Coupe du Japon MTB 2022 菖蒲谷 観戦記 その1
Coupe du Japon MTB 2022シーズン開幕戦です。
観戦記。昨年オリンピックで燃え尽きたとき、オリンピックの観戦記を書き始めて思ったのが、レースレポートが書きたいのではないんだなってこと。そこで筆がぱったりと止まりました。
って、あの時は、マジメに燃え尽きてました(笑)
今シーズンも観戦記書きます。といっても以前よりお気軽に撮影日記を中心に残していきますね。
さて、菖蒲谷への気持ちのスタートは2週間前でした。もちろん、エントリーリストを探して「展望」を書くためです。これは「展望」にも書いたとおり、三日前に見つけることになります。
続いて、二日間のタイムスケジュールを確認して、1人運転と体力的な問題と居眠り予防で夜移動は出来るだけ控えたいので、Day 1の午前の耐久レースはごめんなさいして朝4:00発(8h+朝昼飯)13:00着で14:00 XCCからの撮影にします。電車で行っても姫路まで始発5:30で12:00着。そこからタクシー?レンタカー?と考えるとそれほど着時刻は変わりません。
そして、宿をどうするか。前回、前々回と車中泊ですが、前々回は行くときに長野県内で-8℃を経験したので、無理はせず近辺の宿を押さえました。ホテル サンシャイン青山。喫煙しか残っていませんでしたが、数年前に背骨をやったときに同時に嗅覚もほとんど失っている(味覚嗅覚を奪うアイツの所為ではないです)ので、こういう時は便利です。(笑)
Day 1 早朝移動でXCCを撮り、Day 2 撮って家に帰ってきてから翌日昼までにFBにあげるパターンは菖蒲谷が限界ですね。菖蒲谷以上に遠いとDay 1は移動のみ、Day 2は現地であげて(品質維持に問題あり)から帰宅開始で月曜昼過ぎ自宅着というパターン。朽木、一里野、湯船は前者、八幡浜、深坂、吉無田は後者。Day 1,Day 2ともに自宅から出ていたこともある富士見が無いのは寂しい限りです。
機材のメンテも2週前から始めます。今年の機材は変わらず、Canon EOS 7D MkII + SIGMA 17-50mm F2.8 / SIGMA 18-300mmとSony α77ii + SIGMA 70-200mm F2.8。双方供に本体撮影回数100万枚を疾うに超えており、よく耐えてくれています。ま、いつ逝ってもおかしくないので、Canonは7D Mkiiがもう一機、Sonyはα57と標準セットレンズ2本が控えています。要は本体4機、レンズ5本がフル体制となります。2012年からの投資、全部足しても買値で100万超えてない(備品、消耗品、修理費は除く)から、同期間の選手達のチャリ機材への投資からしたら微々たるモノですよね(笑)。
バッテリーは二日前から。Canon Sonyそれぞれ最低4つずつを充電します。あまり早くから準備してしまうと、どれを充電したか分からなくなるという問題に何度か直面する(笑)のと、充電が終わったときから放電は始まっているという思い込みからです。Canonは比較的新しいバッテリーが多いので4つあれば20,000枚くらいいけるのですが、Sonyは4つで12,000枚くらい。Sonyは長筒なのでこれ1本で全てのシーンの撮影をまかなうのは無理なので、4つでも問題ないのですが、一応1個は現地で充電しておき、15,000枚まで対応できるようにしています。
さて、Day 1当日。中央道の集中工事最終日で、Googleが40分以上の差(いつもは10分差)で中央/名神ではなく新東名/新名神を選択。「ようろうによろー」が出来ないのは悲しいですが、ここは実を取りました。少しでも目に疲れを感じたら止まって、シート倒して20分目をつぶる。歳の所為でこれやらないとダメな体になりました。上河内SA-龍野 10,920円。燃料40リットルで6,300円。
現地に着くと早速準備。長袖Tシャツの上にオレンジTを着る。そして、マルチキャリーハーネスを身につけます。2機のカメラを肩にぶら下げずに腹と腰に固定するためのもの。斜面を這いずり回るために買いました。が、お勧めはしません(笑)。雲台に付けるネジ穴を使っているのだけど、これがすぐに外れるのです。外れるとワンフェイルで地面直撃。これで、レンズ1本お釈迦になりました。失敗するまで気がつかないモノなのでお勧めはしません。
2機を持ち歩いて撮るのであれば、背中に2機とも収納できるバッグを背負う方が安全です。ただ、背中に背負ってしまうと出会い頭の撮影には向かないので、全員撮りを胸とする私では難しい。命綱を付け忘れないことと、最悪のケースを覚悟した上で、両手を使って斜面を登り、登った直後から撮影可能なこのアイテムを使用しています。
