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職場にたどりつくまでの最後の坂道、 気合を入れてペダルを漕ぐと オモイキリの良い音が足元で鳴った。 信号が変わらないうちに 冷静に向こう側へ渡る途中 振り返ると案の定チェーンは綺麗に切断されていた。 今日は会議が重なって、 お昼休みもほぼ存在しないようなものなのに、 とりあえず誰に聞いたら直す場所がわかるのかを 考えながら駐輪場に自転車を止めた。 はじめに会った職場のお姉さんに 今朝の自転車の件を相談すると 「それは大変!」と 自転車屋さんを教えてもらうだけにとどまらず、
職場までの坂道をいつも通り自転車でくだっていたら、 クラクションを鳴らされた。この間も鳴らされて、 確かにあの日は水たまりをよけて車道にに寄ってしまったから、 申し訳ない気持ちでいっぱいだったけれど、 今日はそれも気を付けていたのに、、、と思った瞬間、 乗っていたのは漁協でお世話になっているお父さんだった。 クラクションは鳴らされたのではくて、 鳴らしてもらったんだった。 別に何せず通過してくれても良かったのに、 精神的にあまり元気ではない今のあたしには暖かすぎるこころ配り