SUNが「ベンガラ染」を選ぶ３つの理由
人も環境も喜ぶ「ベンガラ染」の魅力
こんにちは、オーダーメイド傘店 SUNです。
みなさんは「ベンガラ染」をご存知ですか？
SUNでは晴雨兼用の生地として仕入れていて、人気の生地のひとつです。
今日はこのベンガラ染の魅力や、SUNがベンガラ染を扱っている理由についてご紹介したいと思います。
理由１：「省エネ＋エコ＋サスティナブル」
ベンガラ染めは、土からとれる成分であるベンガラ（酸化鉄）を少量の水で生地に揉みこみ染めた土（鉱物）染めです。火や媒染剤を使用せずに常温の水に溶いて揉み込んで染めます。
土に還る環境循環型の染料なので、小さなお子さんにも使っていただける、人にも地球にもやさしい染色方法が特徴です。
私たちSUNがベンガラ染に魅せられる1つ目の理由は、省エネで、エコで、サスティナブルだから。それにも関わらず変色しにくく、耐候性にも優れていいるので、傘という過酷な状況（雨や日差し）でも使える優れた生地なんです。
理由２：心が喜ぶ古代の色が織りなす柄
土から色をとる染料と聞くと、茶色や赤に近いオレンジを思い浮かべる方も多いかもしれません。でもベンガラの染料はカラーバリエーションが豊富なんです！その数なんと25種類！！
私ははじめ着色料などで後から色をつけていると思っていたのですが、全くの誤解でした。なんと燃焼温度と調合で25色という色彩豊かで奥深い色を実現させたといいます。薄いピンクや黄色、紫まであるんですよ。
土ならではの自然な色合いは深く、優しい。
色を混ぜたり、重ねたり、描いたり、絞ったり、染色の自由度が高いことも傘の生地として嬉しいんです。
表現も柄も一点もの。特別な傘にベンガラ染を
ベンガラ染は全てが一点ものです。
色も、柄も、全く同じものは2度と作れません。
そして一枚一枚、丁寧に染め上げていきます。細やかな作業によって創られる独特の奥深さや優しさを感じる色彩が特徴。
傘にぴったりだと思いませんか？
私たちSUNのスタッフも体験させてもらいましたが、本当に楽しいんです。
どんな柄になるのか、開くまでわからないという驚きもありました！
ベンガラ染が織りなす色と表情が、私たちがベンガラ染を愛してやまない２つ目の理由です。
理由３：傘づくりの楽しさを伝え、社会福祉にも貢献
SUNのベンガラ染の生地を染めてくれているのが、ある社会福祉法人さんです。
こちらでは、精神障害、発達障害、知的障害の方々に就労支援をしていて、ベンガラ染の事業でSUNがお世話になっています。
ここに通っている方々が染色したベンガラ染の手ぬぐい、エコバッグ、ハンカチなどを店舗での販売していて、傘の生地もお願いしています。※責任者の方が染色するケースもあります。
また、不定期ですがSUNの職人が、就労支援の一環で傘づくりを教えています。私たちがお邪魔した時は、傘の生地（カバー）と骨を縫い合わせる方法を一緒に取り組んでいました。みなさん、とても楽しそうに作業されていました。
将来的に、ミシンを使ってみたいと思う方には、そういう指導もできればと視野に入れています。傘職人の高齢化に伴う傘職人不足は免れません。若手職人の育成も大切ですが、傘づくりを通じて、社会やものづくりに関わってくださる人を一人でも多くサポートできればと考えています。
ぜひ、ご自宅でお試しください。
ベンガラ染は小さなお子様から大人まで楽しめる安心安全で楽しい染色です。Tシャツや手拭いなどを染めたり、親子一緒に楽しんでいただけます。
幼稚園や保育園の行事にもぜひ取り入れていただきたいです！
おすすめの染料「古色の美」はこちらです。
ごあんない
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