【映画】ジークアクスが凄すぎて、自分の価値観が崩壊した話【ネタバレなし】
ということで、ファーストを小学生の時にテレビでリアルタイムに観ていた私が映画館に足を運んで見てきましたよ…と、で感想はというと、
凄すぎるやろ、何これ!?
でした。
行く前は割引のある曜日や時間に観に行こうと思っていたのですが、奥さんの目とかの諸事情(それしかないw)により、実に憎々しいことなのですが、定価の時間に観ることになってしまいました。
どうせ後からネットなどで本放送を観ればいい話だし、わざわざこの寒い中映画館まで足を運んで観る内容なのか!?という思いも非常に強かったのですが、面倒な仕事が片付いた開放感からか、ガンダム好きだし、ちょっと観にいくか…くらいの軽い気持ちで映画館に向かいました。
ただ、最近はいろいろと節約や投資に興味が湧き、無駄なお金を使わず、自分の未来のためにお金を使おう!という気持ちが強くなり、正直ジークアクスの鑑賞についても、ネタバレを踏まないように注意はしているものの、ネットでのちょっとしたネガティブな情報をチラホラ散見して、観ても無駄になるような気もするなぁ…などと、ちょっと足取りは重かったのです。
が、映画上映早々から、マジか!?マジか!?の連発で、最後のエンドスクロールの頃には涙を流してただひたすら大感動していました。
これからの人生、これ以上に感動する出来事あるか!?くらいの勢いで、最初はあれだけ、定価で観るのが嫌だったのに、観終わって退場する頃には、
いや、金額倍払ってもいいんやけど。
くらいの感覚にまでなっていました。
もう何というか、作画、演出、音楽、芝居などなど、もうね、これだけ高水準高濃度なものを浴びせられたら、俺みたいな古老のガンオタなんて、肉体も魂もすべて崩壊してしまいますよ。
当然ガンダムという作品群について、思い入れの差は個々人あるとは思いますが、ガンダム初体験で初見の人でも作品としてのクォリティの高さに満足してもらえるものになっていると思います。
で、観終えた結果、私は反省しました。
たしかにお金というのは大事です。これは否定しません。
ただ、将来のことを不安に思い、何でもかんでももったいないとばかりにタダで楽しめるコンテンツで自分の貴重な時間というか命を消費していくという生き方は如何なものか…と。
消費という形で自分の好きなものに投資していくことを積極的にしていかないと、お金を持って長生きできても、自分の好きなものが何もない世界に存在することになって、何のために生きているかさえわからなくなるような気がします。
最近は『推し活』という言葉も定着し、自分の趣味に全集中するような生き方をする人も現れてきました。
そういう人たちは昔から存在していて、最近になって概念として言葉を与えられ、可視化できるようにようになり、ようやく市民権を得だしたのですが、実は私はそんな彼らをちょっと冷ややかな目で見ていました。
人に踊らされてお金を使わされずに、もっと自分に投資しろよ…と。
これは半分正解で半分間違いの考え方でした。
人は自分という個体だけで生きるのではなく、それを取り巻く環境の中で生きているわけで、自分にはない、自分にはできないことをしている人を応援し、その恩恵を受けることで、自分の環境や精神を充足させることで自分もまた前に進んでいけるという循環もこの世に存在することが気づけたことは大きな学びとなりました。
結論、凄いものを作ってる人にはちゃんとお金を払おう!
ミニマリストとか節約、副業とか、お金が!お金が!という生き方も素晴らしいと思うのですが、世の中にはお金を払ってでもすべき経験や、その提供者がいるわけで、経済というものが、もっとそういった大きな意味での感動というもので動く世界になればいいな…などと感じた次第であります。
ガンダム好きの方はぜひ劇場に足を運んでください。
そうでない人ももちろん。