵を捌いていく感じなのですね。(間違っていたらすいません)
とっつーは普段のA.B.C-Zのパフォーマンスの時からキレとしなやかさが共存した美しい動きをしていますが、それが歌舞伎の殺陣にとても合っている気がしました。
花吹雪が舞い散る中のクライマックス。美しくて美しくて…!
"日本の美しさ"だなと思いました。

驚いたのが斬られ役の方の動き。
当方、A.B.C-Z担として行っているので、どうしてもアクロバティックな動きには弱いです。
歌舞伎の殺陣では斬られる時に「ううぅ.…バタン」的な動きをするのではなく、宙返りするんですよね。
まとめて斬られる時に息が揃った斬られ宙返り。音が静かな着地。
斬られ役に心躍らされるのは初めての体験でした。
また観たいと思う大きなポイントの一つです。

こんな壮大で、華やかで、舞台上の全てが美しい歌舞伎。
すごいエンターテインメントだと思います。
ジャニーズは滝沢歌舞伎などの作品もありますが、そうやって歌舞伎をやろうとする理由がわかった気がします。
もちろん本格歌舞伎を歌舞伎役者の方々が伝えていく力もすごいですが、ジャニーズが歌舞伎をやって、このエンターテインメントも凄さを伝えていくことは大きな意味を持つのだと思います。

ずっとこの素晴らしさが時代を超えて人々に伝わりますように。
こんな"歌舞伎の沼に片足突っ込みかけ"程度の人間ですが、そう祈っています。

ちなみに、BOHさんのベース演奏にもめちゃめちゃアガりました。
この舞台に合うんだ…!ととても新鮮で、今後もこんな風に音楽面でも新たな化学反応が起きる舞台がたくさんありますように。

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