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経営のお悩み相談27|他士業の領域の質問について
サンカラ・税理士の柿本です。
さて今回は、読者のみなさんからいただいたご質問に専門家が答える、Q&Aの時間です。
さっそくご質問を見ていきましょう。
"ミニカー"さんからの質問です。
質問内容
【ご質問】
先日、司法書士さんに会社設立をお願いしました。
設立にあたって、色んな質問をする中の1つとして、会社設立に関する税金について質問をしたところ、「その点は、税理士さんに聞いてください」と言われました。
税金のことについては、税理士さんしか答えられないのはわかります。
でも、こちらの気持ちとしては、
「依頼している会社設立の一部の話なので、司法書士さんが税理士さんに代わりに確認をして、その回答を教えて欲しい」
と思うのです。
それは法律上難しいものなのでしょうか?
税理士さんからのメールを転送するという形でも、全然かまわないのですが。
「税務相談」は税理士の独占業務
税理士法により、「税務代理」「税務署類の作成」「税務相談」は、税理士の独占業務とされています。
つまり、有償無償に限らず上記のことを税理士以外が行ってしまうと法律違反になってしまいます。
なお、税理士でない者がこれらの税理士業務を行ってしまうと「2年以下の懲役又は100万円以下の罰金」に処せられる場合があります。
今回の質問にある内容は、この「税務相談」にあたる可能性があり、ミニカーさんのおっしゃるとおり法律上回答することが難しかったのかもしれません。
そのため、司法書士の先生は直接税理士に聞くよう促したのだと思います。
ただ、
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