Coupe du Japon MTB 2023シーズン開幕です 01 MTB Rules
2023/4/21-23 Coupe du Japon MTB XCO CJ-1 菖蒲谷 が開幕戦となります。
今年は彼奴の影響も少なくなり、カレンダーも早めに落ち着いたかなという印象です。
4/21-23 第一戦 CJ-1 菖蒲谷 兵庫県たつの市
5/05-06 第二戦 CJ-1 びわ湖高島(朽木) 滋賀県高島市
5/27-28 第三戦 UCI-HC CJ-U 八幡浜 愛媛県八幡浜市
6/10-11 第四戦 CJ-1 一里野 石川県白山市
7/08-09 全日本XCO/XCC CN 長野県富士見町
(7/22-23 全日本DH CN 岐阜県郡上市)
8/05-06 ジュニアオリンピックカップ 長野県白馬村
9/02-03 第五戦 CJ-1 白馬岩岳 長野県白馬村
9/23-24 第六戦 UCI-C3 CJ-U 深坂 山口県下関市
10/14-15 第七戦 UCI-C3 CJ-U 吉無田 熊本県御船町
10/28-29 第八戦 CJ-1 京都(美山) 京都府南丹市
11/04-05 全日本XCE 千葉県千葉市
年間3回開催されていたこともあったのに、昨年は一戦も開催されなかった富士見が全日本で復活。2012年私が最初に観戦しに行ったのが富士見だったこともあり戻ってきてくれたなぁとうれしいです。
白馬がスノーハープから岩岳に場所を移して久々の開催。プライベートでも行ったことが無いので、純粋に楽しみ。サイトを覗くと2022XCO全日本チャンプの平林安里選手の庭に招かれるイメージでも有りますね。
後、XCCは千葉から富士見に移動してます。ちょっと?な印象。昨年のXCCの盛り上がりは都市内開催とのマッチングが少なからず関係していたと思えるのですよね。XCOは大都市のど真ん中では開催出来ないけど、XCCなら普段MTBレースを見ない人達を巻き込むことが出来る。
また、XCE/XCCの組合せだと対等関係でXCEだけXCCだけにエントリーする人も見受けられていましたが、XCC/XCOの組合せはXCO優位に見え、日程が近いとXCCに本気で取り組む人がどれだけいるのだろうか???と思ってしまいます。……が、幕張とかぶり気味の日程から外れるのでCX系の人がここ一発XCC全日本タイトル奪取を目的に流入してくることを見込んでいるのかもしれません(笑)。
昨シーズン全日本とUCIレースが二戦開催された修善寺がカレンダーに載らなかったのは純粋に悲しいです。
CJとしては、全8戦開催。XCO全日本前に四戦、後に四戦で日程的バランス良し。問題は東日本がないこと。(東日本に居住する者にとっては)地理的バランスが微妙です。
さて、ルールを知らなきゃ観戦してても楽しめない。ということで2023/1/31付けの2023のテクニカルガイドを眺めてみましょう。
まずは、年間を戦って戦うクラスの昇降格が掛かる話。
●2024 各クラス登録資格設定は、2023 年 9 月を目途に発表される。
となりました。昨年と同様です。
が、彼奴のせいで出場が制限されていた状態が緩和され、3年ぶりの当落争いが見られます。2023年資格で男子エリート残留が1-80位(2022は1-60位)と示されているので、おそらく当落ラインはこの辺りに設定されるモノと考えられます。
現在の男子エリート資格者は200名近く。100名以上の人が墜ちていきます。どうせ墜ちるからいいやと開き直る人もいるでしょうし、今年走らない(登録しない)とアドバンスどころかチャレンジまで降格になるかもという事態も考えられるので、1戦だけでも出ておこうという人もいるでしょう。久々にお会いできる人も増えるのかなと思っています。
みんなで示し合わせてエリート200人スタートというのも見てみたい(笑)(笑)(笑)伝説になりますよね
一昨年、昨年の記事に引き続き、前年とのルールの違いをトピック的に書いていくので、Coupe du Japon MTBに触れたことのない人は、MTB-League → 2023/2/1付の「Coupe du Japon 2023 チーム登録開始」の記事 → 記事中後半にある「Coupe du Japon共通テクニカルガイド」を見てくださいね。
昨年、トップページにリンクがはっつけられたような気がしていたのですがまた、巣ごもりチックな場所に入っちゃいましたね。ww
じゃ、頭から。トピックです。
1.2024から彼奴の特別対応廃止
最初にも書きましたが、ランキングによる降格やポイント獲得せずでの資格喪失の保留措置が解除されます。落ちる人がいるから下位のランキングも気になる訳で、そういう意味でのランキング争いの注目度は上がるのかなと思います。最終戦の参加者も数人割り増しになるでしょう(笑)
2.XCC予選は四位まで
