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経営のお悩み相談43|「有給休暇」と「引継ぎ」
「サンカラ」の佐藤律子です。
2024年が始まり、早くも半年が過ぎようとしていますね。
年のはじめに大きな風邪をひいて、
完全に臥せってしまっていた私。
根拠もなく、「今年の厄は落とし切った」と思っているので、
ここから先の2024年は、前向き平常心で進んでいこうと思っています。
さて、そんな2月さえも見えてきた今週は、メルマガ読者のみなさんからいただいたご質問に専門家が答える、Q&Aの時間です。
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今回は、
ペンネーム 「ペンギン(サービス業(従業員1名~10名未満))」さんからご質問をいただいております。
さっそくご質問を見ていきましょう。
質問内容
社員が辞めます。業務の引き継ぎをして欲しいのですが、有給を消化したいと言って、引き継ぎがスムーズにできず、業務に支障がでそうです。退職時に有給を多く使用させないようにする方法はありますか?
有給は権利なので尊重したいのですが、きちんと仕事は引き継いで欲しいなと思い、質問させていただきました。
ペンギンさんの会社では、退職者の有給休暇について悩まれているようですね。
それでは、少しずつ見ていきましょう。
「有給休暇を消化したい」という要望
退職者の有給休暇について悩まれている会社さんはとても多いです。
そして、そういった会社さんがおっしゃるのは、、、
「別に、有給休暇を取得するのを阻止したいわけではない。
ただ、最後までちゃんとやることはやってほしい」
といったことです。
今は、いろいろなQ&Aサイトで、
有給休暇について取り扱っていますね。
そういったサイトでもよく書かれているように、
有給休暇は、「労働者の権利」となるため、
有給休暇の取得を阻むことは難しいため、
在籍中は、労働者側にも「誠実勤務義務」が生じるため、
仕事をしっかり終わらせて、引き継ぎもしっかりしてほしい旨を伝えたうえで、
その退職者の方と相談をしながら、
有給休暇の使い方について、双方で調整をしていく必要があります。
退職日は決めておく
一方で、退職者の方が「有給休暇の消化」ばかりを主張して、
通常業務も引継ぎもしてくれない場合は、
他の社員の方へも影響が生じることもありますね。
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