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Coupe du Japon MTB 2023 白馬岩岳 レース展望

Coupe du Japon MTBは全八戦。菖蒲谷、朽木、八幡浜、一里野の四戦が終わり、岩岳、深坂、吉無田、美山が9,10月に四戦行われます。シーズン後半戦に突入です。

一方で9月後半にアジア大会。10月後半にアジア選手権。更にはワールドカップが9,10月に四戦開催されていて、誰が何処に出るのか読めない状況だったりします。

ちなみに私の立ち位置なら各選手にいろいろ聞いて正しい情報を投げられるだろうと思われるかもしれません。でも、それはしてません。展望も観戦記も、裏で本人への取材等はせず、自分が現場で見たものとみんなが公平に得られる情報(エントリー情報、レース結果、各個人のサイトやFB、インスタなど)を元に書く、というのがベースです。

現地で選手と話して知った裏話は、公開の場にない情報であれば触れないのが私の中でのルール。シリーズ戦においては誰がどのレースに出るのかというのも戦いの一つのカードという側面もあるので、知っている人だけに聞いて後悔するのは大局で見て公平ではないという感覚なのです。それが五輪選考の年であればなおさらです。

って事を踏まえて、後半戦第1戦目の展望です。

XCC

Top 5からは沢田時、平林安里、宮津旭。Top 5を脅かす若手からは鈴木来人と山口創平。それに佐藤誠示、戸谷亮司、竹之内悠+山本幸平のマスターズ年代が表彰台に絡むと思われます。全日本からするとボリューム半分感覚ですね。さらに、本人報で佐藤誠示がDNS決定。

岩岳は私にとっては未知のコース。全体的にコース幅が確保されたコースが引けるのか、高低差があるのか、跳んだり跳ねたりがあるのかというのがまだ読めないです。が、この名前の中から表彰台に登る3人が出てくるでしょう。

初モノに強いイメージのお遼がいないので、ここはジモティーが自分の庭ではしゃぎまくるとみて、自走ならぬ徒歩でも会場入り可能な安里が喝采の中で笑顔のトップと予想しましょう。

XCO Men Elite

エントリー66名。

もう二ヶ月近く前になる全日本で、強さを魅せて勝った北林力は海外。その後ろ、2位、3位、4位を争った3人、ブリツェン・トキ、SCOTT安里、PAX旭での争いになるのは間違いないと思われます。この3人に割って入れるとすれば、信玄餅ロゴが印象的な鈴木来人。

やはりここもほぼ自宅の庭と言えてしまう安里が意地で勝つと見ましょう。2位はトキ、2週間後の王滝に向けて調整の入る旭は黙って3位かなと。

山本幸平が東京五輪でプロ引退して一般人となって、それでもTop 5の次かと思いきや全日本では10位。村上功太郎、戸谷亮司、佐藤誠示、門田基志に前を走られてしまいます。誠示はエントリーしたもののあばら2本ポッキンでDNS決定。亮司と基志が参戦。この二人に亮司と絡みの多い来人、さらに全日本パスしたものの一里野で3位表彰台を獲得した竹之内悠を加えた5人の争いも見もの。

初コースの攻略スピードは世界を渡り歩いた幸平にアドバンテージが付くと見て、Top 5の3人の次は幸平に来て頂きましょう。

エリート残留ラインを80位と想定している人も多いと思われます(まだ未定です)が、この後山口・深坂、熊本・吉無田の二戦になることもあり、東日本方面のライダーのポイント獲得の動きもありますね。現在前半戦4戦終えて80位は17P。単純に倍にして34P。少し安全係数掛けて40Pあれば残留だと思われます。

40Pは20位くらい。1戦でも20位に入れば一発当確ということ。この辺りの考察は次戦辺りから盛り上げていきましょうか。

XCO Men Junior

嶋崎亮我 vs. 江越柾也。
亮我、怪我治ったのか、という心配は有るものの、世界選手権フルラップは勲章。凱旋レース見せて頂きましょう。マチャは亮我を基準に世界との距離を測りましょうかね。

XCO Women Elite

8人です。川口うららは世界選に選出されながら走れなかった悔しさをここで晴らしてもらいましょう。いや、それはアジ選かな?

そして、2位争いはラシスタ平田千枝とAX竹村舞葉。全日本では舞葉が前。千枝が今シーズン調子を崩し気味のレースが続いているので、舞葉、初銀もあり?

その後では、出ればしぶとくフルラップ完走をもぎ取る川崎路子、初参戦以来一戦ずつ速さをあげている森悠貴、そして、今シーズン速さのレベルが一気に上がった感のある青木寿美恵が全日本に続いてあらそうと見られます。

早瀨久美、北島湊は2025デフリンピックに向けて一歩一歩積み重ねていきませう。

XCO Women Masters

なぜか、エリートとレース時間帯を分けられてしまいましたね。どちらかというと女子だけのレースが見たいのですが、そう思うのは私だけなのかな。

7人。小林真清、松田珠弥、三山由紀、中村園子、鮎澤加奈子、佐復亜都奈、北島優子です。

松田珠弥。要注意ですね。

XCO Men Masters

ここは海外組もいないので(笑)、有力どころはほぼほぼ出揃っていますね。

総合は岡本紘幸、小林義典、石川正道
30は岡本紘幸、福王寺一樹 
40は小林義典、石川正道、吉元健太郎
50は植川英治、澤田雄一、酒居良和 
60は有持真人、増田謙一、佐宗広明

50が全然読めなくなってきました。

XCO Men Advance

一里野で山崎雅典がエリートに上がったしまったおかげで、軸になる人がいなくなってしまいましたね(笑)。
来年100人以上エリートから落ちてくる前の最後のチャンス。

山田憲司かな。

XCO Men Youth

20名。相変わらずこのクラスは盛況です。

全日本で最有力と見られながら散った野嵜然新。白赤ジャージを脱いだ松山海司。ユース卒業まで勝ちたい垣原弘明。三つ巴の戦いは必至。

プレッシャーがかからなければ勝つ然新という流れですね。というプレッシャーを掛けておきましょうか。

XCO Women Youth

鈴々菜と彩華がいない。ということは金メダルのチャンス。に臨むは、神武奏帆、原つばさ、原みらい。

原つばさは2023全日本DH Women Youth / 全日本EDR Women Youthの優勝者。DHはXCOと違って、同じタイミングで同じコースを走っているので、純粋なタイム比較が可能。という意味で言うと、2競技ともWomen Eliteより速いのです。全員並べたらDHで一番速い女の子は彼女。豆知識でした。

XCO Men Challenge

多田尚史。
この名前をXCOで見る事が出来る日がやってくるとは。。。

おかえりなさい。ですね。

初出が多すぎて予想は困難です。。。。

明日は、車中泊せずロッジ岳友荘というところでお泊まりです。現地でお会いしましょうww

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