Coupe du Japon MTB 2021 シーズン開幕です 02 MTB Rules CJ 2021

Δ1 小学校→ユースの空白について大きな解釈ミスがありました。訂正しました。

思っていた以上に時間を食いました(笑)

2021年のCoupe du Japonも後四日で開幕。前記事のマウンテンバイクの世界ルールに続いて、2021/3/28付けのCoupe du Japon MTB 2020のテクニカルガイドを眺めてみましょう。要は、大会の開催要項ですね。

一昨年、昨年とシーズン開始前に昇降格基準が示されたけれど、今年は九月頃に開示されることになりました。COVID19という特殊環境下であるということで、仕方ないとみるべきなのでしょうか。さすがに2020年の基準をまた引きずりますとも言えないのですかね。

昨年までのルールの違いをトピック的に書いていくので、Coupe du Japon MTBに触れたことのない人は、MTB-League→右側の「2021年チーム登録」→記事中中程にある「Coupe du Japon共通テクニカルガイド」を見てくださいね。まあ、Coupe du Japon MTBのルールや参加方法などを知るにはこのリンクなのですが、トップページからココに分かりやすくたどり着ける道がないというのが、ここの流儀ですね。(笑)

じゃ、頭から詳細見ていきますね。

3. 競技者クラス
『2020 年より UCI 規則 4.1.009 により 35 歳以上となるが、 2021 →2022ワールドマスターズゲームズ開催もあるために国内では 30 歳以上で運用する。』ということで、COVID19の影響でマスターズが35歳以上となるのは一年延期となりました。

そして、今回の目玉。ユースの年齢が14歳→13歳まで拡げられた。ちなみに才と歳の二つの表記は今回「歳」に統一したようです。

Δ1小学生六年生からユースの間に空白があるのは知っていて、それを埋めないとモチベーションが切れてしまうよなぁ、と思っていて、今回の年齢引き下げがその穴を埋める者という先入観で見ていました。

Δ1今まで一年と三ヶ月空白があって、今回の改訂でそれが三ヶ月になったというのが正解です。ごめんなさい。もともと白馬ユースU15は中学生であれば12歳でも出場出来るので、今まであった権利がなくなったということではないです。

Δ1アメリカとかだと九月始まりだから、遅生まれ問題が発生するということなのでしょうか。

5. 参加資格、手順

公認クラス以外、たぶんオープンクラスに該当するの記述が追加され、臨時登録で大丈夫とされている。現状追認だとしても、まさにオープンに参加しようと思う当事者の人達はルールをあまり知らないので、窓口をしっかりと拡げるのであればもっと簡素な書き方で良いのではないかなとおもわれます。

5.1. ライセンス

「競技者ライセンスについて、日本では公益財団法人日本自転車競技連盟が発行する。」とまとめられました。

気になるのは5.1の項からUCIライセンスに対する記載が消えたこと。5.参加資格、手順の項でUCIを書き、5.1はJCFライセンスについて限定的に書いているのだとしたら、5.1をもう少し丁寧に書いた方が誤解が少なくなるかもしれませんね。

7.1. Coupe du Japon ランキング(個人)

『但し大会合計数が3大会以下の場合には 100 %算入→3大会とする。』
 昨年、ダウンヒルの大会がかなり減ってきているからだろうねと言っていたけれど、まさかクロスカントリーも軒並み中止で3大会になると誰が想像したでしょう。今年はそうならないことを祈ります。

7.2. ナショナルランキング(個人)

『② ポイント集計とする対象大会は、全日本選手権大会および当該年度の CJ-U、CJ-1 の大会合計数に 65%を掛けて算出された大会数(小数点以下は切り上げ)の上位ポイントから算入する。』昨年改訂、今年は改訂無し

昨年、わざわざ書き換えたということは、今までと解釈を変えるという事だと思われる。は、誤解でした。

今までどおり、全日本は別枠ということ。また、全日本XCC,XCEも単純加算となりました。また、全日本XCEのポイントテーブルが1位20P→75Pに変更になっています。

9.ナンバー

アドバンス:緑地に黒ナンバー
チャレンジ:緑地に黒ナンバー
明記されました。

11. セレモニー

橋本さん、奥村さん、榎本さん、平野さん、中島さん
どうも1961年生まれは居ないようなので、うち3人は早い段階でエントリーもしくは「登録」してくださいね。

「マスターズにおいては30,40,50,60をそれぞれと対象とするが年間登録者が 3 名に満たない場合にはその年代の表彰は行わない。」

と、3人と人数が明記されたので、「登録者」が3人を切ると全日本タイトルも消える可能性があります。2023年からは35,45,55,(65)になる可能性が高いので(35,45,55,60もありえますが……)、是非とも60タイトルを成立させましょう。

15.クラス昇格について

「上記以外に、過去を含む公認大会等での成績を元に昇格審査を申請することができる。この場合も上記の必要事項に加えて成績を証明するものなどを送付する。」

各大会上位2名に限らず、昇格出来る実力を証明出来れば、いつでもかかってこいや、ということが明記された。まあ、COVID19で参加出来なかった人に対しての救済窓口を、分かる形で設けましたと言うべきですかね。

16.2. 競技時間帯

前日 レジストレーション
最低3→2時間のトレーニング(コースオープン)

ということで、トレーニング時間が2時間と一時間短縮されました。XCCの関係でうまく回らなかった大会があったのですかね。

そして、全くの追加項目

一つはCOVID19について

そして、もう一つはマウンテンバイクのレースについて、とくに初心者に対しての注意事項と思われる文面。これ全部転記します。

「1* マウンテンバイクは危険度の高いスポーツであることを認識してください。」

「マウンテンバイクコースは、岩や木の根、激しい路面のうねり・凸凹や山の傾斜、人工的なセクションなど、様々な自然的要素と幾つもの人工的要素により設定され、天候によってもそれらの状況は変化します。」

「ライダーは自分自身の判断や責任において危険を回避する義務があります。」

「これらのコースを走行する際にはマウンテンバイクとして適正に製造され、また十分に整備された機材を使用してください。」

「コース内で転倒をしてしまった場合、二次事故(後方からの追突など)を避けるため、コース外または端に退避してください。」

「メカトラブルなどにより自走困難となった場合には、後続のライダーに注意を払いコース外を歩いて移動しスタッフ、マーシャルに連絡してください。」

「他者のアシストを必要とする事故を目撃した場合には一番近くのスタッフ、マーシャルに連絡してください。」

「けが人の救助活動のため競技中であってもコース内に車両が進入する場合があります。指示があった場合には指示に従ってください。」

当然のことばかりだけど、明文化されたモノはなかったと思います。特に安全に関わることに対してなので、経験者も1回目を通しておいた方が良いですね。


ということで、2021の大きな変更点は

①ユースが13歳からになったこと

②マスターズ60は3人以上参加しないとクラスが成立しないこと

③全日本XCEのポイントが1位20P→75Pになったこと

でしたね。

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