Coupe du Japon MTB 2022 菖蒲谷 観戦記 その2
Day 2です。
久々の喫煙室でのお泊まり。体調は問題なかったですが、喉がやばめでした。因果関係は不明ですが、人間は気持ちで左右される動物なので、心の体調も踏まえて連戦の時は少し遠くても、少し高くても禁煙ルームが良さそうです。素泊まり4,800円。
<備忘録>竹之内悠選手とホテルで遭遇。昨年全日本XCC千葉以来二度目。
朝一からしとしと雨。WeatherNewsの馬鹿野郎。一気にテンションだだ下がりです。気温低いし、絶対曇る。
雨の良くないところ。
・Sony α77iiは防水仕様ではない。
・ズームレンズはすぐ曇る。ズームしなきゃ良いのだけどズームしてしまう。
・インナーズームレンズ(筒長不変)は曇り耐性高いけど、それでも曇る。
・カメラカッパとズームレンズ相性悪い。
・2台持ちだと手に持っていないカメラのカッパケアが疎かになる。
・ファインダーも外/内曇る。
・液晶面が水滴等で見づらくなる。
・バッテリー交換超怖い。
・最悪、Sony α77iiのファインダー/液晶が両方落ちる。絵は撮れてる。
・レンズの中だけでなく外も曇る。
・眼鏡も曇る。
・選手のドロ跳ねでレンズが泥だらけ。
・基本暗いので、シャッタースピードがあげられない。
・水滴が付くので煽りの絵が撮れない。
・足場が悪い。だいたい1回は転ける。
対策を打てるところは、というと、防水機能付きカメラに買い替えるというのもある。けど一番効果の高いのがズームしないこと。そうすればカッパとの相性も良くなるし、レンズも曇りにくい。でも、ズームがあるとどうしてもズームしてまう。ので、単焦点レンズを買って絵の作り方を考えて雨対策しようか思案中です。
本降りなら宿でカッパ装着ですが、しとしと、もしかしたら止むかも?なのでそのまま会場入り。いつもなら開場と同時に入る気満々なのだけど、雨だとやはり1つ1つの行動が遅延気味でした。それでも試走開始時間には間に合ってました。朝の早さは老人パワーですね。
さて、本来はDay 1でやっておくべきだった全コース試歩。雨の中、コース脇を歩けるかどうかも分からない中なので、WeatherNewsの馬鹿野郎は八つ当たりに過ぎるので、ちょっと後悔です。とにかくコース上で転けて試走者を巻き込むことだけは避けなくてはならない。
本当は全コース回りたいけど、入りが遅かったこともあり試走時間は今回の新セクションをメインに見て回ることにしました。新セクションは、スタートからジープロード登り、頂点からシングルに入ってだーーっと駆け下りていった先。2年前は、最後みんな飛ぶわけではないジャンプセクションがあったエリア。そこが様変わりしてました。
激坂を駆け上がり、
そんでもってすぐさま息も整わないうちにドッカンと落ちる。
ほんと落ちる。エスケープなし。私なら見た瞬間即DNSの判断ですね〜(笑)。いや、しばらくまともに乗ってないからかも知れないけど、上から見るとこええっす。私が走ったコースで言うと南ヶ丘牧場(福島のジンギスカップのコース)の激落ちを高さ2倍にした感じです。
コース横からの流し撮りもあるかとコース脇を降りたけれど、横から撮ると落ち幅がわからん!!=そんじょそこらの激落ちと変わらん絵になってしまうので却下。本番はスケール感出すために下から撮ることにしました。いろいろな方に使われたようで気に入っていただけたようでなによりです。
もういっこの反対側の斜面を使った小川沿いシングル登り+折り返し+キャンバー登りは、ストレート長めで望遠で狙ってねという意図を感じます。
映えるコース作りも考えてますね。偶然かな? こちらの登った後の落としは1個目に比べると降りた先がオープンな感じで怖さは少ないけど晴れの時にしっかり観察しておきたかったなと後悔でした。
この距離で撮るとどこのコースのどこの落としか見ただけでは分からない。迫力のある1枚を撮るか。「いつ」の「どこ」のレースの「どこ」なのかまで一目で分かる絵にするか。その両立するラインはどこなのか。そんなことを考えながら撮っていると、まだまだ終わりはなさそうな気がしますね。
2年前のこのコースを走った選手は、試走後に登るだけ登らせておいて一気に落とされる箇所が2個も追加されたと口を揃えてブーブー言っていましたが信じてはいけません。みんなどMなので心の内ではひゃっほぅなんです。こういうシーン出くわしたら話を合わせてはいはいと聞き流すのが正解です(笑)。自転車界隈あるあるな話しですね^^
一つ目の激登りと激落ちの登った側はスタート地点からコースを横切らずに来られるようなので、また、このコースレイアウトで(晴れで)開催されるときは一度観戦に来られことをお勧めします。どMに登ってくる姿と、頭のネジを飛ばして落ちていく様が見られます。
さて、レースはOpenから。チャレンジとは分けて登録組と非登録組が一緒にレースするのは無しにしたようですね。
4選手のみ。雨でDNSもいたようです。2周回とのことなので、ジェットコースター終わり付近→ゴールに戻って逆進して最後の下りの上の方。今回は女子エリートと男子エリートを新設セクションメインで撮るので、チャレンジはジェットコースターメイン、アドバンスはそれにプラスして北壁周辺と考えていたので、最後の下りはオープンで撮ることにしました。
トップは伊藤隆聖。赤白ジャージで見慣れている次世代ライダー。音速のシューティングスターに転向ですな。ん?シューティングスターが音速は遅すぎ?
