SUN の傘職人の手しごと、お見せします!
「美しい傘を届けたい」という職人の強い想い
SUNでご注文いただく傘は全て『完全オーダーメイド』です。
『完全』というのは、生地+骨組み+持ち手の組合せが無限にあるからです。
実際に、これまで2人以上のお客様から全く同じ組合せのオーダーをいただいたことはありません。
大きな三角定規のようなものを生地に当てて生地を裁断することを『型だし』というのですが、この『型だし』が美しい傘にとって非常に重要です。『型だし三日』と言われるほど、高い技術を要します。
既製品の場合は、サンプルを作る過程でベストな三角定規(のようなもの)が決定します。でも、SUNの場合は毎回オーダーの度にこの大きな三角定規をミリ単位で調整しなくてはならないのです。
例えばAさんとBさんで同じ骨組みを選んだとしても、違う生地を選んだ場合は、この三角定規は同じではありません。生地の伸縮性や厚さなどを考慮して、三角定規を職人が微調整しています。
時には、完成間近でも『型だし』からやり直すケースもあります。『型だし』の時に生地の特性を理解し、完成イメージに辿り着くために、ミリ単位の調整をしているわけですが、イメージ通りにならないこともあります。職人たちは「美しい傘をお客様に届けたい。大事に使って欲しい。喜んで欲しい」という想いが強く、理想を常に高く持ち傘づくりをしています。
1本の傘が完成するまでに
検反(生地の検査)が終わった生地が生地になるまでの工程を順にご説明します。
二つ割:傘の仕上げ寸法に合わせて生地を裁断します。
縁かけ:裁断した生地の両端を三つ巻にしてミシンで縫います。
3.三角裁断:傘の仕様に合わせて生地を三角に裁断。『型だし三日』と言われるほど重要で難しい工程。
4.こま検反:三角裁断されたこまを検査します。
5.中縫い:三角裁断された生地を親骨の本数に応じてミシンで縫い合わせる。この中縫いが終わったものをカバーと呼びます。
6.カバー検反:ミシンによるシワや柄のずれがあればはじかれやり直しします。
7.穴がかり:中棒の太さに応じて中縫いされた生地を穴かがりします。
8.ネームとりつけ:傘のネームをとりつけます。
9.露先とりつけ:露先をとりつけます。
10.中とじ:天紙布とカバーを石突きから被せ、露先に骨を通し、骨とカバーを縫い付けます。
11.一次検品:糸処理など製品検品します。
12.湯のし:シワ取り処理をします。
13.二次検品・たたみ・仕上げ:検品をし合格したら折り目をつけてたたみます。
14.陣笠・石突きとりつけ:陣笠、石突きを取り付けます。
15.手元付け;傘の手元(持ち手)を取り付けます。
16.袋入れ、タグつけ:タグをつけます。
17.出荷前検品・出荷:最終検品をし、お客様へお届けしします。
すべての工程が手仕事です。
ご紹介したすべての工程を手仕事でおこなっています。ですので、早くても2ヶ月弱、受け骨が多い傘や、難しい加工の傘をご注文いただくと3ヶ月近くかかってしまうのです。
SUN専属の職人が3人いますが、傘製造は分業にはしていません。お客様お一人の傘を、最初から最後まで1人の職人が責任を持って担当しています。
傘職人にどんなふうにSUNの傘をつくっていますか?と聞いてみました。
世界にひとつの、職人が心を込めて一針一針つくった傘です。
「傘が使える日」が楽しみになります。そして、傘への想いも変わってくるはずです。
私たちは傘のリフォームも得意です。思い入れのある傘を、より長く愛用していただくために、末長くお付き合いいたします。
お客様のお越しを、SUNでお待ちしています。
注文方法に関してはこちらの記事をご覧ください。
ごあんない
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