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私はあなたの夢。他の誰かの夢じゃない。
昨日の記事と、よく似たタイトルですが、別の話です。
でも、昨日、強烈に思い出したので、
今日はこのセリフにまつわる思い出の話。
「私はあなたの夢。他の誰かの夢じゃない。」
昨日の記事のタイトルを考えている時に、
強烈に思い出したこのセリフ。
他でもない、私自身の言葉です。
いつ、どんな状況で叫んだのか、
Facebookを遡って調べてみたけれど、
見つけられなくて、わからないのだけど、
何かのワークショップ、もしくはワークの中で自分が叫んだ言葉です。
お芝居ではなく、心理ワークだったと思います。
周りに、数人の人がいた。
表現を伴うグループワークショップだった。
サイコドラマ、という、心理療法があります。
クライアント(対象)の抱える心理的な問題について、
演劇の枠組みを用いて、役割演技をしたり、
それが演じられる様を観客として観ることによって、
それぞれ、各個人が抱える物事についての理解をしたり、
解決法を見つけてゆく、もしくは、その疑似体験の中で
解決、突破してゆく、というセラピーです。
登場人物、役割、大体の場面設定が決まった後は、
ほとんど、即興劇のようにワークが進んでいきます。
その時、私は、私自身か、他の誰かの
内面のもう一人の自分、
という役割を演じていたように思う。
記憶が定かじゃないのだけど。
この心理療法の不思議なところは、
誰かの問題の中の登場人物を演じているにも関わらず、
自分自身の中の問題とシンクロして、
観客も含めて、その場にいる個々が、
それぞれに変化や気づきを起こすところ。
なので、この体験は、私の中でも、大きな衝撃として残っているのです。
細かいところも、状況も、いつだったかも、覚えていない。
でも、この言葉を発した時の気持ちは、感情は、
体感として、はっきり、覚えてる。
目の前にいる「私(自我:顕在意識)」(の役の人)は、
悩んでいて、迷っていて、周りの状況のことや、周りの人のことを考えて、
なかなか、私(内なる自分:潜在意識)のことを見てくれなかった。
私(潜在意識)の言う事に耳を傾けているようで、
「いや」とか
「でも」とか
「だって」とか
「あの人が」とか
ずーーーっと、言い続けていて、
ドラマ(心理劇)は停滞し、流れが止まり、堂々巡りが始まっていた。
私は、そのドラマの中の登場人物だったので、
実際にどのくらいの時間が経ったのか、
実際に客観的にどんな風に見えていたのか、は、わからないし、
細かいところは全然覚えていない。
でも、感情として覚えているのは、
とても、イライラしていたし、
それ以上に、悲しかった。
通じないことが悔しかったし、もどかしかったし、
何より、目の前の「私」が苦しんでいるのが辛かった。
私(潜在意識)は、「私」(自我:顕在意識)に、
たくさん訴えて、訴えて、
口論したのかな、喧嘩したのかな、それとも、無視され続けたのかな、
ほんと、そこまでの経緯は覚えていないのだけど、
悲しさと、怒りと、
応援と、愛おしさと、
いろんなものがごちゃごちゃになった感情が、
グワァァァ!!!!
と、込み上げてきて、
泣きながら叫んだの。
「私は、「あなたの」夢。
他の誰かの、夢じゃない!」
だから、あなたが、叶えなくちゃ。
だから、あなたが、見てくれなくちゃ。
だから、あなたが、決めてくれなくちゃ。
ちゃんと、私(あなたの「夢」)を見て!
って、泣きながら叫んだの。
その言葉は、私自身が、
目の前の相手に向かって叫んだ言葉だったのだけど、
ものすごく、私自身に刺さった。
誰かのために、とか
何かのために、とか
お母さんが期待しているから、とか
将来不安だから、とか
周りの人がそう言うから、とか
いっぱいいっぱい、言い訳をしてた。
誰かのせいで、とか
何かのせいで、とか
できない理由もいっぱい、外に並べてた。
なんなら、探したり作ったりして、言い訳してた。
そんな自分の内側にいた、もう一人の「私」が、
他でもない、私自身の口を借りて、叫んだ言葉だった。
これを叫んだ時の気持ち。
本当に衝撃で、忘れちゃいけない、忘れたくない、って思ったんだ。
何があっても、私は消えない。
ここにいる。
あなたの全てを見てきたし、これからも見てる。
あなたが悲しいと、私も悲しい。
こんなにもあなたを想って、あなたのことしか考えていないのに、
なぜ、私を信じてくれないの?
私は、あなたなんだよ?
私は、他の誰かのために存在しているんじゃないの。
あなたのために、存在しているの。
なのに、なぜ、そんなに不甲斐ないの?
もっと、私を見なさいよ!かっこいいところ、見せてよ!
そんな、いろんな気持ちが詰まった言葉だった。
思い出せて良かった。
きっとね、誰の心の中にでも、いるんだと思うの。
小さい私。
あなたのことを、誰よりも信じて、誰よりも応援してくれている存在。
その存在が、あなた自身を、自分の存在全てをかけて、愛していることを、
どうか、覚えていてください。
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