昨年まで前日に24人出走し、上位8人が翌日のXCOでスタート位置8番手までを埋める事になっていましたが、これが4人に変わりました。UCIポイントがないとXCCに出られない、UCIポイントがないとシリーズ1位でも後方スタートという状態にメスは入れられなかったようです。ま、昨年の安里選手が特殊だったとも言えますがね。
3.リーダージャージ
なるモノが出来るそうです。マイヨジョンヌとかあんな感じなのでしょうか。サイズの問題、暑いときの重ね着の問題など、着心地でパフォーマンスが変わるのであれば、自動車レースのウエイトハンデと意味合いもある?(笑)
シリーズ戦としての意味合いを持たせるという目的だと思うので、ド派手なデザイン期待ですね。着たいがどうかは別として(笑)
4.アドバンスの第一時間帯移動。
CJのシリーズ戦としての推奨の話であり、各カテゴリをどのように組み合わせて実施するか、どういう順序で行うかは主催者に委ねられています。が、昨年までと変わって、アドバンスの推奨時間帯が第二時間帯から第一時間帯へ、男子マスターズが第三時間帯から第二時間帯に移っています。あくまでも推奨時間帯の話です。
CJの開幕のシーズン2015年の時は、アドバンスは第一時間帯でチャレンジと同時走でした。当時はチャレンジAとチャレンジBという名前だったと思います。その当時の状態に戻ったと言えますね。推奨走行時間も一緒にしてしまった(1:10→1:00でチャレンジ推奨競技時間と一緒)ので、今後エリートに連なる下部カテゴリとして統合してしまえば?という意見も出てくるかもしれませんね。
撮る方としてはたぶん周回数違いで初心者とエリートに上がる速さを持つ人が同時に走る訳で、1周目から長い隊列になる事が予想され、撮り逃しなしでいけるか心配です(笑)。
5.女子の時間帯が出来た。
アドバンスとマスターズが一つずつ前に移動したことで、第三時間帯に女子エリートから女子チャレンジまでの全カテゴリ一斉スタートの時間帯が生成されました。厳密に言うと女子ユースと女子チャレンジが第一時間帯から第三時間帯に移動しています。これも、今まで通りが良いと言えば、大会開催者がそうすることなので、あくまで推奨の話です。
ユース女子のモチベーション的に目標とするエリート女子と一緒に走らせてあげたいなと思っていました。それと、今まで女子エリートは男子マスターズかアドバンスとの時差走が主で、2分前にスタートした自分より遅い選手を抜くことが常態化しています。同時スタートの混走であれば同じようなペースの人との競り合いですが、抜く巧さも勝負に関わるという状態(80%ルールは基本的にそのような状態を少なくするルールですよね)が勝負の公正さという意味でどうなのかというのも感じていました。なので観戦する立ち位置として私的にはウエルカムな変更ですね。
6.来年から35歳
マスターズの年齢が2024から35歳以上になります。昨シーズン全戦勝利の誰かさんが来年35歳の年になるのに合わせて?(笑)とも思える変更ですね。もともと世界は既に35歳に移行していますが、日本は開催予定だったワールドマスターズが30歳ルールのままとされていたため、それに合わせる形で35歳の適用を遅らせていたのです。ですが、諸事情によりマスターズは延期。その間にそれを焦点に定めてマスターズに移行した選手もはれて2024に35歳になり、しゃんしゃんと世界標準に移行することになりましたという事ですね。
以上トピックでした。
以下、変化点抜粋
今回のテクニカルガイドは、全般的な変化をみる(エクセルに吐き出して行比較してます(笑))と、2021年のモノをベースに2022年の変化点を再度書き足したような感じになっています。昨年のモノはいろいろあってええいっと一旦消してしまったバージョンを出してしまい、あ、やべっ消しすぎたで戻したのかなぁと思うイメージな部分がちらほらあります。
勢いでやっちまった感が見えるので、細かくイジらず、主にDHの部分とナショナルランキングの部分がさくっと復活してます。
正式名称「JCF公認 Coupe du Japon MTB」の一文がが消えました
昨年もメールアドレスがJCFからMTB-League宛に変わっており、JCFとの距離感が変わってきていますね。また、それに伴い大会の位置づけ、目的などの説明文が追加されています。
* 会場、および開催期日についてはやむを得ない特別な事情があるときにウェブサイト等に掲載して変更を行う場合がある。この場合でも、理由の如何を問わず、大会エントリー費について返還することは要しない。
最後の要しないというのが誰から誰への誰に対するというのが読み取りづらい言い回しですが、追記されています。「やむを得ない特別な事情」をちゃんと語ります、という意味で前向きに受け取れば良いのでしょう。
2. 開催競技種目
UCI 規定の種目から一部が行われる.