第二レースは男子ユース/チャレンジと女子ユース/マスターズ/チャレンジ
このレースは全員撮り泣かせですね。クラスによって周回数が変わりますし、エリート並みに走れてしまうユースとレース初心者が混走するので隊列も長くなります。2周目にして最後尾を撮ったら先頭がくるというケースも多々あります。さらに初心者故に1周目でDNFなんて事もザラ。
なので私の中でのこのレースのルールはレア度優先です。なので、今回はループ+1周の女子チャレンジと、ループ+2周の中でも女子マスターズが有線大賞……優先対象になります。一番割を食うのはユースとチャレンジのトップ、特に女子ユースは出会い頭要素が大きくなりますが、ごめんなさい。
それに対して、プランはスタート→ゴール横下り→ジェットコースター上がりながら出会い頭、小川挟んで反対側の登りも撮る。これダメプランでした。暗くてピントが定まりにくく、1周目でDNFもあり得るこんな日は確実に釣果を上げられるポイント……「集団がばらけて、1人1人の姿が収められる登り」でまず全員確定を出しておかなければならないのです。つまりゴール横の下りではなく、「ジェットコースター折り返しの登りw/スタートゴール付近背景で」があるべきプラン。
ゴール横下りで何人か撮り逃し、あっ違ったと思っても後悔先に立たず、で焦りが出て、次の出会い頭で挽回しようとしてそこでもピント外して追いかけ撮り(後ろ姿だけでも撮る)をしてしまい、次の選手が来てしまうという撮り逃し連鎖の悪循環発生。ただでさえ周回数が少ないので焦りに焦りが重なります。
枚数無視で執拗なまでに連写するのはこのためです。ちなみに押し続けの連写ではなく、AFリセットするために押し直して3、4枚の連写を繰り返しています。7Dもα77もAF1回外すと押し続けの連写ではなかなかピントが戻ってくれないのです。お構いなしの押し続けの連写の時はどちらかというと応援の気持ちが入ってますね(笑)。
https://www.facebook.com/media/set/?vanity=SumpuTaizo&set=a.408123091316302
釣果は此処で確認してください。撮れていない人がいたらホントごめんなさい。
男子ユース
1位 松井颯良 2位 松山海司 3位 内野友太
地元Sonic-Racingワンツー。東勢は振るわなかったですね。
男子チャレンジ
1位 麻生裕也 2位 根本悠司 3位 松田祐樹
ポテトさんの陣容がどんどん厚くなりますね〜。出来ればユース、ジュニアにも層を広げて音速軍団と対抗してください。
お二方ともチームメンバがいらっしゃるので大丈夫でしょう。昇格申請忘れずに。ルール上は朽木開催までですよ。
女子ユース
1位 日吉彩華 2位 サラモノフスキ・モニカ桜
石川七海DNSで彩華1人旅は分かっていましたが、モニカもこの菖蒲谷を危なげなく走っていました。スキルはあるようですね。
女子マスターズ
1位 小林真清 2位 佐復亜都奈 DNF 中川左裕里
ここは真清と左裕里がバチバチで見ていて面白かったです。お互いの姿が見えているレースは気が抜けないからきついだろうなぁと。最終周回で左裕里の姿が見えなくなり、真清が優勝。左裕里はトラブルだったのかな?
女子チャレンジ
1位 三山由紀
1人旅。楽しそうなのが印象的。次はエリートですか?マスターズですか?
第三レースは男子アドバンス
撮影プランぶっ壊れました。もともとは、スタート→ジェットコースター下辺り(loop)→ジェットコースター中辺り(Lap 1)→上辺り(Lap 2)→登り(Lap 3)の予定。ですが、第一レースで最終走者を撮ったときには既に第二レースのスタートに間に合わないことが判明します。で、プラン変更。ジェットコースターでの撮り逃し多発の反省と、チャレンジ後半で17-50mmレンズが曇り始めたので、解消のため17-50mmを温存し、70-200mmで1周目を撮ることとし、ジェットコースターに向かう登りの開けたところに移動して待ち受けることにしました。この時、午後には止むかもという噂話が本当であって欲しいと真剣思いました。
1周目は北壁後の下り。2周目は北壁。3周目はスタートゴールに戻ってドロップの予定でした。ですが、一度曇り始めたレンズは回復せず、17-50mmはおしまい。北壁(ほくへきでしょうか、きたかべでしょうか。アイガーほくへきという言葉が耳になじんでいるのでほくへきが私の中のスタンダード。MCさんがきたかべと言っているのを聞いてうへぇでした)で70-200mmはつらいので、長筒が得意な菖蒲園まわりのジープロードで撮るものの 70-200mm にも曇りの兆候が出てもう涙目。3周目ゴール前ドロップを撮らずにアドバンス途中で無念の離脱となります。ごめんなさい。
1位 飛瀬正博 2位 國井豊 3位 立田智仁
最終周、坂を下りきった横断ポイントでは豊が1位。ですがなんとフラットタイヤ。10秒差で最終セクションに正博が飛び込んでいきます。最終セクションの距離を考えると微妙な差。結果は写真判定となり僅差でClick八幡の正博が勝ちを決めました。昨年のチャレンジ優勝の森下尚仁もClick八幡でした。なんかなんかありますよね。きっと(笑)。
4000字を超えたのでつづく。ってもう朽木が目の前(笑)
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