XCCのコースは詳細部分含めてほぼ2年前と一緒と聞き、撮って欲しいところを聞いた感じではゴール手前のドロップオフが良いとのことで即、試し撮り。これ、案外重要。オートで撮ればそこそこ何でも撮れちゃうんだけど、縦の動きを撮るときは止めた(シャッタースピードをあげる)方が無難。となると、明るいかどうかなど現地確認はしておいた方が良い。
Sumpu Photoらしさでいくと、ドロップの打ち出しを撮る。出来るだけ前方から、前輪の軸の方が高い見上げの構図だろうと思う。とすると背景が空になるので、AUTOは顔が暗くなりすぎる。1/640, F2.8, ISO500で折り合いを付けてMにセットしておく。本気で止めるなら1/1000以上にしておきたいけど、輪郭ズームで合わせで背景が少しぶれるくらいが私らしいのかなと思っています。
XCC。女子も走るとのことで、エリート男子vs.エリート女子の戦いも見られる希有なレースとなりました。
レースは2周回と決まっていて、プランはスタート、ゴール横の下り、ゴール前ドロップを1周目。2周目はジェットコースター(ゴール横に降りてくる坂のことをそう命名したようだ)の何処かにします。
一周目のゴール横は。沢田時、平林安里、竹内遼の順。昨年は此処に山本幸平と北林力を加えた5人が飛び抜けましたが、今年は幸平がチーム側、リッキーは戦略?でXCOのみの参戦で、その2人を除く3人が飛び出した形になります。つまり、一年経ってみて、その5人の輪に加わる新しい顔はなかったという事です。
1周目トップで戻ってきたのは、2人を交わして前に踊り出たお遼。トキ(+4s)、安里(+6s)が続きます。その後は、スケートと二刀流の松本一成(+12s)、最速公務員宮津旭(+14s)、お遼のチームメイトになったUCIチーム所属の鈴木来人(+28s)、立命館エンジジャージの高本亮太(+40s)、松山水色ジャージの村上功太郎(+45s)、ドロップ飛ばない松田賢太郎(+47s)、最速一般人佐藤誠示(+55s)までの10人が1分以内でした。7分のコースで1分差以内が10人。80%考えるとこの辺りのスピードを持っていないと完走できないってことです。
XCCは、お遼がスピードを維持して走りきり勝利。2位トキ、3位は安里を交わして旭が入りました。四位までに入れば一列目確保という戦略もあって、トキ、安里がどこまで踏んだのか不明。2年前はDay 1 XCC お遼、Day 2 XCO トキという結果もあります。まずはシーズン初モノをお遼が食って調子上々なのが見えたレースでした。。
注目のエリート男子vs.エリート女子。
女子の出場は、川口うらら、小林あか里の2人。矢吹優夏は試走で前転して救急搬送。身体に大事はなかったが、XCCはキャンセルとなりました。
女子は同時走の最後尾スタートなので、前を行く強者を交わしていかなければならないハンデがあります。なので、公正な比較にはならないのを知った上で結果を見ると。やはりうららが凄かった。
完全最後尾からスタートしたうららは、1周目ゴール横の下りで15位に上ががります。
一周目終わりのドロップでは、マシュンこと松本駿、愛媛のシマウマ西山靖晃を交わして2ポジションアップ。
この後、1周目に前を交わす無理がたたったのか、うららは2人に交わし返され、鈴木智之にも前を行かれるものの堂々エリート男子完走圏のメンツと渡り合う。男子エリートと女子エリートが一緒に走るなんてチームリレーのフォーマット以外では公式戦で見られるものではないですし、いろんな意味で面白いと思った次第です。
あか里は、1人旅をするのではなく最後尾近辺でレースをしていました。最後は音速のごと師の前でフィニッシュ。スピードという点でうららとの差を見せつけられてしまいましたが、難易度の高いパワフルなコースで上位24名のXCCを走るようなエリート男子に離されずにレースできたのは収穫になったのではないですかね。
菖蒲谷ではエリートだけでなく、エリート以外のXCCも行われます。七名参加。来た以上は少しでも走りたいという人向けですね。
プランは1周目はエリートと一緒。そこから帰り支度も踏まえて最後の下りの岩のドロップへ。
ただ、最初に来た時から此処の撮り方がいまいち掴めていないのです。ラインがたくさんあるし、飛ぶというより落ちるし、見ている分にはカッコ良いのだけど、撮ってみるとその迫力が出せず困っております。次はちょっと離れて撮って見ませうか。
XCCが終わると再び試走タイム。最後まで付き合うか、XCCをFBにあげるか、で、あげる方を選択。アイツが来て以来入浴施設は避けるようにしているので、部屋に入るとデータを吸いあげつつ、シャワーを浴びて、夕飯の買い出し、夕飯を撮りながら画像選択、アップ。
4000字を超えたのでその2としたいと思います。
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