「一部」が追記されました。パンプトラックの競技はやらないのか(怒)という人がいたのかもしれませんね。(笑)
3. 競技者クラス
マスターズ: UCI に登録されたチーム所属ライダー、および、同シーズン中に、UCI 個人ポイントを獲得したライダーは除外される。
追記です。UCIポイント持っている人は国内カテゴリ扱いののマスターズに出られません。という事です。
5.4. 大会参加については下記の項目について遵守、許諾するものとする。の項目の主催者側団体として昨年は開催地都道府県連盟が加わったのですが、消えています。
今後は各都道府県連盟が域内で地方選手権みたいなモノを開く流れになるのかな?等と期待していたのですが(笑)
6.2. チーム登録者の条件
昨年→チーム役員は、UCI 加盟国連盟登録者、JCF チームアテンダント登録者、JCF 公認審判員登録者、日本スポーツ協会公認のコーチ、指導員等の資格取得を強く推奨する。
今年(2021年も一緒)→チーム役員は、UCI 加盟国連盟登録者、チームアテンダント登録者、日本体育協会公認のコーチ、指導員等の資格取得を強く推奨する。
2022で前者になったのですが、2021の表記に戻っています。ここが全般的に2021年をベースに書き換えたのかなと思ったところですね。日本体育協会は現存しない団体名ですので戻すのが分からない(笑)です。
もう一つのポイントは審判が消えたところ。私、審判登録者なので引っかかってしまいました。来年はまた揺り戻されるのでしょうか。
6.4. 保険
チーム登録競技者は、MTBリーグの管理下(主催、主管、公認等)での傷害保険および賠償責任保険に加入する。
JCF→MTBリーグに変わっています。
6.4. 保険
登録申請遅れやなどにより保険加入がされていない競技者が大会に参加申請する場合に参加 「が」できない場合がある。
重箱の隅以下の変化です。「が」が追加されました(笑)「が」の連続使用になるのでATOK的に指摘「が」される表現なのですがね。
9. ナンバー
ナンバーの改変は許可されていない
追加です。小さくしたりした人が出たのですかね。それとも数字を偽装したとか?ですかね。空気抵抗という意味でまっちょくな板をなんとかしたいという人がいるのは分かる気がします。
16.3. ステージング
<復活>*全日本選手権大会のみ、昨年度同クラス優勝者が参加する場合に1番を配分する。
ここも2021に戻ったところ。雰囲気的に、来年、いろいろ表記が正しくなるような気がしますね。
16.5. フィード/テクニカルアシスタンス・ゾーン
主催者はニュートラル・フィードゾーンを少なくとも1か所を設置し、競技者に飲料水を提供しなければならない。
ニュートラルという表現が昨年追記されて、今年はその意味がしっかりと記載されました。
21. その他
* マウンテンバイクは難易度の高いスポーツであることを認識してください。
2021に追加された表記で、今年、危険度→難易度に書き換えられました。危険は怪我するに直結する表現なので、難易度に改めたのですかね。
以上
全ての変化点を抽出した訳ではないので、特に選手・サポートの人は各自ルールを再度読み返してくださいね。観戦者は、各自の距離感で(笑)。
さて、2023シーズン始まりますよ。